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中学・イオン
中学生です。 イオンの単元で、電離というものを習いました。 例えば塩酸中の場合、電子がHからClへと移るイメージがあったので、電離はてっきり溶液中で起こるものだと思っていましたが、調べてみるとどうやら違うようです。 「電離」という現象は一体どういう状況で、どのような仕組みで起こるのでしょうか。 なるべく易しく教えてください。お願いしますm(_ _)m
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>電離はてっきり溶液中で起こるものだと思っていましたが、調べてみると どうやら違うようです ほとんどの場合、電離は溶液中でおこります。 空気中の電離はプラズマと言って、かなりのエネルギーが必要になります。 例えば、塩化ナトリウムは結晶中ではNa+とCl-がクーロン力(静電気力) で結合していて安定な状態になっています。 でるから、これは少々の熱を加えても(801℃まで)、電気エネルギーを 与えても結合が切れることはありません。 しかし、これを水の中に入れると常温で簡単に結合が切れて、イオンが バラバラになります。この現象を電離といいます。 水は極性分子といって、H2O中のH部分が+、O部分が-に電気を持っています。 NaClを水の中に入れるとNa+のまわりにはH2O分子がO原子を向けて 結合し、Cl-にはH2OがH原子を向けて結合します。そのため、Na+とCl- は結晶中と同じように安定となり、水中にイオンとして存在します。 しかし、空気は極性分子ではありません。空気中でNaClを電離させようと すれば、かなりの高温にして(エントロピーが重視される)、分子を切り離す 必要があります。 雷は雲から一気に地上まで電流が流れるのではありません。 高電圧により、空気分子を数mずつ電離させ、電流が流れるようにして進みます。 そのために、稲妻の外形は数m置きに曲がった形となるのです。
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- nananotanu
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原子では原子核の周りを電子が回っています。通常は陽子の数(=原子核の+の電荷)と電子の数(=-の電荷)は同じで、原子ごとに電気的に釣り合っています。 ところが、電子には[1つの殻に]8個ずつ(K殻のみ、2個)、あるいは、その殻に入りうる最大数(そのうち習います)ずつ詰まった方が安定、という性質があります。そこで、何処だろうと、どんな状態だろうと、電子が移るエネルギーさえあれば、電離して安定な配置になろうとするのです。
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ありがとうございました!
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詳しい説明、有難う御座いました。 勉強になりました!