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凸凹と凹凸の違いについて。
外国人として日本語を学んでいます。意味としては非常に似ている凸凹(でこぼこ)と凹凸(おうとつ)の違いは何ですか。
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おはようございます。 おそらく慣習によるのだと思いますが、日本語では音読みと訓読みで語順が反対になる場合があります。凹凸も凸凹も基本的な意味は同じですが、公的な文書等では訓読みの凹凸(おうとつ)、子供向けの文章では凸凹(でこぼこ)が多く使われます。 同様の例として、 左右(さゆう)と右左(みぎひだり) 東西(とうざい)と西東(にしひがし) 雌雄(しゆう)と雄雌(おすめす) 表裏(ひょうり)と裏表(うらおもて) 黒白(こうびゃく)と白黒(しろくろ) などがあります。 ただし、『前後(ぜんご、まえうしろ)』や『上下(じょうげ、うえした)』のように順番のかわらないモノ、『出家(しゅっけ)』と『家出(いえで)』、『原野(げんや)』と『野原(のはら)』のように意味の違うモノも多いので気を付けてくださいね。
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No.4です。 書いているうちに多くの回答が出ていました。 一箇所訂正します。(最後の行) >この壁は非常にでこぼこしている(形容詞的) 凸凹と混乱しました。この行は無視してください。
基本的な意味は両方とも同じです。物の表面が滑らかで均一でないこと(rough, not smooth)。 凸凹・・・普通はカナで、でこぼこと書く。凸凹はほとんど使われない。話ことばとして使うことが多い。 例:家の前の道がでこぼこになっている(名詞的用法) 家の前の道がでこぼこしていて歩きにくい(形容詞的) 凹凸・・・同じ滑らかでない状態でも、出たところとへこんだところが凸凹よりもはっきりしている場合に 使う。書き言葉として使うケースが多い。 例:この壁には凹凸が多い。(名詞的) この壁は非常にでこぼこしている(形容詞的)
- nobunorinobu
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おはようございます。 私は日本人ですので日本語を良く使いますが、 気になりましたので辞書で調べてみました。 「凸凹(でこぼこ)」と「凹凸(おうとつ)」は、 「物の形状(けいじょう)が平らでないことを表す」という意味では同じですが、 「凸凹(でこぼこ)」は、 物の形状以外でも「不揃い(ふぞろい)であること」を表すときにも用いられるようです。 会話したり文章を書いたりするときのために 日本語を学んでいらっしゃるということでしたら、 「不揃いであること」という意味では、 日本人同士の日常会話でもあまり使われないと思われますので、 「物の形状が平らでない」ことを表現したいときに 使いやすい言葉を場面に応じて選択して、 会話したり文章を書いたりすればよろしいかと思います。 広辞苑第5版より抜粋 「凸凹(でこぼこ)」 (1)物の表面に起伏があって平らでないこと。「―した道」「―な板」 (2)多い少ないがあって不揃いであるさま。「給料に―がある」 「凹凸(おうとつ)」 へこみと出っぱり。平らでないさま。また、一様でないさま。でこぼこ。「―が激しい」
- shiga_3
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「凹凸(おうとつ)」 http://dictionary.goo.ne.jp/search.php?MT=%B1%FA%C6%CC&kind=jn 「凸凹(でこぼこ)」 http://dictionary.goo.ne.jp/search.php?MT=%C6%CC%B1%FA&kind=jn&mode=0&base=1&row=1 をご覧になると分かるとおり、基本的には同じ意味で、「平らでなく物の表面に高低があること」という意味になりますが、上記の「凸凹(でこぼこ)」の意味の中に「数量などのつりあいがとれていないこと」という意味が書かれています。またこれ以外にも背の高さが違う二人を「でこぼこコンビ」と言ったりもします。 つまり、「おうとつ」が物の表面の高低に限定されるのに対して、「でこぼこ」の方が高さや数量など、より広い意味の高低に使われます。「おうとつ」はやや形式的、「でこぼこ」は口語的でくだけた言い方なので、「でこぼこ」の方が人々の間で使われるうちに意味が広がっていったのだと思います。 また「おうとつ」は名詞としてしか使われませんが、「でこぼこ」は名詞の他に、「でこぼこな」「でこぼこに」「でこぼこだ」など、形容詞、副詞、形容動詞としても使われます。