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世界史の暗記量
- 世界史の暗記量について知りたいです。
- 教科書や参考書の暗記範囲をどこまで把握すれば良いのでしょうか。
- 入試で確実に点を取るための世界史の知識について教えてください。
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お礼の文面に補足的回答をしておきたいと思います >センター試験は現在使っている教材で十分とのことですので、丁寧に履修していきたいと思います。 これは私の見解ですが、世界史学習において重要なのは、 (1) 歴史の流れを掴む (目安としては、教科書の各章の文意に「なるほど適切な表現だな」と実感できればOK) (2) (1)で得た知識を肉付けするように周辺社会の歴史を付帯的に学習する (目安としては(2)の知識から(1)の動静を簡単に連想・想起できるようになれば) (3) (2)と併せて文化史を応用的に学習する (目安は、世界史一問一答の文化セクションが9割正答すれば十分です) (4) 定期的に模試を受けて、誤答・知識漏れを補正・補足する (受験対応においての基礎であり、如何に誤答を克服できるか?というは全ての教科に共通することです) (5) 再度(1)を念頭に歴史の流れを(2)と並行してイメージできるようになる (目安としては、(立ち読みで)世界史漫画『学参社』を見て、「こういうイメージで流れを掴めるかも」とイメージの更新ができるようになればいいでしょう。逆に、世界史漫画の知識表現・論理表現に違和感を覚えたら、理解深度が過剰です) (6) (5)がある程度の理解に至ったら((4)で9割程度に到達したら)論述問題を学習する (目安は上記通り。論述対策のテキストは後述) (7) 論述問題で違和感を覚えたら該当箇所だけ(1)~(2)をやり直し、同じく該当箇所の(6)に戻る (目安 論述対策は同じ学習を繰り返すのではなく、色々試行錯誤して、自分にあった論理記述メソッドを確立するのが望ましいでしょう) 以上のような学習課程が望ましいように思います。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ さて、不安に思うでしょうから、補助教材を紹介しておきます。なお購入の適否については、到達段階次第ですが 「青木世界史B講義の実況中継」(語学春秋社出版)シリーズ 『詳説世界史学習ノート世界史B』(山川) この二つは必須、という認識があります。(自信があれば、実況中継は立ち読みで十分です) では、学習過程と併せて、教材利用について案内しましょう (1)のために 「青木世界史B講義の実況中継」(語学春秋社出版)シリーズ (文化史編は特に最適です) 私は青木氏を恩師とする講師ですが、もっとも「気張らずに世界の大意・体系を学習する教材」としてお薦めします。 (特に近現代史の理解誘導手法は至高だと思います) なお、学習法としては、 「青木の実況中継」を一度読む → 教科書・世界史ノート (違和感を覚えたら、随時実況中継に戻る) → 実況中継を再度読む → 世界史ノートを振り返る これで(1)の歴史の流れを掴むことは7割は可能です。(用語集とセットで) 注意してほしいのですが、実況中継はあくまでも(1)であって、(2)ではありません (1)の学習時、(2)の分野は、「分からなくても仕方ない」と切り捨ててもいいです。なんとなくセットで覚えられたら儲けもの、で十分です 学習ノートは、『詳説世界史学習ノート世界史B』(山川) 一択 で十分です。(容量的に多いと感じたら、『詳説世界史要点整理ノート』でセンターは十分です) (2)のために 「各国別世界史ノート」(山川)は(1)(2)で併せて利用できます。(1)の部分は復習で (2)は新規習得に最適です これがスラスラ(苦痛なく)学習できるようになったら、もうセンターは8割は確実です。 (3)のために 実況中継の文化史編(流し読みでも十分です) 最終的には「一問一答」ですが・・・・文化史は暗記の要素がもっとも顕著ですが、時代背景をイメージできれば付帯して覚えることも可能です なお、文化史は、暗記といいましたが、(反復的に)挿絵などの写真を眺めて覚えておくことも求められます。 教科書・学習テキストに付帯している挿絵は、必ず(1)(2)の学習時でチラっと見ておいてください。