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自動車産業における円安の影響について
自動車産業にとって今の円安はどのような影響を及ぼしているのでしょうか?? また円高の時はどのような影響を及ぼすのでしょうか?教えてください・よろしくお願いします
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今はだいたい1ドル=120円くらいが相場かな? 例えばコカ・コーラ。 日本では1本120円。当然これを期待してアメリカに旅行に行って、1本1ドルだなぁ…と思うでしょ?でも、だいたい80セント(約96円)。 これって安いですか?高いですか? 1995年の7月頃、1ドル=80円まで来た時があったんです。このときって、日本からアメリカに『旅行に行く』となんでも安く買えますよね。だって、日本で120円で売られているコーラが80セント(約64円)で買えるんですから。 でも、それって『外国からの訪問者』だから。 その国に住んでいる人にとっては物の値段なんてそんなに変わらないんです。『輸入品』を除いて。 日本の自動車メーカーは一部の企業の一部の車種を除いては全て日本から自動車を船で輸出しています。 例えばホンダ・アコード。アメリカで3万ドルで売られているとします。 これが95年7月当時の1ドル=80円だったらどうでしょう。 アメリカでは3万ドルでも、日本に売り上げたお金を持ち込むと諸費用を取られないと仮定して、1台あたり240万円。 1ドル=120円だと?そう。360万円。 1台で120万円も儲けることになるんです。 そこで円高の時に日本企業の方たちは考えました。 『現地で生産した方が儲けるじゃん!』 それが先にも説明した、『一部企業・一部車種』なのです。 ホンダとトヨタは米国に、日産はイギリスに生産工場を持ちました。 現地で部品の大部分を仕入れ、現地従業員を雇い、そして生産すれば、円高だって儲けが大きい!…と。 しかしここに来ての円安です。この方法ではコストがかかる。そこで工場閉鎖。日本から輸出した方が儲けが大きいのです。 すなわち、円安の時の方が、自動車業界にとっては儲けが大きいという事なんです。 蛇足ですが、日本がバブル最盛期だった頃、日本の生産業種はこぞって海外に拠点を移しました。円高の影響もありますが、『アナリスト』と呼ばれる一部の責任を持たない連中の発言に動かされたところもあります。 今、このときの生産拠点移動が、バブルがはじけた経済では『過剰設備投資』となって影響している事で、海外工場閉鎖に繋がっています。 こんなところでいかがでしょう?
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製造原価が同じ場合、円安になると円での受取額が増えますから、利益が増えます。 円高になると、逆の現象がおきます。 円安とは、今まで1ドル110円だったのが111円以上になったときにいいます。 つまり、同じ1ドルなら、受け取る円が増えます。
お礼
素晴らしいアドバイスに感謝します!ありがとうございました!
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