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きゅうりについて

きゅうりにはビタミンCと相性の悪いアスコルビナーゼとかいうものが含まれているそうですが、ではなぜ、そんなきゅうりにもビタミンCが含まれているんでしょうか? あと、アスコルビナーゼはビタミンCを破壊するという説と酸化させるという説がありますが、結論はどっちも同じなんでしょうか? 詳しい方、よろしくお願いします。

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  • ベストアンサー
  • mekuriya
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回答No.1

ビタミンCとアスコルビナーゼが相性が悪いというのは人間の勝手な都合です。どんなものでもそうなのですが、きゅうりは人間に食べられる為に実を育てているわけではありません。自分の種族が将来も繁栄する為に実を育てているのです。またビタミンCとアスコルビナーゼが同居しているのはきゅうりだけでなく人参やバナナ、かぼちゃ、りんごも同じです。ビタミンCの本来の仕事は種を守るために種の身代わりとなって酸化することです。種にだけは手を出さないでくれ。俺を代わりに酸化してくれという犠牲的精神の持ち主がビタミンCなのです。そうやって酸化されてしまえば、もう役立たずになってしまう。それを人間が勝手に人間の都合でビタミンCが壊れた。お前はもはやビタミンCでも何でもないなどといっているだけの話です。きゅうりは種がしっかり育つまでは種が酸化されては困るからです。きゅうりが繁栄する為には種がしっかり育った後は土にもぐりこませたいわけです。今度は逆にビタミンCが邪魔になるのです。その時がアスコルビナーゼの出番という仕組です。アスコルビナーゼはビタミンCの酸化を助けて無力化するわけです。そうなるときゅうりは腐りやすくなって種が土に潜って育ちやすくなるわけです。アスコルビナーゼは自分の出番がくるまではじっと眠っていて何もしません。人間にとっては有効なのはビタミンCだけでアスコルビナーゼは必要ではありません。しかし、それはあくまで人間の勝手な都合。きゅうりの都合ではないのです。 ではありますが、人間は人間の都合で調理したい。その為にはアスコルビナーゼを無効化したいわけです。それがきゅうりの酢の物や、漬物なのです。 人間は自己中心的で世界の万物は全て人間の為にあると思いあがった妄想を持っている動物です。それが時としてとんでもない勘違いになってしまう。しかし実際のところはきゅうりは自分のために実を育てているのです。きゅうりにはきゅうりの都合がある。ところが人間がまだ種が育っていない、まだこれからだという時点で勝手に実をもいでしまうのです。なんと人間は罪深い動物なのでありましょうか。

tanpan2010
質問者

お礼

詳しくありがとうございます。 とても参考になりました。

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