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最近の格安住宅は25年くらいしかもたない
ハウスメーカーが作る、最近の格安の住宅は、使い捨てて25年くらいしか もたないと聞いたのですが、本当でしょうか? また、国産の木材を使って長くもつ家をつくるには 良い職人の技術が必要で、そういう技術を伝承した職人も国内にたくさんいるのだが、 格安住宅のせいで、腕を発揮する機会がないのが問題だそうです。 消費者とすれば、やはり少しでも安いほうが良いに決まっているし、 格安住宅が売れるとすれば、しょうがない気もします。 ちゃんと長く持つ家をしっかり作るというのは、もはや理想なのでしょうか? このあたりに詳しい方いらっしゃいましたら 何卒よろしくお願いいたします。
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家を作るなら孫子の代まで胸を張って自慢できる家に住まわせたいというお気持ちなのでしょう。 しかし、「国産の木材を使って良い職人の技術で長く保つしっかりした家」という発想は近代的な「格安住宅」への偏見ではないかと思えます。 耐久性に関して言えば現代の方がしっかりしていると思います。阪神大震災の時に地震で倒壊した家はほとんどが老朽家屋でした。現在の住戸は柱が細くなっていてもその分屋根が軽くなっているので耐震性には問題がないからです。 外材のシロアリ問題は別に検討すべき(検討できる)課題です。国内の人的物的資源の活用も別次元の問題です。 家を建て替える理由(動機)の最大のものは「陳腐化」です。これにはいろいろな事象が見られますが、一言でいえば周囲との違和感ではないでしょうか。傾いたり倒れたりして建て替えるケースは見たことがありません。 老朽化は避けがたいもので、老朽化しても周囲との違和感を感じさせないような建物は歴史的建造物を参考にするか、普段の管理で陳腐化の進行を遅らせることくらいでしょう。前者を採れば「国産で良い職人」となりますが、問題は後者です。 格安でも躯体に問題がなければ後はメンテナンスの問題になります。50年後でも100年後でも不便さ(間取りや天井の高さなど)や不自然さ(デザインや異常な老朽化の進行など)を感じずに住める家こそ陳腐化に対抗できた家(およびそのオーナー)といえます。専門家がそれを想像して家を設計するのは至難の業ですが、施主としては自分の嗜好と経験に基づいて設計を判断し、きれいに住む(計画的修繕を心掛ける)ことを心掛ければいいだけのことではないでしょうか(傾いたり倒れたりして建て替えるのは、必要なメンテナンスをするための余裕がなかったからとは言えないでしょうか)。 究極のところ、お金があれば格安住宅を弁護するようなことを考える必要はないのかもしれません。
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- 2009ken
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日本の税制が、何代にもわたる相続を許しません。 ですから、何年ぐらい住むつもりなのか、それだけ持つのはどんな住宅なのか、それを考えればいいと思います。 まあ、国産材かどうかというのはブランド志向かどうかの問題が大きい。で、軸組みかどうかというのも個人の主義主張、嗜好の問題。25年とか言うのは、激安のパワービルダーに苦渋をなめさせられてる住宅会社さんの誹謗中傷と思っても差し支えないでしょう。普通に子供の代まで渡せれば・・・と思うなら、格安住宅でも、概ね問題はないです。メンては必要ですけどね。 逆に安価な2x4とかでも、メンテすれば100年でももつでしょう。アメリカでは中古住宅の流通が盛んですが、それはそんな短期間で使い物にならなくなることがないことの証明でもあります。 ただ、国内産業のためとか、理想があるなら、そういった方向の家はありだと思いますよ。見る人が見れば「立派だ」と思えるもの。それもかっこいいじゃないですか。
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ありがとうございます、非常に勉強になります。
20年やそこらでと言うのは 戦後の物資不足の時に建てられた物位で 現在の建築基準法で建てられた建物はまず大丈夫ですよ
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ありがとうございます。 古きよき時代の偏見が入ってるのかもしれないですね。。
- henmiguei
