資格取得は、まったく難しくありませんが、仕事の確保は難しいのが現実です。
プライバシーマークやISMS審査員の資格取得は、講習会を受講し試験に受ければ良いので、決して難しくはありませんね。(講習会の受講料がお高いですが)
最初にもらえるのは審査員補資格で、経験を積めば正審査員、さらに上位の主任審査員へと資格をアップさせていきます。審査員補は見習いですので、早く上位に上がらないといけません。
さて仕事量ですが、例えばプライバシーマークの場合、JIPDECなどの審査機関に登録し、そこから審査実務の割り当てをもらうことになります。このとき、審査リーダーとメンバーの2名で審査しますが、審査リーダーは主任審査員の仕事ですので、資格取立てのころは、なかなか実務は回ってこないと考えた方がよさそうです。
ISMSは、ISO審査機関(ISMSは約30社)に採用されるか、契約審査員となるかです。こちらの場合も、実績が少ないとなかなか採用されないでしょうし、契約していても審査実務が回ってこないことが多いでしょう。
JIPDECのWEBサイトによると、数百人の審査員が登録されています。
プライバシーマークの新規取得はここ1年は300社程度です。ISMSも同様です。
審査員の数と、審査実務の数が全くアンバランスですので、それだけで食べていくにはちょっとつらいかもしれません。
現実問題として、審査員だけ食べていける方は、大企業のIT部門、コンプライアンス部門、品質管理部門などの出身で退職金をもらって退職された方が中心になります。
現役の主任審査員で、審査機関で実務を担当されている方が知り合いに居れば、お願いするなど可能性があると思いますが。
お礼
具体的に詳しく教えて頂いてありがとうございます。 たいへん参考になりました。感謝。