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創業期の事業拡大・上場目標には借金必須でしょうか?
創業期の事業拡大および上場を目指すならば借金は必須でしょうか? シードステージにおいては、軌道に乗るまで無借金でいくべきと思っていたのですが、 上場企業の財務指標をパラパラ見ていたら、ほとんどの企業の負債比率、総負債などが ぶっとんでいるのを発見し動揺しています。 考え方を教えてください。
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- yosifuji20
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>ほとんどの企業の負債比率、総負債などがぶっとんでいるのを発見し動揺しています。 この意味が不明です。 「ぶっとんでいる」というのは想像以上に悪い数字ということでしょうか。 もしそうならば、旧く上場した企業は当時額面発行が普通でしたから、資本市場での調達(増資)での資金流入が少なく、その分借り入れ依存していたので負債比率が高いという例が多くあります。 でもこれは一方で金融機関がそれだけ融資をするということですから、信用は十分あるという意味にもなります。特に土地の含み益などは大きかったですね。 最近の公開企業は時価発行になりましたので、上場直後はかなり純資産比率が高いのが普通です。その代わり含み益部分は殆どないですね。 もっともこれは時価会計になってだいぶBSの内容も変わりましたが、それでも評価益を上げる会社は少ないのです。 このあたりの市場の変化を考えないと、単純な純資産比率や負債比率ではその会社の実力はわかりません。 株式公開に借り入れ必須かというと、実際私が関係下会社では無借金のまま上場し、上場時に入った資金がまるまる余ってしまったということがありました。最近では余分な資金を持つことは良くないという考え方も多いので、これは資金効率の点からも考え物ですね。 実際に多いのは、公開まではある程度の借り入れで会社の規模を大きくして、上場時の時価発行で借り入れを減らして無借金になることが多いようです。 でもこれも超巨大企業では、借り入れも巨額ですから難しい話ですね。 企業の安全性では純資産比率が高いほうが良いとは思いますが、一方それは資金の使途がないという意味でもあります。 用はBSの内容と会社の事業への意欲との両方を見ながらの判断でしょう。
お礼
大変勉強になりました。ありがとうございます。