- ベストアンサー
ガスコンロの炎と恒星の色
ガスコンロの炎は赤い部分の温度が低く、青い所の温度が高かったと思います。一般にろうそく等の赤い炎は温度が低く、ガズバーナー等の青い炎は温度が高いと思います。一方恒星は赤い星の温度が低く、青い星は温度が高いと思います。「炎の色と温度」と、「恒星の色と温度」との間には関係があるのでしょうか、それとも偶然でしょうか?関係があるとすればどのような関係でしょうか?
- みんなの回答 (6)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
微妙ですが、厳密に言えば「関係ない!」という方が正しいと思います。 実際、このことはよく混乱して学校で教えられています。 「恒星の色」ですが、太陽の表面温度は5000℃ですが、それでも黄色です。 青い色を出すためには、数万℃が必要です。 ガスコンロの青い炎が数万℃になっていたら、鍋はみんな穴があいてしまうし、 そもそもガスコンロも溶けちゃいます。 (鍋やガスコンロに使われている金属の融点を調べて下さい。) ガスの青い炎はメタンや水素が燃える化学反応を起こす際に放出する色だったと 思います。黒体放射の色ではありません。 不完全燃焼の赤い炎は、不完全燃焼で煤(カーボン)がたくさんできて、 それが黄色い色を出しています。
その他の回答 (5)
- htms42
- ベストアンサー率47% (1120/2361)
煤の方の温度については黒体輻射の考えがあてはまるとしていいのではないでしょうか。 元々黒体輻射というのは炉の中の温度を色で判断するという技術に目を付けたものだったそうですから。
お礼
ありがとうございます。ガスコンロの青色は原理が全く違うので黒体輻射とは関係なく、ろうそくの煤の赤色は黒体輻射ということでしょうか。溶鉱炉の鉄の赤や白もそうでしょうか。でもろうそくはそんなに温度が高くないような気がしますが。
関係ないです。 ガスやローソクの炎の色はそれぞれの化学反応に特有の色です。 恒星の色は熱放射によるものです。 また、ろうそくの火や不完全燃焼しているガスコンロの赤は、すすが熱せられて赤く光っていることによります。 すすがでなければ、ろうそくの火だって赤くなりませんが、それでは明かりの役に立たないですね。
お礼
ありがとうございます。ろうそくの赤色と不完全燃焼の赤色は同じなんですね。
- sanori
- ベストアンサー率48% (5664/11798)
>>>ありがとうございます。そうすると、黄色い太陽が青いガスコンロよりも温度が高いのは何故なのでしょうか? はい。 そういう意味では、もっと不思議なのは、青鉛筆の温度が高くないことです。 人間に見える光を可視光と言いますが、それより振動数が大きいもの、小さいものは人間に見えません。 太陽の光は黄色く見えますが、それは黄色の光一色だけではなく、赤、緑、青はという色はもちろんのこと、目に見えない「色」(振動数)が多量に含まれ、混ざっているのです。 だから目に見えない紫外線への対策が必要なんですね。
- Tacosan
- ベストアンサー率23% (3656/15482)
黒体において, 温度と「放射するピーク波長」との間には反比例の関係があります.
お礼
ありがとうございます。黄色く見える太陽は、青く見えるガスコンロよりも放射するピーク波長は長いと言って良いのでしょうか?
- sanori
- ベストアンサー率48% (5664/11798)
こんにちは。 >>>「炎の色と温度」と、「恒星の色と温度」との間には関係があるのでしょうか、それとも偶然でしょうか? 関係、大ありです。 偶然ではありません。 >>>関係があるとすればどのような関係でしょうか? 実は、光というのは1個2個3個・・・と数えることができるものなのですが、 同じ1個でも「温度が高いのと低いのと」があります。 1個1個の「温度が高い」ことは、光の振動が速い(=波長が短い)ことを表します。 たとえば、振動が速い光1発のエネルギーと、振動が遅い光2発の合計エネルギーが同じ、というようなことですね。 たとえてみれば、同じ「光」とは言っても、1円玉から500円玉まであるということです。 光には振動の速さによって、色々な名前がつけられてしまっています。 振動が遅い方から順番に並べると、 電波 マイクロ波 赤外線 赤い光 黄色い光 緑の光 青い光 紫の光 紫外線 X線とガンマ線 というような名前がつけられています。
お礼
ありがとうございます。そうすると、黄色い太陽が青いガスコンロよりも温度が高いのは何故なのでしょうか?
お礼
ありがとうございます。大変参考になります。基本的には関係無さそうだと理解しました。でも「微妙」な理由を知りたくなりました。