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国民の生命と財産を守るという点で
日本がアメリカとの戦争を決意したことは、 国民の生命と財産を守るという観点において、 良い決断だったと言えるのでしょうか。
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- cse_ri2
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No.2・No.4の回答とは別に、日米開戦に至った経緯の論考 について、下記コンテンツを紹介します。 よく練り上げられており、個人的にはこの意見にかなり賛同 しています。 『そうだったのね! 日本史』-『ろーえん先生の講義』-『誰が何処で間違ったのか』
- lemiru
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政治のことは詳しくないですが、思ったことを言います。 ご質問にある、「国民の生命と財産を守る」という観点なら、アメリカと戦争をしたことは、明らかに間違いだったと思います。 政治は、結果責任だと思います。 どんな結果になろうが、その時は最善のことをしたはずだ。後になって当時の決定の是非を論じても仕方がない。という姿勢なら、政治家は結果責任を負わなくていいことになると思います。 湾岸戦争の時には金しか出さずに、世界の笑いものになりました。その時は最善の判断をしていた、では済まされないと思います。 拉致問題の当初の対応は、あのようにせざる負えなかった、では済まされないと思います。 どこが間違いだったのか、何がいけなかったのか、後に検証することなくして、進歩はあり得ないと思います。 アメリカは勝てる相手でないことは、明らかだった思います。半植民地状態になったとしても、戦うことは避けるべきだったと思います。 ただ、一般的には、戦争に負けることの方が、半植民地状態につながりやすいですよね。現に今だって、半植民地状態のようなものですし (笑)
お礼
ご回答ありがとうございました。 非常に説得力のあるご意見でした。 >どんな結果になろうが、その時は最善のことをしたはずだ。後になって当時の決定の是非を論じても仕方がない。という姿勢なら、政治家は結果責任を負わなくていいことになると思います。 全くその通りだと思います。 拉致問題に対して最初から断固とした対応が取れなかったのは、いろいろな諸事情があったからで、その諸事情の中では最善のことを行っていたのだから、後になって対応が間違っていたなどとは言わないでくれ! 最初から断固とした対応を取っていたら、戦争になっていたかもしれないのだから、昔の対応についてどうこう言うのは反則だ! などという言い訳は全く意味を持たないということですね。 同様に、太平洋戦争を決定したことも、言い訳は全く通じないというお考えですね。 その通りだと思います。 >一般的には、戦争に負けることの方が、半植民地状態につながりやすいですよね。 そうですね。 そもそも日本は無条件降伏をしているのですから、植民地になるのと等しい境遇に陥ったと言えるかも知れないですね。 が、無条件降伏後は、アメリカによって生命・財産が脅かされることはなかったのですから、その点からも、アメリカの要求を拒絶して戦争を選択したことが正しかったのかどうかを判断することは、それほど難しいことではないかも知れないですね。
- daibutsuda
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#3です。 補足を要求いたします。 「日本がアメリカとの戦争(太平洋戦争のことをさしているのだと思いますが)を決意したことは・・・良い決断だったといえるのでしょうか」とのご質問ですが、ご質問の意図をお尋ねしてよろしいでしょうか? 質問文だけから判断すると、「自分には良い決断だったか、悪い決断だったかわからないので教えてほしい」と読めますので、その線で回答させていただきました。 #3の回答が理解できなかったものとして補足いたしますが、私のスタンスは「良い決断とも、悪い決断ともいえなかった」というところです。そもそも、「良い」「悪い」の2択式でしか考えられないのは柔軟性を欠きます。戦争などという超重大事に関する決断で「これが正解」などというものはないと思います。私は会社員ですが、戦争などよりよほど重要度の低いと思われる業務に関することですら、何が正解かなどわからないんです。わかる方法があるなら倒産する会社なんてありません(ukqdehさんは学生さんなんでしょうかね?)。その時々で、「一番いい」と思われる決断を積み重ねていっているだけです。 同じように、太平洋戦争について、当時の軍部にとっては「やむをえない」決断だったと同時に「最善と思われる」決断だったはずです。「良い」「悪い」なんていう軽い言葉ではかれるものではありません。 そして、国民としてみれば、それまで日本は連戦連勝だったわけですし、日本人の誇りを守るという(生命と財産を守れたらいいというものではない)大儀もあり、また当時の国家元首たる天皇も戦争をするといっている以上、戦争に反対する理由などなかったんじゃないでしょうか ここで「国家元首たる天皇」に拒否反応を示されるようでは想像力が足りなさ過ぎます。当時は天皇が国家元首だったわけで、当時天皇を否定するのは今民主主義を否定するのと同じことだったのですよ。 「その時々」で「最善と思われる」決断を積み重ねて「悪い結果」を招いてしまったのは止むを得ません。東条英機は潔く死刑になっています(本当は自殺しようとしたらしいが、失敗したそうな)。 それを思えば、バブル崩壊後国民に多大な迷惑をかけたにもかかわらずろくに責任もとらない金融機関の取締役連中はよほどいさぎ悪いと思いませんか?
