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充填塔による二酸化炭素の吸収(化学工学)
上記の実験で純炭酸ガスを使用すると炭酸ガスの物質移動抵抗が無視できるのはどうしてなのですか。 この分野に関しては全く無知なので、簡単に説明していただけたらと思います。
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専門ではないのですが。(昔、少しだけ勉強しました。) 充填塔の吸収液が水と考えると、ヘンリーの法則に従う場合。例えば今回の炭酸ガスなどについて考えて下さい。ガスと水の境界線(界面)では、炭酸ガスは水に溶けにくいため、ガスの供給は常に充分供給される状態です。ところが、水のほうは吸収しにくいため、常に飽和状態が継続します。ガス側は水が吸収してくれるのを待っていれば良いのです。ですから、水の吸収抵抗が支配的になり、ガス側の移動抵抗は関係なくなります。 逆の場合、例えばアンモニアなどはこれが逆になり、ガス側の移動抵抗が支配的に働くようになります。 こんな回答でわかってもらえますかね。 「二重境膜説」で検索したら詳しい説明のページが出るでしょうか?(ガス吸収理論で出てきました。)
お礼
わかりやすい解説でありがとうございました。