もしも、できるのならば、単語や四字熟語、慣用句をそのまま覚えるのではなくて、それを使っている文章の状態で覚えていくと良いと思います。 意味は、何となく、だいたい程度で良いと思います。
理由:辞書の校正・添削をするのでなければ、正確な意味はわからなくても日常生活で困りません。
理由:言葉は、言い回しとか使い方が重要なので、どんなときにどのような言い方、表現の仕方をするかが重要です。それが狂っていると、聞いても読んでもおかしく感じます。意味が通じればいいというものではありません。
例:「いい言葉、悪い言葉」という表現が使えたり、聞いてわかるのは、「言葉は、話す・書くなどの行為をする事によって情報伝達手段となりうる意味があるものの総称。心・気持ち・思い・考え等を表す手段。学術的分野では「言語」とも称される」ということを知っていることと別です。 学術的に書こうとしても「いい言語、悪い言語」と書いたら違ってしまいます。 ことわざや慣用句でも、使うのに適当な文章や場面があり、意味さえ合っていれば善いというものではありません。
言葉の意味がもっとわかるように、言葉の使い方がもっと上手くなるようになりたいのならば、意味を丸暗記するよりも、「その言葉を含む前後の文章全体を、何度も声を出して読む」のが良いと思います。
俳句や和歌、詩などの言葉遣いはやや日常の文章や会話とは違うので、できれば普通の小説、随筆、教科書などの文章、あるいはドラマの台詞などを、自分で声に出して繰り返すと、正確な意味などはっきりしなくても、良いコミュニケーションはできるようになると思います。文章を書くときにも上手く言葉が使えるようになると思います。 不思議なことに、声を出して読むと意味もわかってくることが多いです。
なお、辞書を牽くことは大事なことですから、それはそれで意味の確認や用法の確認のために習慣づけした方が良いと思います。