(必死に覚えようとしないでください) なお、小生は文化史が苦手でしたが、挿絵に落書きをして覚えた外道です。人物も落書きして、頭に入れていたように思いますが・・・・お薦めできる手法とは言えませんが、参考までに・・・ 文化史は案外裾野が広いので、学習時間総量に依拠する部分が多いとは言えます。完全に切り捨てることが出来るものではないですが、網羅するのは不可能ですので、一問一答9割が目安として認識されることをお薦めします (3)までの到達度確認のために ここまでの総仕上げの意味で 「時代と流れのつかめる用語問題集世界史B」(文英堂) が苦痛なく学習できれば、もう論述対策にシフトしてもいいでしょう。 というか、ここまで出来ればあとは忘れないように努めて、他の教科を・・・(笑) 補足(重要) 用語集の利用法は、『辞書』でしかありません。誤答・つまづきを感じたら、即時用語集で確認する習慣が身につけば、かなりの到達度は保障できます 用語集内で理解できない用語があったら、それも用語集で確認するのがいいでしょう。なお、これは山川用語集の一択でいいでしょう 用語集の指摘することを「覚える」というよりは、関係する”認識している用語”との関係性で掴む、ことが重要です。 「覚える」のではなく、関連用語との関係をイメージできること・・・と理解してください なお、http://eurekajwh.web.fc2.com/ が復習・過去問対策などの総合的世界史学習の目安として利用しやすいと思います (4)について 模試はセンター対策系統を重点的に。東大・難関模試は無駄です。 (5)(6)は割愛 (7)について 大変難しいのですが、前述した『詳説世界史学習ノート世界史B』の文章を読んで、「なるほど・・こういう流れの捉え方をこう表現するのか!」という感覚になれば、望ましいように思います 「詳説世界史研究」(山川)が容量的に多過ぎるとは思いますが、難関私大まで対応できるのでいいでしょう 各章冒頭の序文の箇所の表現手法だけでもある程度は対策にはなります ただ指摘したように論述に関しては、ノウハウを予備校が溜め込んでいるので、合理的ではあります 総仕上げ的な学習として 一般的に、 ”古代~近現代” と学習するのが普通です。初期・中期はそのような学習が望ましいでしょうが、いい加減飽きてくることがありますので、今度は逆に”近現代史~古代”と学習経過を変更させるのも斬新さと理解構造の多層化になるので「飽きた」時にはいいでしょう。 なお、個人的にお薦めは、「宗教改革・ルネサンス」をまず基準にして抑え、そこから前(古代へ)・後(近現代へ)と学習展開するのもいいでしょう。学習の流れを反復時において変更することは有効な手法です。(ある程度の到達度においての話ですが) >また、論述に必要なはどのように獲得するのが好手でしょうか。 論述の出題傾向は(1)が一般的です。問題は知識ではなく、如何に論述的表現力を習得するか?の問題ですので、知識というよりも、メソッド(手法)の問題と考えていいように思います。あくまでも(1)の到達度次第の部分はありますが 注意してほしいのは、論述は、暗記では回答出来無いことにあります。『歴史の流れ』というのは、 Aという社会潮流に対して、B・Cという事象が発生し、その結果、Dという傾向になる、という初歩的論理構造、そして、その論理構造の例外事例の理論的構造 を大雑把に重層的に認識・知覚することが問われます。 世界史の場合、横(A地域とA地域外であるB・AでもBでもない地域・そして、それらの地域の人々の動静)との連結性が論述で問われる傾向にありますので、『歴史の流れ』といっても、特定の歴史用語について、派生する単語を連想・想起できることが重要になります。 これは訓練的な部分もありますが、創造力・妄想力に依拠する部分が相当あります 私見ですが、論述対策は、数学の公式証明のような感覚で学習する・・と感じます よく歴史学習は、『樹木のようなもの』で到達度を図ります イメージとしては、太い幹が(1)、枝が(2) 葉が(3) で 太い幹がなければ、枝も葉も維持できないものです 学習者の幹の太さを図るのが、センターであり、その幹の年輪のような重層性が論述と言えるでしょう >学校の世界史の先生には、「論述の練習は夏以降でいい」と言われましたので、あまり手をつけていません。 論述は、それこそ1ヶ月前(一日2時間程度)でも集中的に対策学習で対応できる、とは思います。 要は論述は、世界史の基礎ありきが前提で、残るは論述表現・展開のメソッドと思っていいでしょう 小生の世界史学習案内の一節をコピー&ペーストしたものですが、仔細気になれば補足質問でもされれば、適時対応します 以上