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長年、建築士だった経験から言うと 使用目的によります 自分一代でこの家はいらない(借地住宅等)なら “使い捨て住宅”で結構です 100円ライターと同じように使い捨て時代の産物としての住宅は 当然の事として耐用年数が短いです25年も経たないうちから修理が必要になる事も有ります 末代までの住宅として残したいなら 建築士としての立場からは木造軸組み(古来の日本家屋)住宅をおすすめします 木造は世界最古の模造建築物としての法隆寺に見られるようにメンテ次第では数世紀持ちます 私の持論ですが木造建築(質の良い)は騙し騙し使うと耐用年数は無限だと思っています 是非とも木造(軸組み住宅)をお勧めします。
お礼
>当然の事として耐用年数が短いです25年も経たないうちから >修理が必要になる事も有ります。 そこなんですよ、大丈夫という方と、あなた様のように25年たたないうちから~という方にわかれるところが問題なんですよね。 迷います。 ありがとうございました。
- atelier21
- ベストアンサー率12% (423/3293)
再々 是非国産材住宅建築を広めて下さい 何も大きく広く遣るのでなくても、価値認められる層が遣れれば良いのです ヨーロッパの建物は多世代が引き継ぎ、現世代が活かして使っています ローコスト使い捨て住宅造る馬鹿らしさに何れ気付くでしょう 第八(だいく一歩手前の若者に)必ず貴方の技量が尊重される時が来るから HMの下請けは絶対遣るなとお願いしています 何年か先、将来家を建てたい国民に、ネットで呼びかけたら如何ですか 「山で貴方の木材を育てましょう」と 会費制にして枝きり、下草刈りして一緒に育て、良い時期に伐採する 山元と施主が結びつき、日本の山を護ってください
お礼
非常によくわかります。 安く比較的職人的技術のいらないHMの家と 職人が技術を発揮する家。 職人が技術を発揮する家は理想ですが コストが高く、 安く比較的職人的技術のいらないHMの家も 案外馬鹿に出来ない。 無z化しイです。
家の寿命の基準は人それぞれ 屋根や壁のメンテナンスをキチントして白蟻対策もして贅沢言わなければタマホームとかでも50年や100年程度は十分使えるでしょうけど 実際問題として最近では建て替えの主な理由は 造りが古いから 設備が古いから 間取りが古いから 新築にしたい まあ大体は車の寿命と同じ様な物で お金持ちで飽きっぽい人の車や家の寿命は短く お金が無い人や物に愛着を持ち大切にする人の持ち物は寿命が長いですね
お礼
ありがとうございます、非常に勉強になります。
- emuancha
- ベストアンサー率29% (478/1614)
No.4です。先のアドバイスで坪幾らと書きましたが・・・ > 坪単価50万前半くらいでなんとかできれば、 基本的に,坪幾らでやると言う大工や工務店は,止めたほうが良いと思います。結果的に坪幾ら位掛かるかと言うことです。 材木費,大工の工賃,設計(依頼)費,基礎工事,水周り(住器を含む),サッシ等,襖等,壁紙,屋根と外壁などなど,詳細を積み上げてくれる大工さんを見つけることです。手弁当の大工さんは,自分では出来ない他の業者に依頼する工事,それにサッシや住器費は右から左で見積ることが多いようです(普通は,外注の見積もりに(若干)上乗せして見積もりします。住器などは何もしないで,儲けが上乗せできるので,美味しいのです)。そう言う大工さんとは,長い付き合いができます。 少々高く付いても信頼できる大工さんを見つけられると良いですね。
お礼
ありがとうございます、非常に勉強になります。
- atelier21
- ベストアンサー率12% (423/3293)
NO2再 そうですか、材元ですか ・以前、青森ヒバで建てるに当り、建築地←卸←木場←青森と価格を手繰り 結局青森で仕入れ、トラックで搬送しました 建築地価格:青森=1:2でしたから、搬送代入れても差があります 此の、流通経路にも問題があります 又 林野庁の価格の決め方にも大いに問題あり 国産材で建て様という運動もありますが、メジャーのHM宣伝力には適わない 増してや、HMは政治献金しているから 国産材で家を作るのが最も健全ですよ 価格の差は十分に価値ある差ですから それらを国民需要者に知らせる手立てが無い事
お礼
ありがとうございます! 国民に知らせさえすれば、 価格が坪単価70万以上でも、検討に値するのでしょうか。 それとも基本的には、中流~富裕層向けに対して 国産をアピールするのが良い感じですよね。 私は今マイホーム購入を検討中なのと、 林業を継ぐ可能性もあるので。。 ただついでも明らかに先は無いので いろいろビジネスを模索中です。
- emuancha
- ベストアンサー率29% (478/1614)
