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日本と西欧での仕事について
先日、ある人に 「日本人は過労死するくらい働いているが、それに対して西欧の人は休みをコントロールし 快適に仕事をしているイメージがある。 それにも関わらず、同じ先進国として同じような暮らしをしている。 両者の仕事の仕方に違いがあるのに、なぜ同じような暮らしになっているのか?」 と質問されました。 恥ずかしながら、その質問の意図はわかるのですが、 明確な回答をすることが出来ませんでした。 よろしかったらご教授願えないでしょうか。 よろしくお願いします。
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ANo.7です。 こちらこそありがとうございます。 補足で、齟齬の原因がなんとなく分かりました。 >欧米と日本は同レベル この認識ががはじめから違っていたんですね。 確かに欧州は統計に表れるデータで判断すれば労働効率の良さを感じます。 しかし、貧困層や統計に表れない非正規(闇)労働が底辺を支えているように思えるのですが、それはうがちすぎでしょうか? また他の方も指摘しているように欧米は20世紀前半の蓄積が大きいのでその余力で食っているところがあります。 なにより米国は戦勝国ですからね。 英国は米国に取って代わられてからは衰退の一途ですが。 一方の日本は敗戦で外地を全て失って、EUのような経済圏も持たず米国の庇護の下で80年台にようやく世界デビューしたと思ったらバブル崩壊ですからね。 恒常的な円高と中国をはじめとする東南アジアの追撃をかわして貿易黒字を出し続けているんですから、労働環境にゆがみが出るのも致し方ないかなとは思います。 日本も欧州のように緩やかな衰退を受け入れるべきという人もいますが、貧すれば鈍するとも言いますし。。(つい先日もイギリスで暴動がありましたね。) (参考) 『英国の長時間労働問題』(ちょっと古いですが) http://homepage2.nifty.com/karousirenrakukai/22-03=eikokunochojikanrodo(ishii).htm 『海外労働情報 > 国別情報 >EU』 http://www.jil.go.jp/foreign/kunibetsu/eu/bn_2010.htm 『世界を変える四つの人口メガトレンズ―― 先進国の衰退と途上国の台頭をどう管理するか』 http://www.foreignaffairsj.co.jp/essay/201107/Goldstone.htm ※賛同しかねるところもありますが俯瞰の視点が面白いです。
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- tanuki4u
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No4です 親が買った家に住んでいるサラリーマンと、田舎から出てきて家を買うサラリーマン。 前者は、二所帯住宅に建て替えたとして、2000万もあればOK 後者は、6000万くらいかかります。 ※ 首都圏の場合。 平均生涯賃金 2.5億とか言われているなかで、この4000万の差はでかい。 逆に言えば、田舎から出てきたサラリーマンは、4000万分の残業をしないと、東京出身のサラリーマンと同等の生活はできない。 これが国家レベルで生じているのが、西欧と日本です。 http://www8.cao.go.jp/bunken/h14/017iinkai/2.pdf 1990年代前半で、欧米先進国に追いついたという認識です。 追いついたので http://www2.ttcn.ne.jp/honkawa/3100.html 労働時間が欧米並みに下がったということになります。
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ANo.7です。 舌の根も乾かぬうちに追記です。 >貧困でない人たちは楽です。 >日本でもそうです。 これは誤解を招きそうなので補足します。 言いたかったのは過労死するほど働かなくても収入を確保している人は多いということです。 逆に過労死するほど働かないと収入を確保できないのは実質的に貧困層でしょう。 中間層の労働スタイルが多様なのは欧米でも同じでしょう。 むしろ高所得者層は資産家でもないかぎり重要なポストの人間が多いですから、国を問わず超多忙な場合が多いです。 はたから見れば過労のような状態にも耐えられる体力がないとそのようなポストは勤まらないともいえます。 そのような人はオンとオフの切替がはっきりしているのでオフの時間だけ切り取れば実に優雅です。 なお、欧米人は宗教観から休息がとても重要なのでオフをとても大切にしますが、日本人のトップなどは仕事が美徳と言う価値観が強い人も多くオフがあるほうがつらかったりします。
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補足
回答ありがとうございます。 お気に召さないというわけでは全然ないです。 いろいろ教えていただきありがたく思っています。 (私に質問した人が思っていること)というのは 日本人の労働時間が、欧米の人より多い ↓ しかし、欧米と日本は同レベル(細かい差異は省きます。) この理由が知りたいのだと思います。 日本人は残業時間が多いといわれています。となると労働時間は増えます。 欧米の方が格差があると考えると失業者も多くなり労働時間がその分少なくなります。 つまり、日本人は効率的でないのでは、ということが私に質問した人が感じていた仮説です。