- bafu83
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ご質問があったので回答します。 「アメリカの要求を受け入れたとしても、資源を止められていたということでしょうか」 当時の情勢からすればアメリカの無理難題は受け入れがたい内容でしたが、もし全面的に受け入れられたとしたら、資源の輸入は可能であったでしょう。 資源はアメリカが独占しているわけではなく他の国からの輸入となりますが、
お礼
ご回答ありがとうございました。 >もし全面的に受け入れられたとしたら、資源の輸入は可能であったでしょう。 ということは、戦争をしないことが、「資源をとめられて日本は生きていけなくなる」という状況に必ずつながるものでもなかったわけですね。
- cse_ri2
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No.2の返答へのコメントです。 >重大な失策ということであるなら、失策についての徹底 >的な検証・反省が必要ということでしょうかね。 対米戦争の開戦の是非については、No.1,3の方の回答にある ように、開戦せざるを得ない状況に追い込まれていましたので、 このことについて是非を論じる必要性はあまりないかと思います。 徹底的な検証と、質問者の方はサラッと言ってくれますが、 これが簡単にできるのであれば苦労はしません。 太平洋戦争の是非については、右派・左派のイデオロギー 論争がどうしても絡むため、客観的な検証が難しいのです。 かと言って放っておいてよい内容でもありませんから、個人的 に時々論考を進めていますが、どうしても一般に出回って いる資料が、右か左のイデオロギーに染まっている内容が 多いため、なかなか作業が進まずにいます。 とりあえず、個人的な見解を述べます。 ・太平洋戦争だけ見るのは誤りであり、開戦に至る経緯に ついては、少なくとも日中戦争までさかのぼる必要がある。 ・ターニングポイントとしては、盧溝橋事件かと。 盧溝橋事件で日中の全面対決に突入し、引くに引けない 状況となった。少なくとも日中戦争だけ見れば日本は負け ていなかったため、発言力の増した陸軍を押し止めること が難しく、停戦がなかなかできなかった。 ・国民の生命と財産を守るという観点で考えると、当時の 中国大陸には多くの日本人が進出しており、彼らの生命 と財産を守るということを考えれば、軍隊の派遣をやめる ことは難しかった。 とりあえず、こんなところでしょうか。 この問題については、先ほども述べましたが私も勉強中で あり、十分に回答できないのが実状です。
お礼
ご回答ありがとうございました。いろいろと参考になりました。 >徹底的な検証と、質問者の方はサラッと言ってくれますが、これが簡単にできるのであれば苦労はしません。 簡単にできるとは思っていませんが。 サラッと言ってしまって申し訳ありません。もっと重々しく言うべきでした。深く反省してます。
- daibutsuda
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当時の日本人は悩みに悩んだ末結局開戦したわけですから、開戦しなかったらどうなっていたかなどと想像するのはナンセンスですが、米国の言いなりになっていれば、戦前の東南アジア諸国の様に植民地の様にされていた可能性があります。そうなったら、戦争の様に一時にたくさんの命や財産が奪われることはなかったかもしれませんが、結果的により多くの生命や財産が奪われていた可能性は否めないと思いますよ。 歴史に仮定は禁物ですけど、少なくとも東南アジア諸国はいまだに欧米の植民地のままだったでしょう。 あと、少なくとも開戦当初はB29による大規模空襲や原爆による民間人の無差別殺戮は軍部も想定してなかったでしょうから、開戦の決断はやむをえないと思います。私が当時の日本人だったとしても開戦に賛成したでしょう。その当時米国が原爆やらB29やらを開発している、という情報を持っていれば反対したかもしれませんが。 敗戦の結果を知っている人が「しない方が良かった」なんていってるのは、ギャンブルですった人が「ギャンブルなんてしなきゃ良かった」といってるのと同じで見苦しいです。
