• 締切済み

ゴルジ染色の方法

サンプルは、マウス脳(4%パラホルムアルデヒド灌流固定)の脳を用いてデンドライトやスパインを観察する目的です。「新染色法のすべて」に書かれている手順に従ってやってみようとしているのですが、セロイジンの取り扱い方が解りません。 1)クロロホルム・70%アルコールで硬化させる方法がわかりません。 2)硬化するとパラフィンのような固さになるのですか? 3)そのときの容器は何を使うのですか。 4)包埋された物体をどのようにして滑走式のマイクロスライサー(ミクローム HM430)に固定するのですか。 5)70%アルコールを付けながら切片を作製するとはどういう事でしょうか。 6)切片作製用の刃は、パラフィン切片作製に用いている品番(FEATHER S35)でいいのでしょうか。 7)切片が切れたとして、いつの時点でスライドガラスに張りつけるのでしょうか。 よろしくお願いします。

みんなの回答

回答No.1

パラフィン切片を作製するときと同じ要領で組織片を固定し脱水作業までを完了します。100アルコールで脱水を完了させたら、エーテル:アルコール=1:1の液に置き換え、次に2%、4%、8%のセロイジン溶液(エーテルアルコール溶液)に順次浸潤を進めます。組織の大きさに従って1液の浸潤に要する時間を変えてください。マウス脳1個でしたら、1液2日くらいが適当でしょうか。試してみてください。8%セロイジンに包埋が終わったらデシケータ内で乾燥させ、さらにクロロホルムガスで硬化させます。ガチガチに固い感じではなく、つぶすと歪むくらいの堅さです。容器はシャーレが良いでしょう。包埋したブロックを切り出し、さいころ型エボナイトブロックにアロンアルファを用いて切片面の方向を考えて貼付けます。次にミクロトームにアロンアフファで固定し、70%アルコール液を筆でブロックに塗りながら薄切です。切り出した切片はしわをのばしながら和紙にのせ、切片の余白に番号を付しておくとよいでしょう。そのまま70%アルコールに保存できますし、その場でスライドグラスに貼付けることも出来ます。ゼラチン70%アルコール液を粘着材とする方法は切片のしわがとれるので、よく使われます。使用する刃はfeather s35は適切です。しわが残るときは37度ゼラチンアルコール中で一晩寝かせるとよいでしょう。

関連するQ&A