>なぜ先進国としてやっていけているのか、 欧州に限れば独・仏などは周辺国への輸出が経済を支えている側面が強いです。(ドイツは日本人気質に近いと言われますが。) 一方、その周辺国は「ケ・セラ・セラ」でやってきたツケが今まさに噴出しています。 それにEUはすでに運命共同体ですから経済的に優位な一部の国の中間・高所得者層を見て議論するのは意味がないように思ったまでです。 貧困層が増えているのに中間・高所得者層のライフスタイルに変化がないというのはEUの置かれた状況の縮図のようにも見えてしまいます。 米国については基軸通貨という強みで過去の蓄積を食い潰してなお貿易赤字を膨らませることでライフスタイルを維持してきました。 といっても現在では極端に格差が広がって、かつてのようなそこそこ裕福な中間層は減少の一途です。 経済の先行きも難題が山済みです。 >貧困者以外の就労状況は楽なのかどうかについてです。 貧困でない人たちは楽です。 日本でもそうです。 なぜ過労死するまで働くというのが日本人のデフォルトのように言われるのかがよくわかりません。 労働スタイルに偏在があるからこそ「格差」が問題になると思うのですが? どうもわたしの回答はお気に召さないようなのでこれで終りにします。
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- williumblake
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ANo,1の回答者ですが、 「バカンスを重視するフランスが先進国であること出来ている理由」 ですが、先進国という概念は曖昧で良くわかりませんが、 世界第5位程度のGNP、GDPを維持し続けている理由 という意味であれば、考えられるのは、 フランスがEU発足当時からのEU主要国であること 多数の世界遺産を有し、世界第1の入国者数を誇る観光大国であること 伝統的に西欧農業の中心地であること 近年世界中で原子力関連産業を強力に推進していること というところではないでしょうか。 EUの発展拡大による、西欧における人の移動や物資流通の円滑化こそ、近年フランスの最大の強みとなっているのではないでしょうか。
お礼
回答ありがとうございます。 大変勉強になりました。 ありがとうございます。
>西欧では日本みたいにがむしゃらに過労死するくらい働いている人がほとんどで >バカンスを取って働いている人は少数であるということでしょうか? そう読み取れましたか??? もう一度リンクのサイトなどをじっくり読んでみてください。 報道されているイメージだけでは事実のほんの一部しか分からないと言いたかっただけです。
補足
貧困層が拡大しているということしか読み取れませんでした。 格差社会が拡大し、貧困者が増えているのは私も以前より知っていました。 疑問に思っているのは、なぜ先進国としてやっていけているのか、貧困者以外の就労状況は楽なのかどうかについてです。
- tanuki4u
- ベストアンサー率33% (2764/8360)
過去の蓄積が違うから たとえば下水道 http://www.mlit.go.jp/crd/city/sewerage/data/basic/rekisi.html 1855年からロンドンでは・・・ http://www.gytek.co.jp/news/hitokuchi_201109go.htm 戦後になってから下水道工事 植民地人を死ぬほど搾取した成果で19世紀から社会インフラを整備した西欧人にいわれたないわい。 ちなみに http://www2.ttcn.ne.jp/honkawa/3100.html 蓄積が進めば、労働時間は似てくる
>日本人は過労死するくらい働いている >それに対して西欧の人は休みをコントロールし快適に仕事をしている【イメージ】がある。 これってやっぱり「イメージ」なんです。 特に欧州はフランスを中心としたバカンスのイメージが強いので、なんとなくみんなが優雅に暮らしているイメージがありますが、日本でも平日昼間に銀座で買い物してる人ばかり取り上げたら「日本人は優雅でいいな」と思われます。 『国民の11%が貧困層? from France』 http://www.newsdigest.fr/newsfr/content/view/255/97/ 『09年は貧困層が拡大-金融危機の影響-(フランス)』 http://www.jetro.go.jp/biznews/europe/4e686924bf298 『PIIGS』 http://ja.wikipedia.org/wiki/PIIGS 『米国で貧困者の割合が増加、1993年以来最悪に』 http://www.cnn.co.jp/usa/30003974.html ※不明点、間違いなどありましたらご指摘ください。
お礼
回答ありがとうございます。 大変勉強になりました。 ありがとうございます。
補足
回答ありがとうございます。 西欧では日本みたいにがむしゃらに過労死するくらい働いている人がほとんどで バカンスを取って働いている人は少数であるということでしょうか?
