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体脂肪率について
はじめまして。 体脂肪率について疑問に思っていることがあり、詳しい方に教えて頂きたく 書き込みさせて頂きました。 ・いわゆる電気抵抗を利用した体脂肪計はどれくらい正確なのでしょう? ブレがあるとすると、上ブレか下ブレか、目安程度に考えるべきですか? ・前日に深酒すると、ガクっと体脂肪率が下がることがあります。 アルコールを分解するのに水分を使ってしまうから、抵抗が上がりそうなのに逆。 なぜなのでしょう? ・前日と運動量は一緒、食べ物もほとんど質量変わっていません。でも、日によって (測る時間は一緒です)2~3%もずれるのは誤差ですか? ちなみに、私は通常11%程度、一昨日とその前は、9%でした。 ・よくプロボクサーが、普段で8%とか、試合前に減量がきつい選手だと3% くらいまで落とすと聞きますが、これは何を用いて測っているのでしょうか? ・体脂肪と内蔵脂肪(Max.6、Min.1)も測れる有名メーカーの計測器ですが、内蔵脂肪の 数値は当てになりますか? よろしく御願い致します。
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スポーツジムにあるものも含めて家庭用の体脂肪率計の原理は、体に交流の電流を流しそのインピーダンスを測って体脂肪と筋肉とを推定してより分け、体脂肪率を割り出しています。インピーダンスとは電流の流れにくさの程度で、電気抵抗とはちょっと違います(直流の場合は電気抵抗でいいのですが、交流になると電流の流れにくさは電気抵抗だけではなく、別の成分にも左右され、これをまとめてインピーダンスと称するのです)。 筋肉には水分が多く含まれ電流を通しやすい性質があります。体脂肪は水分含有量が少なく電流は流れにくいのです。感電すると筋肉がこわばるのはこのためです。この特徴を活かして、両手・両足に電極をつけて体に交流の微弱電流を流し込み、足・体幹・手など体各部位のインピーダンスを測定し、多くの内臓データと比較照合して体脂肪率を推定で出すわけです。 ところが私たちの体水分量は一定しません。ふつうは夕方から夜にかけて体水分量が最大になり、朝起きたときが最少になります。その程度は個人差はありますが、2kgにもなることがあります。これが1日の中での体重変動にもなっているわけです。また乳児は体重の80%くらいが体水分ですが、成人では60%、年配者では50%を割ることもあり、年齢によっても違います。スポーツジムで汗を流しても体水分量が変わります。 体水分量が少なめになると体脂肪率計は体脂肪の要素が増えたと誤解し、多めだと筋肉の要素が増えたと判断してしまうわけです。幾つかの例で言えば、朝晩で体脂肪率は3%くらいは違ってくることがあります。前日に深酒すると、体水分量が増えて筋肉が多くなったもの誤判断している可能性があります。そういうわけで、体脂肪率計はあまり信用できません。 体脂肪率計を使うのなら、体の状態がほぼ同じと思われる毎日の同じ時間帯に測り、測定値の日々のトレンド(増減の傾向)を見ることです。異なる体脂肪率計で測定し、その結果をお互いに比較しても確かなことは分かりません(かえって誤解をまねきます)。また日々の細かい数値の変動は気にしないことです(数値にバラツキが出るのは当たり前ですから)。 有名メーカーの計測器でも測定原理は同じなので、正確さは似たり寄ったりだと思いますよ。言えることは、両足だけに電極をつけて測定する超いい加減なタイプ(おもに下半身の状態しか分からない)よりも両手・両足に電極をつけるタイプのほうがマシだろう、ということです。
お礼
丁寧にご回答頂き、ありがとうございます。 体水分量がそんなに変化するものだとは、思っていませんでした。 であれば、1~2kgの体重変動は誤差の範囲内なのですね。 体重も体脂肪率も、測る時間と条件を極力一緒にする・一定期間の変動をみていくことなのですね 短期で、一喜一憂は意味がないことはよくわかりました。 ありがとうございました。