そのネタは大好きなので映画のJFK及びその原作を始め何冊もの本などを読みました。
これは私の推理ではあるのですが、何らかの形でCIAが関与しているのは間違いないと思います。その根拠を書くといくら文字数があっても足りないので割愛しますが。
で、CIAというのはFBIと違ってマフィアとはある種の共生関係でもあるのです。時代はずっと後の1980年代になってからですが、CIAがアメリカ国内で麻薬密売の片棒を担いでいたということがありました。これは最終的にCIAも公式に認めたのですが、麻薬密売に関わっているならマフィアと関わりが生まれるのは避けられません。
当時でいえば、キューバがキューバ革命でカストロ政権となり、カストロ政権が樹立するまでキューバはアメリカの一大リゾート地として観光のみならず売春、カジノ、麻薬密売でマフィアの巣窟でもありました。カストロによってキューバのアメリカマフィアはすべて追い出されてしまいましたから、社会主義国家打倒という点でマフィアとCIAが協力する下地は充分あったわけです。
ただし、たまにJFK暗殺で出てくるマフィア黒幕説というのはないと思っています。マフィアは確実にJFK暗殺に関与していると思いますが、それは黒幕としてではなく、むしろ末端の実行犯として動いていたと思います。
また暗殺多発については、深く考察したわけではないですがそういう時代だったというべきでしょうかねえ。当時のアメリカ国内事情でいえば、いわゆる公民権運動があって活動家と当局という対立軸の他に黒人対白人という対立軸があり、そのなかで公民権運動もブラック・パンサー党のような武装闘争路線の人たちもいました。マルコムXも暗殺されていますし、ジミー・ホッファなんていうマフィアなんだか活動家なんだかわからないような人もいました。
日本でも学生運動なんかが活発でしたから、そういう人間の暴力的な側面が比較的ストレートに表現されていた時代だったといえるかもしれないですね。
お礼
obama大統領の母親はアイルランド系だと聞いたことがあります。 アイルランド系に関する面白いご回答ありがとうございました。