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空気圧の減少から出て行った空気量の算出方法
お世話になります。 主題のとおり計算方法を教えていただきませんでしょうか。 実際に調べたいのは、 10Lの容器を持つコンプレッサーに約7kg/cm2の圧縮空気が入っています。 それが1分後の圧力計を見ると6kg/cm2に下がっています。 これは何Lの空気が漏れたと計算すれば宜しいでしょうか。 温度等を無視したもので結構ですので、計算方法がありましたらお教え願います。
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補足、承りました。#2,3です。 コンプレッサーは空気漏れでも容積は変わらず、空気は漏れる前後で仮に摂氏20度(絶対温度293度)だとしますね。 >n-n'=PV/RT-P'V'/RT'=(PV/T-P'V'/T')/R こちらで求める場合は、リンク先のRのうち、気圧(atm)で表しているR=8.20574×10^(-2)[L][atm]/([K][mol-1])でモル数を求めます さらに、1モルが1気圧で22.4Lであることを使うと、漏れ出た空気の1気圧での体積(L)が求まります。 計算すると、約9.3Lになります(小数点第2位を四捨五入)。 >1-(n'/n)=1-(P'V'/RT')/(PV/RT)=1-(P'V'/T')/(PV/T) 定数Rが不要のこちらで求めた場合は、率が出ます。注意点はコンプレッサー内の気圧が変化することを考慮することです。 漏れ出た空気は、それが10Lからだとして(10倍、L)、コンプレッサー内の気圧が変化することから、7気圧と6気圧の平均で6.5気圧として、それが1気圧での体積(6.5倍、L)になるとすれば求まります。 計算すると、約9.3Lになります(小数点第2位で四捨五入、第2位以下で上記と誤差はあります)。 実際にはコンプレッサー内で空気の温度低下により、実際には多少は少ない量かもしれませんが、おおよそでよければ、お示しの条件からは、約9.3Lとしてよいかと思います(有効数字の桁数は、ご都合によってお決めください)。
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すみません、気体定数Rを書き忘れました。 ウィキペディアの「気体定数」の「定数値」、 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%B0%97%E4%BD%93%E5%AE%9A%E6%95%B0#.E5.AE.9A.E6.95.B0.E5.80.A4 から、ご都合に合わせてお選びください。
補足
cozycube1様ご教授ありがとうございます。 すみません定数というものが判らないので、定数を除いた下記式(相対量)の「1-(P'V'/T')/(PV/T)」に具体例を当てはめてみました。 空気の温度20度、コンプレッサーの容器の容量も変わらないので固定としますと、 10L(1-((6kg/cm2×10L÷20度)÷(7kg/cm2×10L÷20度)))=10L×(1-3÷3.5)=-1.429L fjnobu様の回答と違うので、私の計算しかたが根本的に間違えている気がします。
P気圧・容積V・nモル・絶対温度Tの気体が、P'気圧・容積V'・n'モル・絶対温度T'の気体になったとします。 気体が理想気体と近似すれば、その状態方程式PV=nRT(Rは定数)より、 PV=nRT → P'V'=n'RT' という変化が起こったことになります。 減った気体は絶対量ならn-n'モル、相対量なら1-(n'/n)ですから(相対量は割合ですから単位はありません)、まず、 n=PV/RT → n'=P'V'/RT' と変形しておきましょう。 二つの式を引き算すれば、 n-n'=PV/RT-P'V'/RT'=(PV/T-P'V'/T')/R ですし、二つの式を割り算すれば、 1-(n'/n)=1-(P'V'/RT')/(PV/RT)=1-(P'V'/T')/(PV/T) となります(100倍すればパーセントですね)。 モル数と気体の体積、摂氏温度と絶対温度、圧力の単位の変換は、とりあえず質問者様のご都合にお任せいたしたく存じます。 もし何かありましたら、補足欄にて仰せつけください。
- fjnobu
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7kg/cm2から6kg/cm2に減っているのだから、1kg/cm2です。 これは1気圧分で10Lになります。
補足
早速の回答、有難うございます。 1気圧分減=10L減の関係をお教え願いますでしょうか。 インターネットで調べても良くわかりませんでしたので補足しました。
お礼
cozycube1様ご教授ありがとうございます。 なんとか理解できました。 8kg/cm2=8気圧=8atm 7kg/cm2=7気圧=7atm 20度=273+20=293(K)ケルビン ボイル・シャルルの法則の一定量(1mol)の、圧力(atm)×体積(L)÷温度(K)は一定で0.082(8.20574×10^-2)・・・これが定数R 8atm×10L=n×0.082×293K n=3.3297 7atm×10L=n'×0.082×293K n'=2.9135 減少したモル数は、n-n'=3.3297-2.9135=0.4162mol アボガドロの法則1molの体積は22.4Lとすると、 0.4162×22.4L=9.328L・・・約9.3Lですね。 率からの計算は、下記計算の答え-1.429Lに6.5気圧分をかける=-9.2885L・・・約9.3L 私が6.5気圧を考慮していなかったからですね。 大変参考になりました。ありがとうございました。