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エッジレスとは?スピーカーシステムの特徴と音の効果
- エッジレスとは、スピーカーシステムの一種で、特定のユニットを使用しています。エッジレスシステムでは、気密性の確保が重要であり、バスレフなどの特殊な構造が採用されています。
- 一般的なスピーカーシステムと比較して、エッジレスシステムは音の再生において優れた効果をもたらします。エッジレスシステムは、より広がりのある音場を再現することができ、より自然な音を楽しむことができます。
- エッジレスシステムを採用したスピーカーは、パイオニアやフォステクスなどのメーカーから販売されています。これらのスピーカーは、高品質な音楽鑑賞や映画鑑賞を楽しむために開発されており、音のクオリティにこだわりのあるユーザーに人気です。
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>気密の確保がどうなっているのでしょうか? マウントとコーンとの間には0.5mmほどの隙間が 開いているため、密閉はされていません。 >エッジレス空間も込みの音造りと なっているのですか? なっていないと思います。 考慮する必要が無いからだと思います。 隙間をオリフィスとして考えた場合 移動する空気の量に対して非常に小さな オリフィスとなっていますので、 音量を上げると密閉されている状態と 同じになります。 密閉状態になるもう一つの理由は その隙間の構造にあります。 0.5mmほどの隙間はマウント側とコーン側に 筒状の案内が施されていて、空気の流れを 遮断しています。 これは空気の重さと粘性をうまく利用した 見えない蓋と言えますね。 ただし、小さな音量では空気の流量が少ないので 開放状態と同等となり、低音はほとんど聞こえません。 消滅した理由はわかりませんが、たぶん 見えないエッジ部の構造をとると、 筒の重さと二重になったダンパーの重さで、 振動の応答性が悪くなり、 音に瞬発力が無かったためではないかと 思います。 あんなごつい発砲スチロールがコーン紙の周りに へばりついていたんではM0がぽぽぽぽ~ン と上がってしまいそうです。
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- poteti800
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エッジレスの基本として コーン端部とフレームを接続しない構造 が挙げられます。 振動板のピストン運動の妨げになるのはエッジなのだから それを取り払ってしまえばもっと動きやすくなるはずだ、 との理想追求から生まれたアイテムです。 フォステクスはエッジレスユニットを絶番にして相当な時間がたってますが 構造的にはパイオニアのリニアパワー方式と同じですし フォステクスSLWが同方式の先輩格に当たります。 (活用方法は違いますけが応用したということで) 最初に書いたようにコーン端部とフレームとを接続する物が無く 数ミリの隙間があいています。(パイオニアはシール構造) 当然ながら通気性があります。 小振幅時には無視できる程度でも 大振幅時には盛大に風が吹き出します。 メーカー側でもそれら込みで音作りをしていたはずですが 一部の重低音ソフトを再生すると風切り音(余計な音)がするとの 報告は何度かされていました。 フォステクスSLWウーハーですが かつて長岡鉄男もダブルバスレフ型SW制作時のユニット選定で 通気性が気になるとかで見送りになったことがありました。 通気性があることが逆にネックになった例といえるでしょう。 ところで、ローディーのギャザードエッジは コーン端部とフレームを繋げていますのでエッジレスではありません。 繋がっていないことがエッジレスのキモですからね。
お礼
poteti800様、いつもお世話になっております。 文系頭の当方に誠にわかりやすいご解説、感謝感謝であります! そうですか、やはり試行錯誤の理想追求、その一挑戦だったの ですね~。 当方フォステクスさんの現物は見たことがないのですが、昔の カタログで見ると、ホントに風変わりで奇抜な印象なんですよね。 なるほど、やっぱり、隙間、あるのですネ(納得致しました)。 残念ながら、同方式既製品でも腰を据えて聴いた経験がなく、音に 関しては当方イメージが湧かないのですよ。 しかし、つくりのまずいダクトですら幾分の風切り音が起きるわけ ですから、さすがにコーン外周がそのような構造でしたら、大振幅 時の違和感たるや想像がつきます。 メーカーさんも大変ですよネ。新しい機軸をウリにしたいところで しょうけど、でもそれを問題なくまとめるのは非常に大変。結果、 消えて行っちゃったのでしょうね(哀)。 いやー、長岡先生のエピソードは知りませんでした。いかにも先生 らしい、効率のロスを嫌われるケースと思いました。 poteti800様、ありがとうございました。こういったお話を伺うことが できるのも、まさにこの場だからこそであります!(本当に新鮮 であります) poteti800様、最近はエッジの修理もネット上で多々参考になる所 が多く、当方もありがたく拝見致しております。 実は、これらをお手本に致しまして、ギャザードエッジ及びF社風 タンジェンシャルエッジの真似事を何度か行いました。 結果は、見事に玉砕。普通のロールエッジ作成に比してその難易度 は異常なレベルでして、このようなものは到底シロウトでは無理と、 つくづく実感致した次第であります(基本的に、形だけ真似をしても、 ダメですよね)。 何事も程度問題ではありますが、当方の愚問は今後も相変わらずと 思います。 poteti800様、お世話さまではありますが、以後もまた、お慈悲の ほど、何卒よろしくお願い申し上げます。ありがとうございました!
