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フォードグループについて
この所フォードばかりについて質問させていただいていますが、宜しくお願いします。 フォードグループ:Lincoln, Mercury,マツダ, Volvo,ジャガー,ランドローバーなどですが、 グループとは言えども、各々の会社は独立した自動車会社で、ブランドのイメージがあると思います。 例えば、日本ではフォード車よりもフォードグループのマツダの車を見かけるそうです。ではマツダ車がうれた場合はマツダの利益であってフォードグループの利益になるのでしょうか? また、マツダ車はマツダ独自で製作していて、フォードからの支持などはないですよね?グループであるがゆえ、フォードから日本のニーズにあった車を製作するように支持はでているのですか? でも、マツダの車を買った人は、マツダのブランド・日本車(フォードグループの一員でも、日本車だから燃費が良い?)などで買ったのであって、フォードのブランドを買ったわけではないですよね。 仮に、マツダが製作し、エンブレムをフォードにしたら、マツダファンは購入を躊躇するかもしれません。 では、グループになる事でマーケティングに大きな利益が生まれるのでしょうか? 一体、フォードグループのグループとはどういう意味なのでしょうか?
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もうひとつの質問も絡めながら答えさせて頂きます。 まず、米国においても(特に北米において) ここ数年で一番売れている乗用車は トヨタ・カムリとホンダ・アコードです。 ブランド・イメージが高いのは ベンツ、BMW、トヨタ(含レクサス)、ホンダ(含アキュラ)です。 米3大メーカーは値引きで新車シェアを維持しているような状態です。 以下、No.1さんの回答と重複しますが まず、グループ化するメリットの第一として 自社製品の弱いフィールドをグループ内他ブランド製品で戦うのです。 例えば高級車はベンツ、BMWに対しジャガーやボルボで SUVはランドローバーで、といった具合です。 ジャガーが売れれば、単純に株主配当が上がり かつ、ベンツやBMWを苦境に追い込める訳です。 次に >マツダ車はマツダ独自で製作していて ですが、これは論より証拠で http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20031106-00000012-nkn-ind http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20031105-00000586-reu-bus_all このように開発上のスケールメリットが生まれる訳です。 特に、例えばルノーは当初、日産のトラックの技術が欲しかった というように、それぞれ得意分野で助け合う訳です。 また、開発上のメリットだけでなく 販売上のメリットとして フォードはマツダの販売網や国内販売ノウハウを活用して 日本の販売網を拡げていった訳です。 シボレークルーズなんかはスズキと協同開発し 日本ではスズキのネットワークで販売するなど グループ戦略の典型例だと思います。 (外車の販売網は地方に行くほど弱いのが現状です。) >マツダの車を買った人は(中略)フォードのブランドを買ったわけではないですよね。 その通りです。 これはクルマに限ったことではありませんが 1ブランドだとイメージや客層に限界があり 世の中の流行の移り変わりの中で 好調~不調の波が必ずある。 その波を、複数ブランド所有することで補い グループの存続を維持するのが グループ化戦略もしくはブランド・コングロマリッド戦略の要です。 市場の景気がいいときは高級車が元気になる。 そんなときはジャガーやボルボがグループを牽引する。 勿論、本来はそのためにリンカーンなどがあるのですが 今は米国においても米車のイメージが欧州車より低い。 でも、将来は愛国心が芽生えたりして 米国人が米車を再評価する、なんてこともないとは言えない。 そのときはリンカーンに期待する。 景気が悪いときは大衆車や小型車に人気が集まる。 そのときはフォードとマツダが頑張る。 日本においてだって、将来マツダが社会的に問題を起こして 急激に人気を落とすかもしれない。 そのときはフォードに助けてもらう訳です。 日産はルノーの資本参入で倒産を免れた訳ですが 今はルノーが赤字で、日産からの配当に助けてもらっているぐらいですから。
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- snowbees
