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大接近する小惑星の岩石を持ち帰れないか

小惑星「2005YU55」が大接近し、月の軌道の内側を通るそうですが、接近したとき、ロケットを飛ばしはやぶさのように岩石を持ち帰ることはできなかったのでしょうか。

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  • dodoitu73
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回答No.2

宇宙工学やっている学生です。 距離が近いということが取りに行きやすいということではありません。 はやぶさのように、という場合はフライバイ(そばを通るだけ)ではなくランブーすなわち、相手との相対速度を0にして同じ軌道に乗らないといけません。 軌道を変化させる時に大事な概念として、ΔV(デルタブイ=どれだけ速度を変化させればその軌道にのれるか)というものがあります。 フライバイの場合は、対象の小惑星があるときある場所にいるときに、そこを通るだけでいいので相手と同じ速度でなくてもOKです。 しかしランデブーの場合はかんたんに言うと相手と同じ速度にならなくてはいけません。 調べていないので適当に言いますけど、大接近する小惑星の速度はかなりのものがあるのではないでしょうか? ここからはちょっと難しくなりますが また、ただ単に速度を一緒にするだけではなく、太陽の周りを回る速度によって軌道が決まってしまうので、 地球から打ち上げられた=地球と似た軌道を持った衛星を、小惑星と同じ軌道に乗せた=小惑星と同じ速度にしたとしても、小惑星と同じ場所にいるとは限りません。 小惑星と同じ速度で太陽の周りを回ってるってだけになります。 ですから、小惑星と同じ速度で太陽の周りを回っててなおかつ同じ位置にいるってことにするには すごい打ち上げの時間とかの制限があります。 はやぶさの帰還が1年とかじゃなくて3年遅れたのは、地球とイトカワの軌道が3年周期で接近するからという理由でした。 わかりにくかったらまた質問してください。

karaokeppp
質問者

お礼

丁寧なご回答有り難うございました。たぶん、はやぶさなどは、自力で加速するというよりも、他の惑星の重力で引っ張られたり、自力で加速する場合でも、イオンロケット等でゆっくり加速しているということでしょうか。そうであれば、現在のロケットは、このような大接近する高速の小惑星に着陸するということは逆に難しいということになるのでしょうか。人工衛星とは桁違いの速度なのでしょうね。 小惑星に着陸できなくても、せめて近づいて、高解像度の写真は撮れなかったものかと思うのですが、その価値も無かったのでしょうか。あるいは、小惑星がまだ接近していない時期にロケットをぶつけて軌道を変え、月に衝突する軌道にすることはできたのでしょうか。そのメリットは (1)月の内部の様子を調べられる (2)小惑星の成分が調べられる (3)将来地球に衝突しそうな惑星が表れたとき、その軌道をはずす技術の開発になる などですが、現代のロケット技術では無理でしょうか。

その他の回答 (1)

  • Kirby64
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回答No.1

 門外漢ニャ。  出来んニャ。  小惑星はとんでもない速度ですニャ。(そうでなければ太陽や他の惑星に捕捉されますニャ)  で、岩石を持ち帰ると言うことは、人工衛星をその小惑星と同じスピードにする必要があります。これ、今の技術では何ヶ月もかかりますニャ。

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