• ベストアンサー

エネファームが自立しない理由

おはようございます。 最近、エネファームが、起動時に外部電源に依存し、自立できない理由が、 「規制」によるものであるとの話をちらほら聞きます。 具体的には、どのような規制のために、自立できないのでしょうか。 ご存知の方よろしくお願いいたします。 参考URL 「内田樹の研究室~personal power plant のご提案~」 http://blog.tatsuru.com/2011/06/12_1020.php 「Deep Space Rhymin'」 http://rhymin.tblog.jp/?eid=269058

質問者が選んだベストアンサー

  • ベストアンサー
  • dor_2112
  • ベストアンサー率57% (33/57)
回答No.2

エネファーム(燃料電池)もそうですが、エコウィル(ガス発電)など、再生エネルギー以外の 発電システムで作られた電気は、全て売電できません。 その理由は、買い取るのは電力会社なので、 「なんでガス屋とかの設備機器で作った電気をウチ(電力会社)が買い取らなあかんねん」 というのがまことしやかに囁かれています。 まぁ、当たらずしも遠からずなんですが…。 公の話では、 「燃料電池やガス発電で作られた電気は、ガスや石油を消費を消費したついでにできる 電気なので、たくさん電気を売るために、ガスや石油を使ったのでは本末転倒」 ということです。 では本題に入ります。 現在市販されている発電システムの中核をなす機器類(パワーコンディショナなど)は、全て、 商用電源の供給を必須としています。 つまり、電力会社から供給される電気が機器類(パワコンなど)にきていないと、使えないです。 起動時はもちろん、通常運転さえもそうです。 これは売電できる太陽光、風力もそうですし、売電できないガス発電や燃料電池も同じです。 ですので、別に太陽光が優遇されているとか、燃料電池が優遇されていない、ということではありません。 同じ土俵の上に載っています(条件が同じです)。 次に、その仕組みを回答申し上げます。 先に述べましたように、発電システムの機器類を動かしている間は、電力会社から電気が 供給されていることが必要十分条件です。 ところが、停電などで電力が止まってしまったら、パワコンなどが自動的に運転を 取りやめてしまいます。 通称:「単独運転検出機能による運転停止」 これは、電力会社が定めていますので、規制といっても過言ではないでしょう。 しかし、太陽光も燃料電池も条件は同じです。 では、なぜ、こんな機能がついているかというと、下におおまかな電気の流れ図を書きます。 (電力会社) ← 分電盤 ← パワコン ← 発電器具(ソーラーパネル、風車、ボイラーなど)             ↓             →宅内のスイッチ、コンセント 発電器具で発電した電気は、パワコンを通って分電盤にいきます。分電盤の下にスイッチやコンセントがあるので、ご家庭内で発電した電気が使えることになります。 また、発電している電気が2kwで、ご家庭内で使われている電気が1.5kwだとしましょう。 売電できるシステムだと、 2 - 1.5 = 0.5(kw) この0.5kwを売電することになります。 売電できないシステムだと、パワコンなどが0.5kw分を売電しないように発電の量を減らしたり、 他に使用したりと、 発電した電力=ご家庭内で使われる電気 となるように調整します。 たとえば、電線が切れて停電したとしましょう。 売電できる発電システムの場合、停電時に売電してしまうと、この切れた電線のところまで、売電した 電気がいきますから、復旧工事の人や電線を触った人(物)は感電してしまいますので、 停電時には売電をやめましょう、という規則が存在しています。 一方、売電できない発電システムの場合はどうかというと、売電できる発電システムと ほぼ同じ内容です。 え?なんで?売電しないから発電した電気は流れないでしょ? と、思われるかもしれませんが、実は、流れる場合があります。 売電しない発電システムの場合、電流センサーを付けて、売電しないように監視をしています。 つまり、最初っから発電した電気を売らないように電線(電気の通り道)を遮断しているわけではなく、 電線(電気の通り道)に電気が通ったら、異常を察知して売電をやめるという操作をしています。 ですので、ごくわずかの時間ですが、電力会社側に発電した電気が通ってしまうことがありえます。 ごくわずかといっても、電気が流れる速さは尋常ではないスピードですので、感電やショートして、 災害が起こる可能性があります。 このことから、発電する/しないにかかわらず、停電したら、パワコンなどの機器は運転を 取りやめるという機能がついています。 以上がご質問者様のおっしゃる「規制」に当たることかと存じます。

pkweb
質問者

お礼

ありがとうございます。 お詳しいですね。 ご説明ですと、手動で外部と遮断する装置をつければ、自立型のものを作れそうな気がしますが、そういうわけでもないんでしょうね。

その他の回答 (1)

noname#194317
noname#194317
回答No.1

どうやら、電気事業法による制約のようです。 ググった結果 http://www.google.co.jp/search?aq=f&sourceid=chrome&ie=UTF-8&q=%E3%82%A8%E3%83%8D%E3%83%95%E3%82%A1%E3%83%BC%E3%83%A0%E3%80%80%E9%9B%BB%E6%B0%97%E4%BA%8B%E6%A5%AD%E6%B3%95 ただしエネファームの場合は太陽電池と違って、ポンプなどの補機を動かす電気が必要ですから、これが止まっちゃったら発電不能に陥ります。なので仮に法的な問題が解決したとしても、補機を止めない工夫(UPSと自前電気の組み合わせなど)をしなければ、自立運転は行えないでしょう。多分今の製品はそんなこと考えていなさそうな予感がしますけど。

pkweb
質問者

お礼

ありがとうございます。

関連するQ&A