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食道の粘膜筋板について

解剖学の勉強をしています。 食道の粘膜筋板は消化管のなかで一番発達していると参考書で読んだのですが、その意義がよくわかりません。 粘膜筋板のはたらきは、収縮してヒダを形成し、表面積を大きくすることですよね。小腸など、消化吸収を盛んに行う器官の粘膜筋板のほうが発達していたほうがよいのではないでしょうか。 食道の粘膜筋板が発達している意味、ご存知の方は是非ご教示ください。

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  • thegenus
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回答No.3

医学部の学生ならば、先生に聞いて、また報告してください。それが正解かどうか分からないのですから。 「食道」 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%A3%9F%E9%81%93 ・「食道には3箇所の生理的狭窄部がある。」 ・「力学的に強い重層扁平上皮で構成されている。粘膜のすぐ下層にある多数の食道腺が粘膜の表面に粘液を分泌することで、食物の通りをよくするはたらきがある。」 ・「筋層は……長軸方向に対して筋線維は垂直/平行ではなく、いずれも斜行している。これを蠕動運動という。」 小腸の粘膜筋板は2層あるとも言われています。 食道は立派なのが1層。その多くは縦走しているらしいです。ヒダの調節の仕方ですね。機械的に考えてどの方向に収縮したら上手く機能するかだと思います。蠕動は斜行している筋層によるものです。粘膜筋板の方は、非角化重層扁平上皮である表面を裏打ちするような筋肉になります。また腺分泌にも関与していると思います。消化管という面積を持つ器官だから粘膜筋板なわけです。粘膜筋板の動きが、静的な毛細血管や分泌腺に動きを与えています。 食道の筋層の比較的素早い動きに食道の重層扁平上皮のヒダを対応させなければならないですよね。しかも狭窄部まである管なのですね。消化管としては激しいラフな機能を要求されています。その意味でも重層扁平上皮なのだと思います。まけるな粘膜筋板という感じなのでは。 また比較として、他の消化管の粘膜筋板はなぜもっと発達しないのか、あるいはなぜ発達してはいけないのか、なども考えてみると公平な視点になると思います。 参考書の「消化と吸収のために表面積を増加」というの文言を受けてのご質問なのですよね。そうなりますよね。だからその参考書の文言の方が一般的ではないということだと思います。参考書が自分のために、きれいなおちをつける安易さはいつもアダになっていますが、疑問に思う読者にとっては、深く整理する機会を与える言葉になるのかもしれません。 粘膜筋板は癌浸潤を考える上でも大事だと思うのですが、情報量が少ないようですね。ダメですね。ねこもしゃくしもみんな遺伝子ばっかりいじくっているようではね。 正確さはご自身でご判断下さい。また知識の集積の意味でも知見があればぜひ追記してサイトを充実させてください。回答者のはしくれながら私の方も知りたいところです。

noname#136763
質問者

お礼

回答くださり、大変ありがとうございます。 粘膜筋板は、丈夫であることや、分泌腺を刺激することも求められているが故に発達している、ということでしょうか…。 なぜ発達してはいけないのか、ですか。 なるほど、そのように考えたことはありませんでした。多角的に考えてみます。 消化管は、解剖実習の予習範囲でした。授業中にでも先生に質問してみたいと思います。 詳しいご説明、本当にありがとうございました。

その他の回答 (2)

  • thegenus
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回答No.2

解剖の勉強をしているのですか。趣味ですか。えらいですね。見習いたい事です。 消化管の中で一番……私も興味のあるところで知りたいのですが、何という参考書に、どのように書いてあったのですか。 また、収縮してヒダをつくり、表面積を大きくするというのも、どこで学んだことでしょうか。参考書であれば、その本の名前と著者、その文をそのまま引用していただきたいです。ヒダを作るうんぬんの、文章を厳密に知りたいです。そうなのですか。 ケチをつけているのではありません。正確な答えを見つけるためにです。 おそらく確定的な見解はないと思うので、どれも引用に責任転嫁していると思います。 また消化管ごとの粘膜筋板の走行の違いなどその参考書などで調べられたらまとめて補足してみて下さい。これも結構今回のポイントになるような気もしますよ。 粘膜筋板以外は違わないということはないですよね。キリンの首は他の哺乳類より長いと言っても首の長さ以外も違うところはあるわけで。 比較の基本は他の条件が一致しているかどうかですよね。

noname#136763
質問者

お礼

真摯なお答え、ありがとうございます。 「解剖実習の手引き」(寺田春水ほか)に「消化管のなかで粘膜筋板がいちばんよく発達しているのは食道だから、よく観察しておくとよい。」と書かれてありました。 また、粘膜筋板のはたらきについては、「トートラ人体解剖生理学」(佐伯由香ほか)に「粘膜筋板が収縮すると粘膜にヒダが形成され、消化と吸収のための表面積が増加する。」とありました。 粘膜筋板については、どちらの参考書にもそれ以上あまり触れられていませんでした。あまり深く考えるべきところではないのかもしれませんが、気になったもので…。 食道と、消化管の他の器官(胃・腸)との違いは、調べた限りでは (1)粘膜上皮が、食道では重層扁平上皮、胃・腸では円柱上皮になっている。 (2)だいたいは平滑筋で構成される筋層が、食道の上部では骨格筋で構成される(随意に嚥下を行うため)。 (3)胃・腸は漿膜でおおわれているが、食道はおおわれていない。 くらいでした。 要領を得ない文で申し訳ありませんが、「ここからこういうことが言えるのではないか」というようなことがありましたら、またご回答いただけると嬉しいです。 私は頭が固いものでさっぱりだめです(汗)

  • raiden787
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回答No.1

ヒントを出します。 人間は逆立ちしたり横に寝転びながらご飯を食べてもご飯は胃に送られます。 その理由を考えれば分かるかと思います。

noname#136763
質問者

お礼

回答くださりありがとうございます! 蠕動運動を行うために発達していると考えればよろしいのでしょうか?

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