- ベストアンサー
細胞の増殖曲線、doubling timeについて
今後、培養細胞を用いた実験を行う予定があるのですが、使用する予定の細胞の正確なdoubling timeが分りません。どなたか詳しい増殖曲線とdoubling timeの測定法、またはそれが分るようなホームページ等をご存知の方、教えて下さい。ちなみに、使用予定の細胞はHepG2(ヒト肝癌由来)とEA hy926(ヒト上皮細胞由来)です。よろしくお願いします。
- みんなの回答 (2)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
細胞のダブリングタイムというのは種々の条件でまったく違ったものになります。 FBSはもちろんのこと、ディッシュのコーティング、播く密度や細胞の継代数でも違います。特に癌細胞由来以外のものでは継代数が多くなってしまっているものは増えないことがたまにあります。 また、中には継代している間に変異してしまって元のものとは違ったものになってしまったものもあります。 ですので、ダブリングタイムはおおよそのことしか言えません。そのため、どんな実験でも特定条件下でのコントロールというのが重要になってくるわけです。 増殖曲線の書き方は…まぁ、五日ぐらいでコンフレントになる濃度で1週間ぐらい毎日、細胞を回収して数えるだけです。(別に三日ぐらいでコンフレントになる濃度で五日ぐらい数えてもいいとは思いますけど。)
その他の回答 (1)
- fujishiro
- ベストアンサー率28% (162/574)
>「特定条件下でのコントロールが重要になる」ということですが、「自分の実験系での、使用する細胞の増殖曲線が大事(だから、その系や条件ごとに調べなくてはいけない)」と理解してよろしいのでしょうか? そのとおりです。 例えば、何か増殖を抑制する化合物の影響を見るとき、必ず、化合物が入ったものと入ってないもの(すなわちコントロール)を比べ、この化合物の影響を判断します。 もちろん、実験系が同じならほとんどコントロールは同じなわけですが、それでもきっちりとるのが正しい実験のやり方です。論文をみると必ず、コントロールが入っていますよね。 ではがんばってくださいね。
お礼
ありがとうございました。 これからの実験に役立てていこうと思います。
お礼
返信遅れましたが、ありがとうございました。 参考にさせてもらいたいと思います。 「特定条件下でのコントロールが重要になる」ということですが、「自分の実験系での、使用する細胞の増殖曲線が大事(だから、その系や条件ごとに調べなくてはいけない)」と理解してよろしいのでしょうか? お礼のメールでまた質問してしまってすみません。