- HAL2(@HALTWO)
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tyo0911 さん、お久し (でもないか)、HALTWO です(笑) >このユニットでのバスレフなどは、エッジレス空間も込みの音造りとなっているのですか? 私は「込み」だと思いますよ。 パイオニアさんの特許書類を見つけましたので下記参照 URL に記しておきます。 「従来の技術にはこんな問題点があったが、この技術はこんなふうに解決している」という書き方は特許の書き方としてお約束ごとなのですが、従来のエッジレス・タイプの問題点とパイオニアさんの解決法が詳しく記載されています。 エッジレスと言えば昔懐かしい日立のギャザード・エッジもエッジレス・タイプと言えるのでしょうかね? もう特許が切れているためか、カー・ステレオ用フルレンジ・ユニット (多分、台湾製) にはギャザード・エッジを採用しているものもありますね。
お礼
いやいやHALTWO様、お忙しいところ誠にすみませんです。 お心配り、大変ありがたく、心より御礼申し上げます! これまで「エッジレス」構造にはさほど興味がなかったのですが、 先日当方の愚問にて、とある回答者様から非常に素晴らしいお写真 (自作SPシステム)を頂戴。なるほど、やはり創意工夫というものは、 限界などないものと考えまして、ふとこちらの方式にも目が行った 次第であります。 パイオニアさんの特許出願書、当方の頭ではまるで古代メソポタミア 文字でありますが、これはなかなか面白そうですので、じっくりかみ しめ解読致したいと思います(ご教授、ありがとうございました)。 また最近では、HALTWO様のお話にありますよう、一部でギャザード エッジが復活しておる模様です。アルパインさんの車載ユニット等 は、このエッジによりかなりスパルタンなイメージでして、見た目は 非常に格好良い印象でした(もちろん、音もよござんすよ~)。 ところで、HALTWO様、毎度おなじみ脱線で申し訳ないのですが、 久々に耳にしましたですよ、「サリュート」を。 当方幼年期はロケット大好き少年でして、ボールに割り箸を4本つけて スプートニク1号(当時はスープと肉と申して喜んでおりましたが)、 また同じくボールに紙コップを載せて「おおすみ」などと一人喜んで おりました(級友はみな?でしたが)。 今現在のISSは中身も外もまさに二十一世紀にふさわしい印象ですが、 当方個人的にはミールやサリュートのような昭和下町的イメージがこの 上なく好きでありました。 非常にマイナーではありますが、旧ソビエトのN1ロケット、また幻の 月着陸船等、何とも不思議な魅力でありましたです(米国開拓精神の 象徴たるサターンVやスペースシャトルはまた違った魅力でしたネ~)。 ということで、オーディオ枠でありながら相変わらずの意味不明脱線、 誠に誠に失礼致しました。 HALTWO様、お気遣い本当にありがたく、重ねて御礼申し上げます。 以後もまた、お暇なときにでも、お付き合い下さりませ!
お礼
nokata様、お手数お掛け致しました。 此度もご回答をお寄せ頂き、誠に恐縮であります! 昨日、某有名中古チェーン店を覗いたところ、うまい具合でP社S-LH5 に遭遇。久々にエッジレスタイプの現物を間近で確認しただけに、 なるほどnokata様のお話がすーっと脳へうまく入りました。 音造りに関するnokata様のご見解も、これまた非常に興味深く拝見致し ましたです。 当方などは完全にユーザー限定の立場でありますが、送り手のメーカー さんに対しては個々製品自体のみならず、それにともなう発想や意図 においても大変興味があります(面白いですものね~)。 おかげさまで理系の脳を持ち合わせていない当方でも、オリフィスと 空気の粘性を引用頂いたことで、「な~るほど、確かに!」の納得と 相成りました(ありがとうございます)。 長いこと自作SPで遊んでおりますと、体験的にこのあたりも思い当たる 節がございます。極端な設定のスリットダクトなどでは、まさにこれに 近いお話と想像致しました。 また当方全く存じ上げなかったのですが、隙間部分には一種のフェンス 的構造体が存在するケースもあるのですね。 これもまさにナルホドでありました。これならば隙間部の空気の流れは、 よりうまく制動が効きますものね~。 消えた理由も、まさに納得。最近の自作SP界では、ユニット取付孔裏の 円周を可能な範囲で削り広げるのが必須となっておりますし、それに 振動板自体が形状やコルゲーション等で自己改善を図っておるにも かかわらず、そこに余分なものをショイ込んでは、これこそまさに薪を 背負った二宮金次郎状態と思われます。 これは、天秤が釣り合い取れませんですね~(思い切りガッテンです)。 ちなみにnokata様、先述の有名中古店には、現状エッジレスの既製品 (ジャンク)が山盛りでした。 少々、哀しいものを感じる次第であります。 ただしかし、哀しいばかりではなく、笑える品物もありました。 通常の中古コーナーにオンキョーさんのMonitor500が置いてあったの ですが、 http://speaker.kir.jp/onkyo/monit500.htm これ、ネットを外してみると、何故かウーファーユニットがF社の 20cmなんですね(間違いなくFW208Nでした)。 http://www.fostex.jp/products/FW208N 全く違和感なく見事に収まっていましたので、おそらく寸法的に ドンピシャだったのだと思われます。以前の持ち主様が入れ替え されたんでしょうネ。 当方、これはこれでぜひ音を聴いてみたく思いましたが、果たして 店員さんは、解っておるのでしょうか? nokata様、実は木炭吸音材の件で再度御礼申し上げたいお話があった のですが、もうすでにかなりの脱線となってしまいました。 今回も、非常に有益なご助言を頂戴、当方の「?」は完全氷解の蒸発 であります。 我儘ながら今後とも、お時間がございましたら、お付き合いのほど よろしくお願い申し上げる次第であります!