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下記ウエブは、「アメリカ自動車業界:ビッグスリーの衰退論は真実なのか」を紹介しています。背景知識として、お読みください。
お礼
早速、リンク先を読ませていただきました。 >「デトロイトの終焉(End of Detroit)」で、敗因>は自動車業界全体の戦略的な失敗だと論じている。 とリンク先にはありました。 私自身もそう思っていたので、やはりそうなんだと確信出来ました。 有難うございました。
- knyi
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すでに#1さんのご説明でご納得いただいているところに,全くもって私のは蛇足となりますが,研究か何かでフォードのことを調べていらっしゃるのでしたら,もっと色々な「研究材料」が転がっています。 ・例えば,「フォードブランド」でも米国フォードと欧州フォードがあって,車のラインナップが相当異なっていること。 ・日本市場での実例であれば「フォードフェスティバ(初代) → 同(2代目) → フェスティバミニワゴン(≒先代のマツダデミオ)」という車種の変遷について。そして,自分であればどのモデルに魅力を感じるか,など。 それと,もし「米国車の代表」=「フォード」という捉えられ方だとすると,日本市場でのマーケティングということについてであれば「?」マークですね。 GM,クライスラーとの3社の中では,日本市場に対しては最も色々なアプローチをしてきた会社だと思います。(個人的な印象ですが)
お礼
特に研究で調べていたわけではなく、国際的マーケティングに興味があったので質問させて頂きました。 何故フォードなのか?フォードブランドは知られているのに、自分の周囲に乗っている人があまりにもいない。それは何故なのかなーーと思って、と言うのがきっかけです。それと、車の免許も取ったということもあったので(嬉)! 質問内容からして、私が車に関しての知識がないのはご存知かと思いますが、このサイトを通して少しだけ わかる事が出来ました。 回答有難うございました。
- kukku145B
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・フォードグループとは、フォードが資本を保有している会社群のことでしょう。これ以上でもこれ以下でも無いはずです。 ・マツダ車が売れた場合というよりも、マツダが儲かった場合は株が値上がりし、株式を34%保有しているフォードにとっても有益でしょう。 ・また、厳密にはマツダ車はマツダ独自で製作しているわけではありません。 日本国内で販売されているマツダ車は、確かにフォードで組み立てられた車はありませんがスズキや日産のOEM車もあります。 加えて部品レベルでは、タイタンのエンジンはisuzu製であったりしますし、V6エンジンはフォードの基本ユニットを使用したりしています。 車台である多くのプラットフォームは、共同開発をしているようです。 海外では、フォードの工場でマツダ車を生産しているものもあります。 ・フォードから日本のニーズにあった車を製作するように指示がでているかどうかは知りませんが、少なくとも近年のモデルであるアテンザ(Mazda6)やアクセラ(Mazda3)を見る通り、3No車ばかり目に付きますので、フォードはマツダの日本戦略ことなど構う余裕が無いように見受けられます。 ・ご存じだと思いますが、マツダが製作し、エンブレムをフォードにした車は過去国内で販売されていましたが、おっしゃるとおり売れませんでしたし、お互いのブランドが損なわれたので今ではOEM車は無いはずです。 まぁ、トリビュートとエスケープが似ていますが、中身はかなり違うそうです。 ・最後に、マツダはフォードグループの一員になることで、大きな投資が掛かるエンジンやプラットフォームを投資分担できるだけでなく、生産に対しても、お互いの各海外生産諸点を効率よく使っていけるというメリットがあるようです。 実際、アテンザやデミオのエンジンはマツダが開発したが、投資分担はマツダ:フォード=3:7で大変助かったとインタビューか何かに書いてあったと思います。
お礼
なるほど!分かり易く説明して頂けたので、やっと意味が分かりました。 詳しいご説明有難うございました。
お礼
ご丁寧な回答有難うございました。 >フォードはマツダの販売網や国内販売ノウハウを活用>して日本の販売網を拡げていった訳です。 お互いの利点を最大に広げ、また助けあう事がそこには合ったのですね。 また一つのブランドではカバーできない所、好調・不調の波の時などのお話は納得!でした。 分かり易いご説明有難うございました。