- 締切済み
標準偏差の問題です
ある地域で行った数学の試験において、1600人の成績をランダムにとって調べたところ、平均点58.3点、標準偏差12.5点を得た。 この試験の平均点は58点であるといえるか?有意水準5%で検定しなさい。 但し、この試験の成績は正規分布をしているものとする
- みんなの回答 (1)
- 専門家の回答
みんなの回答
- stomachman
- ベストアンサー率57% (1014/1775)
問題を写し間違えた,というのでもない限り,こりゃ引っかけ問題でしょう. 即座に「いえない」と答えられる.計算するまでもないし,条件の詳細など全く関係ない. なぜなら,帰無仮説H:「この試験の平均点は58点ではない」を立てたところで,試験の平均点に関する具体的な予言が(平均点は58点ではない,ということ以外)一切できないのだから,そもそも検定が始められない. これがもし「この試験の平均点は58点ではないと言えるか?」という問いならば,帰無仮説H':「この試験の平均点は58点である」を立てて検定を使うことになります.そして,帰無仮説H'が棄却できれば「言える」,棄却できなければ「言えない」が答. なお,H'を棄却できず「この試験の平均点は58点ではない」と言えない場合,だからといって「この試験の平均点は58点である」と言えるわけじゃありません. なぜなら,仮に,『H'が棄却できないとき「この試験の平均点は58点である」と言える』のだとすると,H'が棄却できないのなら,帰無仮説H''':「この試験の平均点は58.001点ではない」も(おそらく)棄却できないでしょう.すると「この試験の平均点は58.001点である」も言えることになり,つまり「この試験の平均点は58点であり,しかも,58.001点でもある」と言える,というメチャクチャな結論になっちゃいます. なので結局,「この試験の平均点は58点である」と言える,ってことはありえないのです.