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戦争中の派遣軍の人事について
国運がかかっている戦線なのに、無能で、実戦部隊から信頼されておらず、最高司令部の度重なる強い要望をも無視し、同じ戦法を繰り返して史上稀にみる死傷者を出しての連戦連敗で、それでもなお過ちを認めない司令官と参謀長を、作戦途中で更迭し人事の一新を図ることは不利なことですか? 私は人心一新をしたほうが良いと思うのですが・・・。
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インパール作戦の時は、参加している3個師団(15、31、33)の全ての師団長(山内正文中将、佐藤幸徳中将、柳田元三中将)が更迭されてますから、必要なら上層部が実施するでしょう。 (まあ、インパール作戦の例は、牟田口廉也中将の暴走人事とも言えますが…。) あと、戦史なんか見てると司令官が病気を理由に交代する事が有ります。これなんかも人事の一新を図りたい上層部の更迭の一つの方法ではないかと…。 (交代させられる司令官の名誉を傷つけない為の上層部の温情…。) >作戦途中で更迭し人事の一新を図ることは不利なことですか? まあ、そこを判断するのが上層部の役目でしょう。 (そんな無能な人物を任命した上層部の任命責任を問われますから、やりたくは無いでしょうし…。) 少なくとも司令官が替わったり・死亡した位で機能不全に成ってしまう様では、戦闘を役目とする軍隊の組織としての体を成していない事は事実でしょうね…。
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- masa2211
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たぶん、太平洋戦争のビルマ戦線のことだと思います。(史上稀というほどの死傷者は出していないので、疑問アリ。) それとも、第一次世界大戦の、英仏対独の塹壕戦の英仏サイド?(死傷者は当時の世界新記録。ただし連戦連敗とみなしていいか不明。) 中国三国志の孔明?(戦法は火攻めオンリー。かつ北伐では連戦連敗だが、大敗したのは第1次北伐のみ。) 中国楚漢戦争の劉邦?(連戦連敗もいいところだし、3万対60万の圧倒的有利なのに負けたという究極の無能ぶり。でも最高司令部兼任なので更迭する方法が存在しないし、最後は勝った。) ドイツ・アフリカ戦線のロンメル?(エルアラメイン以降は連戦連敗。要望どこるか、命令であっても無視(撤退)。同じ戦法を繰り返すことはしてないと思うが。)アフリカ戦線ののイタリア軍?(イギリスにはドイツ抜きで勝ったことがない。)独ソ戦初期のロシアの将軍?(連戦連続敗で史上最大の死傷者を出した。同じ戦法を繰り返した。ただし、最高司令部(スターリン)から信用されていないのであって、実戦部隊から信頼されていたかどうかは、???。) 一般論とすれば、 ・無能かどうかか結果で判断されるので、それは結果論であり意味が無い。 ・実戦部隊から信頼されているかどうかは、そういう状態が伝わっているかどうかの問題。伝わらなければ関係なし。 ・最高司令部の度重なる強い要望をも無視 は、 孫子(孫武のほう)が、そうしなくていいというお墨付きがあります。 (孫子によれば、要望どころか命令でさえ現場の判断で無視してよい。モロに字句どおりにとったのが旧日本軍。近代軍隊ではNG。) ・作戦途中での更迭は、将軍が100%寝返る(兵士つきで。)ので不利となる。(ただし、近代以前の軍隊の場合。たとえば中国秦の陳勝・呉広の乱で、更迭必至の立場に追い込まれた時点で反乱した。) なので、質問文の条件からは、更迭したら不利になる場合もある、としかいえません。 で、無能の司令官は、いったい誰?本命はインパール作戦(牟田口-久野村コンビ) --どうみても史上稀にみる死傷者とはいえない。 なら、更迭可能するほうがいいでしょう。でも、孔明や劉邦やロンメルを更迭したら滅亡が早まるだけと思います。 ムダ口(+久野村。ついでに辻)を更迭したとして、栗林中将か山下中将を据えるのが最善でしょうが、そうなると作戦中止して撤退、でしょう? つまりはジリ貧で、逆にビルマからタイに侵攻されて、かえって大損害るかも。歴史ifなので、断言できないが。
お礼
結論では、「けっして不利ではない」ということですね。 また、名目を考えてあげれば、罷免される二人も軍組織も面子を潰されなくて済むということですね。 軍事能力というのは性格も含めた才能の分野なので、無能な者はどうやっても無能なまま。なら、早めに新たな司令官と参謀長に替えたほうが、少なくとも現状より悪くなることはない、のが正解でしょう。 なお私の質問の趣旨は、ご回答にあったインパール作戦の場合でいえば、隷下の師団長を更迭するのではなく、第15軍司令官の牟田口廉也中将とその上級司令官であるビルマ方面軍司令官河辺正三中将を更迭することは不利になるか、という意味になります。