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化学反応について
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ブチルリチウムの求核付加です。 可能性としては、1,4-付加と1,2-付加がありますが、1,2-付加が優先するでしょう。 まあ、言っている意味が分からないかもしれませんけど、HSAB則の関係です。 要するに、カルボニル炭素にブチルアニオンが求核付加して、1-ブチルシクロヘキサノールが生じるんじゃないですか。 ちなみに、エノラートにするのであればもっと求核性の小さいLDAなどを使うでしょう。
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α、β不飽和カルボニルへのBuLiの反応について、意見が分かれているようですね。 BuLiはイオン性の非常に大きい求核試薬でMichael型付加反応よりはカルボニル基への付加が起こりやすく、その結果No3のご回答の三級アルコールが得られる。 また、RMgBr(グリニヤール試薬)、とかCu(R)2のようなアルキル銅試薬はMichael型付加生成物をあたえる。 No3のご回答の中にあるHSAB(hard-soft acid-base)理論は、反応性を考える上でとても役に立つ理論ですので暇なときにでも勉強されたらよいかと思います。
- NiPdPt
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#3です。 生成物の名前が違ってました、1-butylcyclohex-2-en-1-olですね。
- jsapp
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マイケル付加反応です。 ブチルリチウム(以下、ブチリチ君/研究室ではそう呼んでいました)は THF溶液にして冷凍庫に保管する非常に危険な超強塩基ですが、 (ブタンを酸、ブチリチ君をブタンの塩として見立てると分かりやすい) このブチリチ君が反応物の酸素から見てパラ位置にある水素を引き抜きます(リチオ化)。 この水素は反応物がアニオンになったとき、共鳴により負電荷が非局在化するので 引き抜きやすいのです。 リチオ化した反応物(求核剤)が未反応の自分自身と1,4付加反応して、ジケトンが生成します。 マクマリー有機化学(中)、第4版であれば929ページです。 その図ではナトリウムエトキシドを使っていますが、この場合は 反応物にエステル基が2つないのでNaOEtでは力不足、より強力なブチリチ君を使います。
- gohtraw
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マイケル付加ではないですか?
お礼
みなさんご回答ありがとうございました。 HSAB則もけっこう大切そうなので、時間があるときに勉強しようと思います。 ありがとうございました。 またよろしくお願いします。