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スピッツァー望遠鏡のヘリウムガスについて。
スピッツァー望遠鏡内の何処の熱交換の為に、 ヘリウムガスが用いられてきたのでしょうか? 最近にはヘリウムガスが漏れてきているそうですが、 安全なのでしょうか?
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「スピッツァー望遠鏡」は赤外線望遠鏡です。すなわち一般の望遠鏡のように可視光線域で観測するのではなく、もっと波長の長い赤外線域で観測しています。 ところが赤外線というのは熱を持っている物体からは常に発せられるもの。望遠鏡自体が一定の熱を持てばそれに見合った波長の赤外線を発してしまいます。 これではその波長域の赤外線が観測できません。そこで、液体ヘリウムを使って望遠鏡を冷やして(絶対5度程度=-268度C)、赤外線の発生を抑えているのです。 >ヘリウムガスが漏れてきているそうですが、安全なのでしょうか? 「安全」とは何にとってでしょうか?。望遠鏡は大丈夫かということですか。液体ヘリウムが漏れ、望遠鏡を冷やす機能が失われつつあるので、観測できる赤外線域がだんだん狭くなっているそうです。そう言う意味では大丈夫ではないです。 また、地球上の我々にとって安全か?、という意味であれば、宇宙空間でいくらヘリウムが放出されようと、そんなのは大海におしっこをしたようなもの。(たとえが悪くてすみません)。まったく問題ありません。 またヘリウムというのは全く無害な気体です。ヘリウムを飲むと一時的にドナルドダックのような声になるのでお祭りなどでおもしろがって風船用のヘリウムを飲む輩もおりますね。
補足
有り難う御座います。 そろそろ本来的な遣り方では使われ難くなるのですね。