こころの深みへ
「気持ちが沈む」「落ち込んでいる」という言い方をします。
誰もそこに長くとどまっていたいとは思わない。沈んだ場所から「陽の当たる」海面へ浮上しようとします。
一方で、自分のこころの深いところへ沈んでいく時間も求めているように思います。
それは、例えば「瞑想」によって、「座禅を組む」ことによって、或いは「画を描くこと」、「俳句」や「詩」をつくることによって。
薄暗いバーの片隅で、静かに流れるジャズを聴きながら、お酒とタバコで気分を「鎮める」=「深く沈める」こともそうかもしれません。
山に登ることは、物理的には「より高い処」へと行くことですが、こころは奥深い自然の中に沈んでいくことのようにも思えます。高い処に行くことで、世界や自己に対してより深い視点を手に入れることができるのかもしれません。
スキンシップ、肌の触れあいが心を鎮める作用があるといわれていますね。
セックスは、こころの高揚なのか、鎮静なのか・・・
あなたは、どんな時に、どんなふうにして、「心の深いところ」に沈んでゆきたいと感じますか?
それはどうしてですか?