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アンモニアの中和(希硫酸)

化学が得意な方、是非教えて下さい。 アンモニアガスを処理するスクラバーが有ります。 このスクラバーには、希硫酸9wt%が、1000Lのタンクに入っており散水式のタイプです。 スクラバーの仕様書には、アンモニア処理量が22kgと記載が有ります。 これは、アンモニアが22kg溶け込んだ時に、ちょうど中性になるのですか? それとも、もっともっと(例えば30kgとか)溶け込むのでしょうか? また、この溶け込む量の計算方法も教えて頂けますと幸いです。

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  • gohtraw
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回答No.2

98は硫酸の、17はアンモニアの分子量です。先の回答で 90000/98 とする(硫酸の質量を硫酸の分子量で割る)ことで硫酸の物質量(モル数)が出ます。 これに2を掛けるとアンモニアの物質量(モル数)になり、さらに17(アンモニアの分子量)を掛けるとアンモニアの質量になります。

shiroha
質問者

お礼

ご回答ありがとうございます。 大変助かりました。

その他の回答 (1)

  • gohtraw
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回答No.1

希硫酸の密度を1g/cm3として、1000Lあれば1000kgです。このうち9%が硫酸なので、90kgのH2SO4がタンク内にあることになります。その物質量は 90000/98 (モル) です。硫酸1モルあたりアンモニアを2モル処理できるので、処理できるアンモニアの質量は 90000/98*2*17 (g) となります。ほぼ31kgですね。これが、タンクに目一杯液を張り、硫酸を全て消費した場合の処理量、いわば上限値です。この時点では液性は酸性でしょう(強酸と弱塩基の反応なので)。おそらくこうなってもある程度アンモニアを吸収してくれるとは思いますが、硫酸が残っている場合と比べると吸収速度は落ちるはずです。  通常タンクに目一杯液を張ることはないのと、アンモニアの中和剤である硫酸がある程度の濃度で残っていないと処理能力が落ちてしまう(アンモニアが完全に中和されずに出口に出てしまう)ので、これらの要素を考慮して上限値の約70%を仕様書の能力としているのだと思います。

shiroha
質問者

お礼

ご回答ありがとうございます。大変感謝しています。 2点、さらに質問させて頂けないでしょうか。 計算式の中で 90000/98 の「98」 90000/98*2*17 の「17」 が有りますが、この98と17は何の数字(どこから来た)ですか? 再度ご回答頂けますと幸いです。 gohtrawさん、何卒よろしくお願いします。

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