こんにちは。
私は、自称「歴史作家」です。
「尼頭巾」(あまずきん)と言います。
尼の語源は、サンスクリット語の「善良な女性」を意味するambaaの俗語形の音写ではないかと考えられる。本来は比丘尼 (びくに=サンスクリット:bhikSuNii) のことであり、男子の出家修行者(比丘=びく)に対して、女性の出家修行者をいう。
日本最初の尼は、584年に蘇我馬子が出家させた司馬達等の娘・善信尼ら3人である。彼女たちは百済に渡って戒法を学び、590年に帰国して、桜井寺に住した。仏教伝来の当初、尼は神まつりする巫女と同じ役割を果たしたと思われる。
この頃から、すでに仏門に帰依した女性は頭をまるめ「尼頭巾」を被るようになりました。
また、武士の間の大名や将軍家で主人が死んだ後、正室や側室が髪を短く切り、これを「薙髪」(ちはつ)と呼び、丸坊主に髪を剃ってしまうのではなく、髪を肩のあたりで切りそろえて、尼頭巾を被り主人の霊を弔いました。これは、平安時代頃から始まったと言われています。
北条政子-おね-将軍家などが有名ですよね。