- k-josui
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> 快適に仕事をしているイメージがある 確かにイメージがありますよね、私の中にもありました。 その実態まで知っていらっしゃいますか? そして、 > なぜ同じような暮らしになっているのか? これは本当ですか? 正直な所私も知りません。 でも明確な回答を考える前に、その前提が正しいのかどうか?そちらを確認する方が大切ではないでしょうか? そんな興味を持ったので少しばかり検索してみました。 http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1261679477 http://fukukita.blog.ocn.ne.jp/blog/2011/05/post_2fa0.html 先行きは暗雲が立ちこめているようです。 私も1度読んでみるといいと思いました。 それ+民族性もあるのではないかと思います、日本人はどちらかというと深刻に考えがちですよね。 それに対してこちらもイメージですが、ラテン系の人たちは楽天的で明るくてくよくよしない・・・・ 「明確な回答」ではなくてごめんなさいね。
お礼
回答ありがとうございます。 大変勉強になりました。 ありがとうございます。
補足
> 快適に仕事をしているイメージがある 確かにイメージがありますよね、私の中にもありました。 その実態まで知っていらっしゃいますか? 僕はよくヨーロッパの映画を観ているので貧困が広がっているのは感じていました。 イメージがあるのは僕に質問された方です。
- williumblake
- ベストアンサー率29% (379/1287)
フランスでは1936年から段階的に、2週間、3週間、4週間、5週間という長期の休暇「バカンス」がとられるよう法整備が進み、社会全体が休暇を取得するべきとの風潮になってきた。 バカンスはもともと貴族のヒマな時間をさす言葉だったようだが、現代では一般人のものだ。 日本でも近年ゴールデンウィーク、シルバーウィークと休暇は増加する傾向にあると思う。 一昔前には考えられなかったことだ。 フランスに限って言えば、社会全体がバカンスや休暇を重視する傾向にあり、そのために仕事が遅延してもある程度許容されるというのが慣習であると考えられる。 「家のリフォームを頼んだが、1年経ってもまだ終わらない。担当者がバカンスで忙しいからだ。」 と言うと、 「それでは仕方ないな。」 というのがフランス流と聞く。 日本のように何もかもスピード重視、効率重視ではない社会だと考えればよいのではないか。 もっとも最近では安い賃金でより勤勉に働く移民の流入で若者を中心に失業率が10パーセントを越えると聞くが。 「日本人が非効率的なのではなく、フランスのおおらかな社会の雰囲気がバカンスを取得する余裕を生み出しているが、弊害もある」 と理解してはどうか。
お礼
回答ありがとうございます。 大変勉強になりました。
補足
回答ありがとうございます。 ではバカンスを重視するフランスが先進国であること出来ている理由は何でしょうか。 普通に考えれば、日本人の方が働いているので、豊かになると感じる人は多いと思います。
お礼
何度も回答ありがとうございます。 大変勉強になりました。 ありがとうございます。