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- tanpopo91
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こんにちは、はじめまして。 共通一次で世界史を選択したおばちゃんです。 私がやった勉強法をちらっと。 全部をクリアーに覚えようとしなくてもいいです。 まず「出る単」みたいな「試験に必ず出る」式の世界史のものすごっく薄ーい問題集を購入し、私の場合はまず1ヶ月計画で全部解きました。同じ本を次は2週間で、最後は10日間で。3回繰り返して解きました。 いくらなんでも同じ問題集を3回解けば、中身を覚えます。これで最重要問題と全体の流れの把握は完了です。 これで高校の世界史の幹の部分は頭に入ったとして、後は残りの時間でどれくらいの枝葉の知識を身につけるか、これで勝負が決まります。 私の場合は、全部の科目で、試験日前の最後の1ヶ月を苦手部分の補完と総復習に宛てました。そして試験日のベストコンディションの体調を整えるため、0時に寝て、必ず6時に起きる習慣にしました。 ですので、それ以前の勉強は、何月まではここまでやるというような年間計画、授業の科目も含めての週間計画(今週は「~までやる」が、土日は月~金で計画通りできなかった部分の補完日に宛てる)、1日の計画(今日は、朝の通学中で英単語帳のここ、授業の休み時間には問題集のここ、昼休みには問題集のここ、帰宅中は世界史年表暗記、帰宅したら30分休んで、月曜は数学2時間英語1時間半…みたいな)を立ててやっていました。 計画に無理があったら途中何回か軌道修正をしましたけどね。 私自身は結構無理なレベルからの挑戦だったので、高校3年の共通一次試験1ヶ月前まで、1日4時間以上寝た日がありませんでした。「18歳だったからできたんだなあ」と思います。 家庭教師の先生が 「人間の記憶力のピークは18歳。浪人すれば記憶力レベルは落ちる。今が頑張りどころ」 の言葉も励みになりました。 自分の体質も考えて計画的に。やり終えたら達成感はすばらしいですよ。
お礼
なるほど・・・今が努力のしがいどころ、とはまわりの教師、大人からも言われました。 確かに勉強にしっかりと時間を当てられるのは今しかありませんもんね。 一年後に向けて努力し、達成感をモノにしたいと思います! ありがとうございました。
- bismarks05
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現役世界史の予備校講師ですが センターの世界史ならな、指摘の教材で十分です 一部の私学の世界史に関してはその限りではありませんが 論述問題の回答は、暗記では通じません 基本的には世界史は、流れで理解し、その派生で文化史を理解するのが適切かつ合理的な学習法です 私学に対する合理的学習は予備校が優れたノウハウを持っていますので、どうしても・・というなら予備校が一番合理的でしょう 暗記という発想では世界史の論述には対応できませんので、根本的に学習法の見直しが必要でしょう
お礼
早速の回答ありがとうございます。 現職の予備校講師の方ということで、とても参考になります。 僭越ながらも、目指している大学は国立でして、先日同日模試を受けました。 まだ結果は返ってきていませんが、書けるだけのことは書きました。 センター試験は現在使っている教材で十分とのことですので、丁寧に履修していきたいと思います。 また、論述に必要な知識はどのように獲得するのが好手でしょうか。 学校の世界史の先生には、「論述の練習は夏以降でいい」と言われましたので、あまり手をつけていません。(といってもやっと近代に入るところなので基本知識もなく書きようもないのですが・・・)
お礼
世界史の基本的学習法さえまだ定着していませんでしたから、今後の学習法のみならず 永続的な勉強法もご教授下さり、本当にありがとうございます。 青木先生の実況中継は所持しています。 流れをつかむための導入として先に読んでから教科書を精読するようにしています。 思い返してみると、たくさんのことを一度に覚えこもうとしていたように思います。 やはり段階の踏み方がなっていませんでした。 回答を参考に根本的な勉強法の見直しをしていきたいと思います。 ありがとうございました。