人間というものは、大人であってもものすごく優秀な人であっても、抽象的なものを抽象的なまま理解し解決することはできません。
量子力学のような抽象的なことであっても数学と実験という具体的で結果の見える方法に落とし込んで理解するのが人間です。ちなみにこれを「科学」と呼びます。
ですから、ご質問のような内容であっても「具体的なひとつひとつの行動に落とし込むこと」が必要だと思います。
1、自分の頭で場面にあった最善の方法を考える(失敗した時のフォローなど)
最初から失敗したときのフォローを考えることはできません。考えて実行すべきなのは「失敗するかもしれないこと」です。
たとえば、コップに水を入れて運ぶとしましょう。
この場合の主な失敗は「水をこぼす」です。しかし、具体的に「なに」を注意すればこぼさないで済むかは抽象的過ぎて子供が自分で考えるのは難しいでしょう。
ですので、先に考えます。
・よそ見をしていて、何かにぶつかる
・何かに気をとられて、コップを傾ける。
・水が暴れるぐらいの速度で歩くまたは走る(ジャンプしたりもしますね)
・傾いたところに置く
などでしょうか。
結果として起こるのは「水がこぼれる」ということです。そして水がこぼれたら「拭く」ということが重要ですが、床は雑巾・テーブルは台拭きという違いもあります。これは失敗時のフォローにつながっていく重要な情報です。
このようなことを、失敗してないとき、でも十分に話し合い経験を積んでおくことが有効だと思います。
そして「失敗の中には取り返しのつかない重大な失敗もある」ということを理解しておくことも必要だと思います。
最初はケーキを落としたり(もう食べることはできない)。おもちゃを壊したり(もう遊ぶことは出来ない)、宿題を忘れたり(提出期限に間に合わない)ということが経験につながっていき、それがもっと重大な局面において「慎重に失敗しないように行動すること。万が一失敗したらフォローできるようにすること。失敗する可能性が高いなら、その行動を取りやめること」につながっていくのです。
2、自分の言葉に責任を持つ。
上記の内容と同様、経験と行動に落とし込むことです。
毎日小さな「責任」を積み上げることが重要だと思います。
たとえば「片付けなければ、遊んではいけない」と約束をしたらなんとしても守らせることです。しかし、これを守らせるには子供にも根気が必要ですが、親にも根気が必要です。
たとえば、遊園地に行く電車の時間に間に合わないけど、片付いていない・・・
というような場合です。
一度「片付けなければ遊んではいけない」と約束した以上、電車に乗り遅れても片付け終わるまでは出かけないぐらいの覚悟が親にも必要です。そうでなければ、子供は「なんだ、親の都合で約束って守らなくても良くなるんだ」と感じてしまうからです。
子供が一旦約束したことを守るということは、親も一旦約束したことを必ず守るということでもあります。実際には、これが出来ない親が多いのが現状です(ま、私もひとのことは言えませんが・・)
ひとつの約束に対して「責任を持つ」ということは「言ったことは必ずやる」ということです。
7時になったらテレビを消してご飯を食べる、という約束でもいいです。必ず守らせましょう。そして守らせるためには、7時に晩御飯が出来ている、ということなのです。
お礼
回答ありがとうございます(*^_^*) 大人でも抽象的なことをそのまま理解はできないんですね^^ 具体的な経験を通して、思考のパターンを広げていくしかないんですね。 普段から話し合っていくこと、親が自分の言葉に責任を持つこと。 子育ては親のほうが成長させてもらっているという気がします^^; 言葉によるコミュニケーションももちろんですが、親の生き方を見せることが1番の教育なんですよね・・・ 時間のなさかから、つい親の都合を押しつけたくなる時もありますが、子供の成長を思って我慢できるようになりたいと思います。 ありがとうございました^^