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主人公が思い煩い続ける特徴がある作品のこと
主人公がうじうじと思い煩い続けるような文学作品は、学術的な分類がなされているものなのでしょうか。 もしされているとしたら何と言われているのでしょうか。 適当な作品名が今は思い浮かびませんが、ストーリー展開を楽しむより心理描写で読ませる作風とでも言いましょうか、 状況などに大きな展開はなく、ただ延々と人間が苦悩して葛藤したりする心理描写が(くどいほど)続く特徴がある作品のことです。
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文学のことはほとんど無知なので、よく分かりませんが、 「意識の流れ」、「内的独白」のような種類の小説を 質問されているのでしょうか? もし、そのような類ですと、ジョイスの『ユリシーズ』、『フィネガンズ・ウェーク』が 代表的ではないでしょうか。 「心理主義」で、確か、日本では、伊藤整が「新心理主義」として紹介したと思います。 『ユリシーズ』は20世紀に大きな衝撃を与えましたが、それは 「全体小説」と言われるのではないでしょうか。 これはサルトルが主張した小説の方法論で、日本では 野間宏も独自に発展させたと思います。 文学に非常に暗い為、私の思い違いが多々あります。 その場合はどうぞ、ご容赦下さい。
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- marbleshit
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日本近代文学史上において「私小説」と称されるジャンルです。 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%A7%81%E5%B0%8F%E8%AA%AC http://d.hatena.ne.jp/keyword/%BB%E4%BE%AE%C0%E2
お礼
回答ありがとうございます。 私小説ですか。 そういわれれば、ウィキペディアに載っている代表的な作品でこの特徴に近いと思い当たるのは、「肉体の悪魔」「若きウェルテルの悩み」「車輪の下」「仮面の告白」「檸檬」「人間失格」など複数あります。 ですが私小説の定義は【作者が直接に経験したことがらを素材にして書かれた小説をさす用語である。】とありますね。 例えばですけど40代の女性作家が、50~60歳ぐらいの中年男性を主人公にして、取材をしながらこの特徴ある作品を書いた場合、私小説と呼べるのかどうかを考えると悩んでしまいます。 この例えはあったにしても稀な例で、文学として評価される作品に仕上げるのは難しくなる話だとは思いますが…。 一般的には私小説と言われるのでしょうか。もし他に思い当たるようなことがあれば、また回答お願いします。
お礼
回答ありがとうございます。 回答を読みながら少し調べてみました。 心理主義とは少し違うような気がします。もしかしたら新心理主義や心理小説と分類できるのかもしれません。 私も分からないから質問しているので合っているかは判断できませんが・・・ 心理小説の代表作とされているスタンダールの「赤と黒」は読んだことがあるんですけど特徴をよく覚えていないんですよね。 でも、このサイトの説明は何となく合っているように思います。 http://100.yahoo.co.jp/detail/%E5%BF%83%E7%90%86%E5%B0%8F%E8%AA%AC/ 「ユリシーズ」を読んだことがないので読んだら合っているかいないかがはっきりするかもしれませんね。