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屋根の断熱材の厚さ検討について
- 屋根部分の断熱材の厚みを決めるのによく分からない点が出てきました。
- 屋根の断熱を1とした場合には壁に4の断熱が必要と考えるのですが、抵抗値は屋根のほうが2倍以上になっていました。
- なにか納得できる簡単な説明を出来る方いらっしゃいましたら教えていただけないでしょうか?
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屋根裏、天井の断熱は施行が一番簡単で、断熱材の厚みを300ミリでも簡単に施工できます。 ところが、壁面は四寸角の柱を使用の場合で120ミリ以上の厚みの断熱材を充填することは現実的でないし、外張り断熱の場合は、サイディング材の固定用の釘の長さから50ミリぐらいの厚みに制限されるのが現実です。50ミリの範囲でより高性能な断熱材を使用して断熱性を向上させます。 次世代省エネ基準は、現実的な施工性を考慮し、簡単なところで得点を稼ぎ、家全体としてK値(熱還流率)を一定水準以下に抑えようとしています。注文建築の場合は、施主の意向で壁面の断熱を基準以上に強化し(点を稼ぎ)、その他の部分はコスト削減をするという設計思想も可能です。 >開口部の断熱性の部分では流出する熱エネルギーの割合が図で示されており壁が19%に対して屋根は6%でした。 考えれば分かることですが、総二階建ての家を考えると屋根や天井の面積が壁面積にくらべて最小になりますが、平屋建てで座敷を庭に付き出す伝統的な日本家屋では、屋根・天井の面積の比率が壁面積にくらべて大きくなります。これらの構造の違いによる比率のばらつきをまったく無視して平均的な「一戸建ての数値」を挙げたものです。「サラリーマンの年収が480万円」なとどいう統計的表現と同じで、現実の一軒、一軒を考えると全てが異なる比率をしめします。 この数字から学ぶべきことは、「日本の家屋の熱損失の半分は開口部からである」ということです。 アルミとガラスの熱抵抗値が少なく、ガラスの厚みが壁の100分の1程しかないために開口部はK値(熱還流率)が極めて大きいのです。ですから、開口部をどれだけ、どのように配置するかで、家全体の断熱性が大きく作用されます。
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- tel0463
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国が熱抵抗値を地域ごとに定めているだけなので、何とも言えませんが、屋根が夏場に受ける日射の熱のほうが、屋根が冬場に放出する熱よりウェートが大きいからと判断されているのではないかと・・・。 リンク先の開設ページより、 >開口部の断熱性 >窓などの開口部は、厚みはなく隙間があるため、流出する熱エネルギーの割合は >約48%にもなると言われています。 ここで記載のある図中の数値は 冬の暖房時に流出する熱のエネルギー全体を100としたときの それぞれの割合であって、夏場の事については触れていません。 夏の日射熱がもたらす負荷はかなりのものですから、そのあたりを勘案して屋根と壁の断熱材の熱抵抗値を国が決めているとおもいます。 省エネのバイブルである、 住宅の省エネルギー基準の解説(財団法人 建築環境・省エネルギー機構著)を斜め読みしてみたんですが、規定時の具体的な根拠は見つかりませんでした。 まぁ、モデルケースを想定し、学識者様方が大きく破綻の無いように数値を決めた事は間違いないと思います。 ところで、次世代省エネのなかで、 ・壁の厚みを付加して天井の厚みを薄くする。 ・開口部の断熱性能を高めて天井の厚みを薄くする。 このように、トレードが可能なことから、rokopopさんのおっしゃるように、 >屋根より壁の方が4倍熱エネルギーが流出するのだから、 >屋根の断熱を1とした場合には壁に4の断熱が必要と考える ということの裏付けになっているようにおもいます。 大切なのは、夏場と冬場のバランスでしょうね。 私も勉強になりました。
お礼
回答ありがとうございます。確かに壁厚を厚くするのは難しいですよね。 大変参考になりました。
- tai-yu
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入っていく熱量と出て行く熱量の違いでは? 入ってくるのは屋根の方がおおい。出て行くのは天井があるから壁の方がおおい
お礼
回答ありがとうございます。大変参考になりました。
お礼
なるほど。納得です。大変参考になりました☆