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発電装置の「冷媒液」

発電装置ってボイラー・タービン・熱交換器、発電機...などで構成されますよね。 その中で「冷媒液」は具体的にはどこの装置で使用するのですか? まったくのド素人ですいませんが教えて下さい。

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  • sailor
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回答No.2

システム全体の構成がハッキリしないので確かなことは言えませんが。多分、復水器(タービンを通過した蒸気はここで冷却して液体にしてボイラーへ戻す)を冷却するための冷却水(蒸気を冷却したために温度が上がっている)の持っている熱を回収するための装置で使われている物と思われます。この冷却水はある程度の温度を持ってはいるが、そのまま利用するには低すぎるので、ヒートポンプ(要はエアコンの暖房と同じです)で熱を回収して、ある程度高い温度にして再利用を可能にしています。 冷媒とはヒートポンプ内部で使用されるガスのことで、このガスを圧縮してやると高温高圧のガスになりますので、ここでこの熱を他の用途に使ってガスの温度を下げてやります。こうするとガス状だった冷媒は圧力が高いままで冷やされることにより液体になりますので、それを熱源(この場合は復水器の冷却水)の部分で圧力を減じ急激に気化させてやります。こうするとこの部分では急激な温度の低下が起こるので、冷却水程度の熱でも十分回収(熱は暖かいほうから冷たいほうに移動する)できます。この熱を回収した冷媒を再度圧縮すると、熱源であった冷却水の温度よりも高い温度にすることができのです。熱エネルギーは温度の差が大きい場合のほうが利用価値が高いので、このような装置を用いて、あまり利用価値が無い低い温度から利用価値が大きい高い温度に変換(この際にエネルギーの総量は増えないことに注意!、低温度の大量の水から高い温度の少量のエネルギーを得るのであって、エネルギーを作り出してはいない)しているのです。 このように熱エネルギーを移動させる装置をヒートポンプと呼びます。水をくみ上げるように熱をくみ上げるのでこのように呼ばれます。一番身近にあるヒートポンプはエアコンや冷蔵庫でしょう。これらもヒートポンプの原理を利用して温度差を作っています。

utouchable
質問者

お礼

すごーくよく分かりました!! ありがとうございます。

その他の回答 (1)

  • sailor
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回答No.1

蒸気タービン発電機ですよね。冷媒液というのは判りませんが冷却液でしたらタービン通過後の蒸気を水に戻す復水器で使用しますね。冷媒と呼んでいるところから考えると、ヒートポンプを利用したコージェネレーションシステムでも一緒になっている物でしょうか?

utouchable
質問者

お礼

ヒートポンプとかコジェネとかって言葉がでてくるので、恐らくご推察のとおりだと思います。

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