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棚卸減耗費などで出てくる「原価性」って何ですか?
棚卸資産の評価について勉強しているのですが、棚卸減耗費の説明の中に「原価性がある、ない」で費用項目の表示場所に変化が出るとの説明があるのですが、「原価性」とは何でしょうか? テキストには 原価性あり・・・・売上原価の内訳科目または販売費 原価性なし・・・・営業外費用または特別損失 とありました。
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本には、商品の販売や製品の製造に当たって、不可避的に発生するものが、「原価性がある」ものと説明がされていると思いますが、 ここでは、直感的な説明をします。 この商品を100個売ろうと思って棚に並べておくと、たまに2,3個ぐらいは客が見てて壊れちゃったりすることもあるよね。で、結局、103個仕入れると100個が実際に販売されるんだ。でも、売るために陳列しておいて、みんなが触っていく以上、少しぐらいは壊れちゃうのは仕方がないよねー。 とか、 この製品を100個ラインで生産するときに、1個につき、この原料を1リットル、機械に入れるんだけど、どうしても容器の口に原料が垂れちゃうから、原料が計算どおりには残らないんだよね。少なくなっちゃうんだよねー。 等々。 販売するため、または、製造するためには、通常どうしても発生してしまうような商品、製品や原材料などのロスが存在し、これらは販売や製造のためのコストとして考えられています。このことを指して「原価性がある」といいます。 上記に対し、 あれ、部品が1000個残っているはずなのに、10個しか残っていない。鍵開いてる。盗まれたー。と言った場合、この部品代は、製品を製造するためのコストとして考える人はいないと思います。 このことを指して「原価性がない」と言います。 要するに「原価性」とは、商品の販売や製品の製造に係るコストである、「売上原価」、「製造原価」「販売費」に当たるかどうかということです。
お礼
非常にわかりやすい説明をありがとうございました。 この一ヶ月、立て込んでいてお礼が遅れすいませんでした。