• 締切済み

なぜ黒のタイツを履くと足が細く見えるのしょうか?

なぜ黒のタイツを履くと足が細く見えるのしょうか? これは黒が収縮色だからという理由がありますが,収縮色の原理を調べても分かりません。 なぜ暖色より寒色のほうが面積が小さく見えるのでしょうか。 それは感覚器官の問題なのか、または脳の視覚認知プロセスによる錯視なのでしょうか? 下記のURLの「進出色・後退色」では,それらしい理由が書かれていますが(感覚器官の問題)、 http://www.gk-graphics.jp/ja/competence/research/color_rsh.swf 膨張色・収縮色の一番の要因は輝度であると言われているので上記URLの波長の説明と上手くかみ合いません。 個人的には脳の視覚認知プロセスによる錯視が原因であるとことを期待しているのですが、どなたか収縮色について教えていただけないでしょうか。 また、収縮色の他にも細く見える要因があるのなら教えていただきたいです。何か違った錯視が起きているのでしょうか?

みんなの回答

  • orrorin
  • ベストアンサー率65% (88/134)
回答No.2

まず進出・後退と膨張・収縮を区別しましょう。 両者は「物体の見え」に関わるため確かに関連はありますが、前者は距離に、後者は大きさに影響するのであって、それぞれのメカニズムはおそらく別物です。 ですから、提示されているページの記述は基本的にはその通りです(部分的に疑問符はつきますが)。 説明が噛みあわないと思うのは、あなたが両者を混同しているからです。 以下のページも参考になると思います。 http://www.psy.ritsumei.ac.jp/~akitaoka/scolor2.html さて、本題の収縮色について、この質問を見てからちょっと考えてみたのですが、心理学的な知見というのがほとんど思い当たらず、私自身びっくりしています。 手元のテキストでは九大の三浦佳世先生の書かれた『知覚と感性の心理学』(2007, 岩波書店)に「明るさが影響する」という趣旨で5行ほど記述があるだけでした。 正直、これだけでは何もわかりません。 一般的な言説を別にして考えると、そもそも白が膨張しているのか、黒が収縮しているのか、はたまたその両方なのかすら私には分かりませんが、少しメカニズム的なものを考えてみました。 結論としては、2つの要因によって「白は膨張して見えるけど、黒はそのまま見える。そのために相対的に膨張・収縮と言われる」のではないか、また主に影響するのは単純な輝度ではなくコントラストではないかと思います。 まず1つは境界の曖昧さです。 普通の明るい環境で黒いものがあった場合、周囲とのコントラストが高いので、その物体のエッジは明瞭に知覚されます(すなわち大きさがはっきりします)。 一方白い場合にはコントラストが低くなるので、エッジが不明瞭になって、どこまでが背景でどこまでがその物体なのかの境界が曖昧になります。 もう1つは光の拡散です。 黒い物体は光を反射しませんが、白い物体は光を反射します。 それが目に入って物体の知覚になるわけですが、光はまっすぐ入ってくるだけではありませんので、空間上では光のない暗い領域にも、隣接する周囲から光が入り、その一部が明るくなります。 物体が白い場合、周囲の方が暗いわけですから、その物体の光が拡散して周囲に広がります。 このとき低コントラストで境界が曖昧ですと、この拡散に抗しきれずに物体の境界が広がって(膨張して)見えるのではないでしょうか。 黒い物体で高コントラストの場合は境界が明瞭になりやすいのであまりこの影響はないと思いますが、強いて言うならば、光が黒い領域にも食い込みますので、狭められて収縮しているように見えるとも考えられます。

sacra777
質問者

補足

親切に詳しく説明していただいてありがとうございます。 やはり心理学的なアプローチからの見解がありませんでしたか… 色々調べても情報が無かったので、もしかしたら科学的な根拠がまだ見つかってないのかもしれません。 コントラストの違いによる(見かけの)大きさの違いは、読んでいて最もな感じがします。 これをタイトルの質問に当てはめて考えた場合、 黒のタイツが本来の足の太さを視覚しており、素肌の場合は実際以上の大きさを視覚してしまっているという事になりますよね。 もしそうだとしたらかなり面白い話です。

すると、全ての回答が全文表示されます。
  • thirdforce
  • ベストアンサー率23% (348/1453)
回答No.1

そんなに、複雑に考えることはないでしょう。 足は、たてには長いですが、太さは、丸いでしょう。 濃い色特に黒などは、女性の足を見ると伸縮性で、真正面は、延びきった状態で、薄い黒ですが、 両側面は、同じく伸びきっていても重なって見えるため、黒く見えます。 感覚上、真正面は、はっきり見え両側面は、影のように黒く見えるので、その分、見えにくくなります。 したがって、細く見えるのです。

sacra777
質問者

補足

確かにそのようなメカニズムも一理あると思います。 これについて考えてみたのですが、 タイツが伸びきっている中央部分は肌が見えるため輝度(明るさ)が高く、 両側に進むに連れてタイツが重なっているため輝度が低くなるので、 もしかしたらタイツを履いた部分で一種の立体構造へと脳が変換しているのかもしれません。 足自体はすでに立体ですが、タイツを履くことでさらにこの部分だけ小さな立体構造へと錯視している可能性があります。 これは、平面上でコントラスト、輝度の変化であたかも立体に見せかける錯視や、実際は凹んで見えるのに浮き出て見える錯視と同じ現象だと思われます。

すると、全ての回答が全文表示されます。

関連するQ&A