こんにちは。築100年を優に超える(あばら)家に住んでいます・・・ > ちゃんと長く持つ家をしっかり作るというのは、もはや理想なのでしょうか? その土地の木を使って,その土地の大工さんに頼めば良いですよ。ざっくりですが,少なくても坪当たり70万位は掛かるでしょう(50万以下では,論外)。また,定期的なメンテナンスは必須です。また,(この辺では)腕の良い大工さんは手弁当で来てくれます。
お礼
>少なくても坪当たり70万位は掛かるでしょう。 ですよね。。優秀な職人さんにはしっかりとお支払いしたいし。。 人件費や材木代、運送費あたりでしょうか。。 坪単価50万前半くらいでなんとかできれば、 広げられそうなのですが。。
- hayabusa1993
- ベストアンサー率24% (14/58)
これから家を建てられるご予定なのですね。夢が広がって良いですね。 住まいはこの世に存在する商品の中で、命を担保に購入できる唯一の商品です。 十分にご検討されておられるのでしょう。 >ハウスメーカーが作る、最近の格安の住宅は、使い捨てて25年くらいしか もたないと聞いたのですが、本当でしょうか? 誰がそんな事を言っているのでしょうか? もしそうだとしたら具体的根拠を示さなければなりません。 現在の木造住宅の多くは外国産の集成材を使用しております。 なぜ外国産集成材なのかという理由は、大規模経営が多いためコストが安く且つ、 品質管理が行き届いているということにあります。 意外に思われるかもしれませんが、これが事実です。 日本の林業は全く振るいません。国土が山がちなため、木材は豊富ですが、 これを切り運ぶだけでもコストが掛かります。 しかも零細企業が多かったため、品質管理の行き届いた工場を造れなかった。 これが現状です。 よってこの分野では、東ヨーロッパ勢の独壇場です。最近ではロシアがウラジオストックあたりに 工場を造り日本に輸出する計画もあるようです。 この傾向は恐らくあと100年は変わることが無いと思います。 集成材は実は価格が高いのですが、強度的には無垢材より強く、品質のばらつきが少ないのです。 この集成材と熟練職人の手を必要としないプレカットや金属を利用して、 構造体を組み上げていくことが、既に時代の趨勢ですし、これからも続くでしょう。 ただ、住まいは個人の嗜好も入ってきますので、無垢材が好きな方は、 ヒノキ材で建ててももちろんよろしいでしょう。 ハウスメーカーの建てた築25年の住宅にがたが来たなんて話は、聞いたことがありません。 格安住宅でも今の時代は、基礎・土台・構造体はしっかりしていますので、 安心して建てて下さい。
お礼
ありがとうございます! 詳しい事情をお聞きでき、感謝しています。 周りの嘆いている人からは 国産材での風土に適した長く持つ家の利点ばかり 聞かされましたが、 格安住宅が多く売れている以上、 必ずそちらの利点もあると思っておりました。 このような内情をお聞きできてとてもありがたいです。 経済の流れは個人の力ではどうしようもないので 無駄に逆らうよりも、なぜそうなっているのかを 冷静に分析しつつ、利益を上げながらも理想に近づけていきたいです。まず利益を上げなければ全て机上の空論になってしまいますから。。 ありがとうございました!
- atelier21
- ベストアンサー率12% (423/3293)
注文住宅の設計をしています 100年持たせたいというお客さんの要望はあります 但し、ノーメンテナンスでは無理と申し上げます 建築は色々な種類の材料の組み合わせであり 其々の材料は固有の寿命があり適正なメンテ時期があり 且つ使用箇所は其々で、同材でも寿命に違いが当然あります ・立地の30km内の材料で建てる ・南面山に立つ木は南面に使う ・適材適所;土台は硬く対腐食性、梁は粘りある樹種、他多 ・金物は使わない 木造でも1500年経つものあり 今HMで建てる大三(大工ダイクに成っていない)では心元ありません
お礼
ご回答ありがとうございます! いろいろな要因があるのですね。 ハウスメーカーに頼むか、大工さんに頼むか迷うところですね。 近年では格安のハウスメーカーが大躍進していますが (タ○ホームやユニバー○○ホームなど。。) 国産材で質の良い家を提供するほうへ動かないと 国の森林が駄目になってしまうと聞きます。。 やはり価格で負けるとしょうがないのですかね。。 国産材を使って、かつ、安く上げる、ということができれば お客さんも目を向けると思うのですが、 そういったことは難しいのでしょうか。。 父が林業をやっており、嘆いているので。。
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お礼
ありがとうございます、非常に勉強になります。