- cse_ri2
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NGです。 太平洋戦争(大東亜戦争でも構わないですが)をはじめた 経緯については、ABCD包囲網・石油禁輸などの措置で アメリカに追い詰められたという事情もあるのですが、 より大局的な目で見ると、日本が最後まで中国から手を引く ことができず、中国をめぐって米英との対立が解消できな かったことにあると私は考えています。 『日本の戦争』(著者:田原総一郎)がわかりやすいのですが、 当時の政治指導者の中で、アメリカと戦争して本気で勝てる と考えていた人は、ほとんどいなかったようです。 あの東条英機でさえ、日米開戦をめぐっては相当に悩んだ 痕跡があります。 しかし軍部と世論の突き上げで、戦争への道を進まざるを 得なかったのが実情のようです。 兵法の古典である『孫子』にあるように、戦争は国家の一大事 です。その戦争をかくたる見通しもなく始めざるをえなかった ことは、重大な失策であると言わざるをえません。 もっとも、昭和初期からの陸軍を中心とした軍部の台頭を 政治家が抑えることができず、彼らの主張のままに開戦・ そして敗戦への道を突き進まざるをえなかったのではないか とも、個人的には考えています。
お礼
ご回答ありがとうございました。 >より大局的な目で見ると、日本が最後まで中国から手を引くことができず、中国をめぐって米英との対立が解消できなかったことにあると私は考えています。 それに関しては、官僚が自らの功績に拘り過ぎていた面もあったということを聞いたことがあります。 >その戦争をかくたる見通しもなく始めざるをえなかったことは、重大な失策であると言わざるをえません。 重大な失策ということであるなら、失策についての徹底的な検証・反省が必要ということでしょうかね。
- bafu83
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良いか悪いかというより必要に迫られて戦争であったといえると思います。 当時も今も同じですが日本には資源がありません。その資源をとめられては日本は生きてゆけないのです。 これはいわゆる自衛のための戦争であったということです。 このことはマッカーサーも後の公聴会で述べていることです。
お礼
ご回答ありがとうございました。 >当時も今も同じですが日本には資源がありません。その資源をとめられては日本は生きてゆけないのです。 アメリカの要求を受け入れたとしても、資源を止められていたということでしょうか?
お礼
ご回答ありがとうございました。 参考URL読ませて頂きました。 以下の言葉に尽きると思いました。 >日米開戦に至った原因は、ごくおおざっぱに言えば、陸軍を初めとする官僚組織が、『国益を損なってまで』自分達の組織の利益のみを図り続けた結果であると言えます。 今も昔も、高級官僚という人種は・・・・。 国民のためなどという意識は望むべくもないですが、国体護持のためでもなく、結局は官僚達が組織の利益を貪欲に求め続けたことがあの戦争の原因の核になっているとしたら、馬鹿馬鹿しさすら覚えてしまいます。
補足
たびたびのご回答、ありがとうございました。 後ほど参照させてもらいます。 諸々の事情により、取りあえずは締め切りたいと思います。 他の皆様も含めて、お礼は後ほど述べたいと思います。