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年金について
何故、物価が下がると年金支給額が下がるんですか?詳しく教えて下さい。
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逆に、物価や賃金が上がれば、それに応じて年金額も上がります。 これは「マクロ経済スライド」と言われており、法令上、この方法を採ることになっています。 物価や賃金額の増減や社会経済状況(年金の元手となる積立金の運用を行なうときの金利の情勢等)をはじめ、公的年金制度の加入者数の増減や平均寿命の伸びなどを反映させます。 その他、マクロ経済スライドのほかに、単純に物価の増減だけを見た「物価スライド」や、同じく賃金額の増減だけを見た「賃金スライド」という考え方もあります。 いずれにしても、年金の元手(保険料のほか、税金から出る国庫負担分もあります)は無尽蔵ではありませんし、金利も著しく低いため、積立金を資金運用して増やしてゆくこともむずかしくなってきています。 また、入ってくるもの(公的年金制度の加入者数や保険料などのこと)と出てゆくもの(年金給付)のバランスもありますよね。 超高齢化社会が進行してゆけば、もし上述のようなスライドがなければ、財源が枯渇してしまいます。 以上のような事情から、公的年金の財政の健全化を保つためにも物価や賃金の増減に合わせて年金額も増減させる、というしくみになっています。
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