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徳を身に付けたらしい軍鶏
紀渻子の鶏が木鶏(http://www.geocities.jp/tsuzanweb/matsuo-25.htm)の如き状態になった際に会得された老荘思想的な「徳」の内容を具体的に説明して下さい。
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木鶏てのは 確固不動の価値観が醸成されて、それが単に 教養とか、頭だけのものではなく、血肉に なっていれば、主観的には過ちを犯すこと もないし、迷うこともない、てことでしょう。 そんで、老荘的な価値観てのは、無、だと 思います。 双葉山の例で言えば、勝とうと思わない。 てことでしょう。 筋肉の動きは、勝とうというような欲望が無い 時の方がスムーズになされることはよく知られています。 その意味で、双葉山の言は合理的です。 つまり木鶏の時の方が動きは滑らかになります。 しかし現代の運動生理学では、多少興奮状態に なった方が、良い結果が出る、といわれています。 無では筋肉の動きは滑らかになるが、パワーが 出にくいのです。 ちなみに、双葉山はオカルト宗教にはまり 警察相手に大立ち回りをして、柔道の猛者に 逮捕された、という記録が残っています。
補足
有り難う御座います。 「(若気の至りの様な)失敗を起こし難くする『無心』の脱力状態には『徳』が宿っている。」と断言されている根拠が分かりませんので、此の質問を致しております。