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太陽フレアと飛行機内での被曝について

気になる事がありまして、詳しい方、ご返答頂けると幸いです 2011年の2月と6月に太陽フレアが起きたとの事ですが、もしその太陽フレアが起きた時に、丁度海外旅行で長時間飛行機に乗っていた場合、宇宙線による被曝はかなりのものになるのでしょうか?? また、その場合、数十年後などにガンなどの病気になる可能性が、飛行機に乗っていなかった方よりも少なからずも増える事があるという事になるのでしょうか?? 病気にならなかったとても、被曝量が多くなるのは確実ですよね? 詳しい方がいらっしゃいましたら、 ご返答、どうぞよろしくお願いいたします

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  • ベストアンサー
  • xiansui
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回答No.1

航空機に乗っていて、「普通クラス」の太陽フレアが起こった時に浴びる量が「50マイクロシーベルト」です。 これは、「成田-ニューヨーク間の片道で浴びる宇宙線量」と同レベルです。 ですから、通常レベルの太陽フレアであれば、「成田-ニューヨーク間」の片道に対して、往復分被爆する程度です。 これが、航空機に乗っていて、「10年に1回クラス」の大フレアだと、浴びる宇宙線が「2000-7000マイクロシーベルト」になります。 これは、「地上に住んでいて1年に浴びる自然放射線量の合計」と同レベルです。 (世界平均で「2400マイクロシーベルト」です。) これだけだと、ずいぶん危険な感じを受けますが、「X線CT=CTスキャン」による撮像1回分の線量は、「7000-2万マイクロシーベルト」になります。 (検査装置の性能等でバラツキがあるので、目安になります。) ですから、「CTスキャン」を1回行えば、大型の太陽フレア以上被爆する事になるので、宇宙空間では別ですが、地球上では過度に心配する事は無いと思いますよ。 国際放射線防護委員会=ICRPの勧告では、1年間の被曝限度となる人工放射線量を平常時は「1000マイクロシーベルト」未満、緊急時には「2万-10万マイクロシーベルト」と定めています。 (ただ、「1000マイクロシーベルト」未満はあくまで人工放射線であり、宇宙線などの自然放射線ではないので、注意して下さい。) 「2万-10万マイクロシーベルト」とはどの位かというと、 放射線業務従事者(妊娠可能な女子を除く)が1年間にさらされてよい放射線の限度は「5万マイクロシーベルト」です。 将来の白血病やがんの発生確率に影響があるとほとんどの学者が認める放射線量は「10万マイクロシーベルト」です。 余談ですが、福島第一原子力発電所事故の処理にあたる放射線業務従事者(妊娠可能な女子を除く)がさらされてよいと特例で定められている放射線の限度が「25万マイクロシーベルト」です。 これは、一度にまとめて受けると白血球の減少が見られる被爆量ですから、いかに過酷な環境下なのかが分かりますね。

WHITEROSE7
質問者

お礼

こんなに詳しく教えて頂きまして本当にありがとうございます 何もわからない中こういった回答を頂けるととても有難いです 原発の影響から、どうしても放射線関係に敏感になってしまっている所があるのかもしれません。 福島の原発事故の処理に携わっている方々や自衛隊など様々な方々には、ただただ頭が下がります。。。 どうかどうかご無事と、少しでも早い収束を願うばかりです。。。 なるべく飛行機に乗っている時に、大型の太陽フレアに遭遇しない事を祈る感じです(^^;) 本当にありがとうございました!