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人の趣味嗜好はどのように形成されるのでしょうか?こ
人の趣味嗜好はどのように形成されるのでしょうか?これかっこいい!かわいい!と思うようになる流れが気になりました。 お願いします。
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こんにちは。 我々の趣味嗜好といいますのは生後体験の結果から学習されるものです。ですから、生まれたばかりの赤ちゃんには好き嫌いというものがありません。ひとによって好みが分かれるのは生後の環境や体験がそれぞれに異なるからですね。そして、このような個人差といいますのはそのひとの体験に「個人的な結果」が条件付けされることによって作られます。 学習経験がない以上、生まれて初めて体験した出来事に好き嫌いの判定を下すことはできません。ですが、我々の脳はその結果に対しては「利益・不利益の判定」を下すことができます。そして、その結果が利益の場合は「正の条件付け」、不利益には「負の条件付け」が行われ、それ以降、我々はこの基準に従って好き嫌いの判定を下せるようになります。 「食べ物の好き嫌い」というのがたいへん分かりやすい例だと思います。心理学ではこれを「味覚嫌悪学習」と言います。 人間の感覚といいますのは僅かな体質の違いを除きますならば構造はみな一緒です。ですから、味覚感覚だけで判断をするならば美味い不味いがそれほど大幅に異なることはないはずです。ところが、我々の嗜好といいますのは同じ物を食べても好き嫌いが分かれるほどはっきりとしています。ならば果たして、そこには何か「味覚以外の判定基準」が既に条件付けされているということになります。 例えば、子供のとき離乳食でお母さんが擂ってくれたリンゴが冷たかった、あるいは酸っぱかったといったことは味覚ではなく「刺激」として体験されます。更には、それがちょっと食べ辛かったとか、あるいはたまたま口の周りにこぼして不快な思いをした、このような、リンゴの味とは全く関係のない出来事でもそれが「快、不快の判定結果」として条件付けされてしまうわけです。たまたまのこんな偶然の結果のせいで不幸にしてそれが食べられないほど嫌いになってしまう、正にトラウマですね。果たして、食べ物の好き嫌いというのはこのようにして作られると考えて頂いて結構です。 少々不思議に思われるかも知れませんが、魚が嫌いだというひとの大半は小骨が煩わしいからです。ですが、小骨が邪魔だというのは魚の味と直接の関係はありません。また逆に、お腹が空いているときに食べたものの満足感といいますのは美味い不味いに関わらず誰にとっても「正の条件付け」となります。 このような「食べ物の好き嫌い」や、あるいは「好みの異性のタイプ」といった個人差といいますのは生後三歳頃までの人格形成期に早くもその基礎が形作られると考えられています。もちろん、ここで全ての好みが決定されてしまうというわけではありません。ですが、我々はこれを土台にして様々な体験を積み重ねてゆくわけです。このため、果たして「三つ子の魂百までも」などと言いますように、この時期に形成された基本的な部分は生涯に渡って大幅には変わりません。 楽しいデートを繰り返すとか、優しくしてもらったというような恋愛体験は正の条件付けとなり、そのひとのことがしだいに愛しくなります。ですが、基本的な好みというのは既に何処かにあるわけです。ですから、何と言われようとあれがカッコいいとか、何となくこんなタイプが好きといったようなことでありますならば、果たしてそこには自分の幼少の頃の体験が何らかに関わっていると考えられます。とは言いましても、生後三歳では何かあったのかというのはほとんど憶えていません。にも拘わらず、そのときに下された利益・不利益の判定結果だけは脳内にしっかりと記録されています。そして、これが個人の好みの基礎として生涯に渡り運用されるというわけです。
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- david_kimura
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極端な例ですが、、、ご参考までに 不細工で頭が悪くて人望もない貧乏で孤独な年寄り人がいたとしましょう。 しかも、不思議な野望(エゴ?)???を持っている人です。 ある日、彼はgooと出会い、夢判断をします。 ネットの知識による、嘘八百の回答が なぜか、goodanswerとなり、取り柄のなかった彼は、それにはまります。 文章力もひどいし(いや、むしろ頭の構造?)、知識もない彼が、なぜか容認されたのです。 その結果、彼は、嘘八百のの世界にのめり込んでいきます。 その自己欺瞞で、どんどん彼の脳内はおかしくなっていきます。 しかし、嘘八百を守るために、彼はいかれた意見を繰り返すのです。 そんな人が、あなたの質問に回答することだってありますよ。 これかっこいい!これかわいいは、その人の体験も少し関係しますが その体験により影響された人格のようなものが、言わせているのかもしれませんね。
お礼
お礼おくれまして申し訳ありません。 なんだか怖いですね…人間不信に陥りそうな感じです 笑 その人にとって気持ちがよかったことによって かっこいい!とかかわいいって思うのは形成されているのかもしれないんですね~。 回答ありがとうございました!
お礼
こんにちは、お礼遅れまして申し訳ありません。 3歳くらいまでの体験で趣味嗜好が変わってくるんですね~。 自分にとって利益があったか、なかったか。それらによって好き、嫌いが分かれてくる。その後の人生もその好き嫌いを土台に様々な体験をし、その体験の利益不利益があらたな趣味嗜好を作っていくんですね。 ありがとうございました!