- ベストアンサー
高校英語教科書の訳がわからない
- 高校2年の教科書の内容を理解できません。全体的な意味は分かりますが、個別の文章の訳ができません。
- 文の'their qualifications'の'their'は何を指しているのかわかりません。
- 'when they themselves were still excluded from it'がどのような時に除外されるのか分かりません。また、'they'は'others'を指しているのでしょうか。
- みんなの回答 (4)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
☆ 補足拝見しました。もう一度考えてみました。(5)の文の構造はだいたいわかったような気がします。wakakusa さんの考え方もずいぶん参考になりました。部分的に、考え方が違うところもありますが、一つの解釈として参考にして下さい。以下、「英文の解体新書」みたいになってしまいましたが、ご覧ください。 The collective disillusionment---S 総体的な幻滅 which results from ~から生じる the structural mismatch 構造的なミスマッチ between [1] aspiration and real probabilities, 憧れと本当の可能性の間の between [2]→the structural mismatchを修飾 the social identity the school system seems to promise, 学校制度が約束するように思える社会的アイデンティティ or すなわち(同格) the one (the social identity) it (= the school system) offers on temporary basis, 学校組織が一時的な原則で提供する社会的アイデンティティ、 and→between [2]とつながる the social identity that the labor market in fact offers 労働市場が実際提供する社会的アイデンティティ is(主語は、The collective disillusionment)---V the source of the disaffection towards work,---C 仕事を疎ましく思う原因 that refusal of finitude,(同格) 有限性に対するその拒絶、 which(先行詞は、C の内容) generates all the refusals and negation of the adolescent counter-culture. それは、青春期の反体制文化のあらゆる拒絶や否定を引き起こします。 <訳> 憧れと本当の可能性の間の構造的な不整合、また、学校制度が約束するように思える社会的アイデンティティ、すなわち、学校制度が一時的に提供する社会的アイデンティティと、労働市場が実際提供する社会的アイデンティティの間の構造的な不整合は、仕事を疎ましく思う原因、すなわち、有限性に対するそのような拒絶、になります、そして、それは、青春期の反体制文化のあらゆる拒絶や否定を引き起こすのです。 ☆ aspiration は「憧れ」と訳していますが、「大志、抱負」と言った訳語も可能かもしれません。とにかく「より高い教育を受ければ、将来の展望が開ける」と言った様な気持を指していると思います。「学校制度が約束するように思える社会的アイデンティティ、すなわち、学校制度が一時的に提供する社会的アイデンティティ」と言うのは「○○大学の学生さん!!!」と世の中が一時的に評価してくれたりしても、それほどいつまでもその待遇が続くわけではないと言うことでしょう。と言うことで、「労働市場が実際提供する社会的アイデンティティ」とかみ合わなくなるわけです。何とかうまく就職できても「夢見た仕事とのギャップに苦しむのでしょう」それは、「仕事を疎ましく思う原因」に当然なりますし、「この仕事頑張って見たってせいぜいこんなもの」と言った限界を感じれば、「有限性に対するそのような拒絶」も生まれてくるでしょう。そして、後輩たちの若い純粋な気持ちから生じる「青春期の反体制文化」に対しては、「何を甘い事を言ってるんだ」等と言う「ありふれた大人に変わってゆく」のかな~なんて思いながら読みました。多分、間違っているのかもしれません。 ☆ それにしても高2でこれだけの文を読ませている学校があるんですね。大変だと思いますが、この苦労が報われることを祈っています。
その他の回答 (3)
- sayshe
- ベストアンサー率77% (4555/5904)
#1.2.3.です。訂正です。 <訳>の重要な部分が抜けていました、申し訳ありません。 「から生じる総体的な幻滅は」が抜けてしまいました。 <訂正訳> 憧れと本当の可能性の間の構造的な不整合、また、学校制度が約束するように思える社会的アイデンティティ、すなわち、学校制度が一時的に提供する社会的アイデンティティと、労働市場が実際提供する社会的アイデンティティの間の構造的な不整合から生じる総体的な幻滅は、仕事を疎ましく思う原因、すなわち、有限性に対するそのような拒絶、になります、そして、それは、青春期の反体制文化のあらゆる拒絶や否定を引き起こすのです。
- sayshe
- ベストアンサー率77% (4555/5904)
(5) The collective disillusionment which results from the structural mismatch between aspiration and real probabilities, between the social identity [and] the school system seems to promise, or the one it offers on temporary basis, and the social identity that the labor market in fact offers is the source of the disaffection towards work, that refusal of finitude, which generates all the refusals and negation of the adolescent counter-culture. ☆ [ ]の部分に、and を挿入して、無理やり訳してみました。 finitude は、以下のURLに「有限性」と出ています。 http://eow.alc.co.jp/finitude/UTF-8/ (5)憧れと本当の可能性の間の、また、社会的アイデンティティと学校制度の間の、構造上の不整合から生じる、総体的な幻滅は、望みがあるようです、さもないと、それが一時的な原則で提供するものや、労働市場が実際提供する社会的アイデンティティは、仕事を疎ましく思う気持ち、青春期の反体制文化に対するすべての拒絶と否定を引き起こす、有限性に対するその拒絶の源となります。 ☆ しかし、この文は、特に解りませんでした。or the one it offers の the one, it の指すものが、はっきりわかりません。that refusal of finitude の that の用法も不明です。申し訳ありません。そもそも、(1)~(4)の訳にしても、下手な訳です。自分が、いやになります。ただ、多少「こういうことを言っているのかな?」と思う部分もありますので、補足します。 (1)「卒業証書インフレ」:「大卒」は、「高卒」よりも生涯賃金等が、多くなるとか言って、「○○大学卒業」等と言う、肩書の、値打ちがつりあがることを指しているように思います。最近では、MBA 等が、話題に上った時期もありました。 教育制度が生み出す憧れと、それが本当に提供する機会の間の不一致:○○大学を出たから将来は安泰、等と言う「高学歴」に対するあこがれと、最近、日本でも話題になる、「就職超氷河期」や、「博士浪人」「オーバー・ドクター」等の問題を言っているのではないでしょうか?海外でも事情は良く似ているようです。 学校世代:学校制度が整い、ほとんど全ての人が、学校と言う物に通うようになった世代を指していると思います。少し歴史をさかのぼれば、子供は、親の仕事を手伝うことで、社会で生きていく方法を学んだのです。お百姓の子供が、父親の手伝いをしながら、作物の育て方を覚えるとか、鍛冶屋の息子が、父親の見習いをしながら、鍛冶屋になるとかした時代もあったわけです。 彼らの資格の希少性:「医師免許」「弁護士資格」「公認会計士」「○○の修士」等のことでしょう。ここは、「彼れら」となっていました、訂正して下さい。すみません。 彼らの社会的な出自:例えば、政治家の「鳩山兄弟」、彼らは、東大の出身でもありますが、そのことよりも、政治家の名門で大金持ちの家の息子たち、と言うことの方が、政治の世界で効き目がある様な気がします。 (2)「階級制度」やもろもろの事情で、より上の学校に行けなかった人々が、そのチャンスを得た時、それまでの、学校に行けていた人々と同等の「社会的成功」を期待したと言うことだと思います。 (3)学校市場または労働市場の評決によって、しばしば瞬く間にしぼむのである。:不況だから、今は「○○大学の卒業生」でもうちはいらない、とか、学者を目指してもそんなにたくさんの教授はいらないとかいうことかもしれません。 ☆ だいたい、こんなところです。あまりお役にたてず申し訳ありません。
補足
saysheさま 丁寧な解説、本当に有り難うございます。 おかげさまで随分スッキリしました。 (5)の文章は、 betweenがふたつあり、それらに共通する幻滅の説明と考えられませんか。憧れと現実の可能性との間の構造的なミスマッチと、 二つの社会的アイデンティティとの間の構造的なミスマッチ に共通する幻滅と考えてみました。 また、 the social identity the school system seems to promise, or the one it offers on temporary basis, を並列と考え、itがthe social identity とし、 学校システムが約束しているように見える社会的な独自性や一時的な基礎に基づいて学校システムが提供する社会的な独自性と、労働市場が実際に提供する社会的な独自性との間の構造的なミスマッチに起因する幻滅 と訳すのは無理でしょうか。 最後に、 「あの社会の有限性の拒絶」と「仕事への不満」が同格になると考えてみました。 is の主語がThe collective disillusionmentと考え、 共通の幻滅が、全ての拒絶を生み出したり、青臭い反体制文化の欠如を生み出す仕事への不満の源である。 と訳してみました。(訳というには、程遠いですが) お手数かけますが、ご指摘、よろしくお願い致します。
- sayshe
- ベストアンサー率77% (4555/5904)
☆「高校2年の教科書」と書いてありますが、「灘」とか「開成」とかの、超進学校の高校2年ですか?文科省の検定教科書では絶対ないと思うのですが…?一応(1)~(4)は、訳してみました。下手な訳なので、この訳がきっかけになって、もっと力のある方の回答が付けばよいと思います。 ☆(5)の文章は、どこか写し間違いがあるのではないでしょうか、私の力不足のために、誤解しているのかもしれませんが、文法的に上手くつながりませんでした。 (1)「卒業証書インフレ」の時期においては、教育制度が生み出す憧れと、それが本当に提供する機会の間の不一致は、学校世代のすべてのメンバーに影響する構造的な現実であるが、程度によって様々だが、彼れらの資格の希少性と彼れらの社会的な出自に依存している。 (2)中等教育を新たに受けられるようになった者は、中等教育を受けられると言う単なる事実によって、自身が、まだ中等教育から除外されていた頃に、中等教育が他の人々に与えたものを自分たちに与えると期待するようになる。 (3)昔の時代には、他の階級にとっては、こうした憧れは、完全に現実的なものであった、と言うのは、それらが、客観的な可能性と一致したからだ、しかし、それらは、学校市場または労働市場の評決によって、しばしば瞬く間にしぼむのである。 (4)いわゆる「学校教育の民主化」の逆説の1つは、「解放力としての学校教育」のイデオロギーを、以前は無視していたか、あるいは、せいぜい、ばく然と、同意していた、労働者階級が、実際に中等教育に入ってきてようやく、二級コースへ追いやられることによって、あるいは、排除されることによって、彼らは、学校教育が保守的な力であることを発見したと言うことである。 (1) の their は all the members of a school generation を受けているのではないでしょうか? (2) の when they themselves were still excluded from it は when the newcomers themselves were still excluded from secondary education ではないでしょうか? others は、「階級制度」が残る時代に、「中等教育」を受けられる階級に属していた人々を指しているように思うのですが…
補足
saysheさま 早速のレス有り難うございます。(5)文中の?は、finitudeが辞書になかったので、私が?マークをつけました。原文には、?はありません。消し忘れです。すみません。
お礼
saysheさま 懇切丁寧な説明と和訳有り難うございます。 背景とか、一般常識が不足しており、和訳はできるが、何を言わんとしているのかわからない、という状態が続いています。丁寧な説明のおかげでスッキリしました。