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살을까が살까に変化する規則
この板の別の質問を見ていて思ったことですが、元の質問とは異なるものなので質問を新設します。 살다にㄹ(을)까を付けると살까になります。 もし살다が子音語幹と考えるなら、先ず、살을까になり、その後살까に変化するはずですが、살을까が살까に変化するのはどういう規則によるのでしょうか。 もしそういう規則が無いのなら、語幹を母音語幹と子音語幹の二つに分けるというのは間違いですね。母音語幹、子音語幹の他にㄹ語幹を別に設けて、ㄹ語幹にはㄹ까が付くという規則にせざるを得ないと思います。例外をいっぱい認める規則なら別ですが。
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PCの関係でカナで失礼いたします。 2つに分けるのは主に韓国人なので韓国人に聞きたいですね。私は今は日本の学習本がリウル語幹もちゃんと1つと分類してるのを見ると「すっきり!」した気持ちになれるので好きです。外国人学習者はこの3つの分類式で学習するのが良いと考えます。 が、2つに分ける韓国人の分け方も理解できます。 それはリウル語幹用言はリウル脱落等のように現在標準語とされてる活用だけでなく、一般子音語幹の基本的活用と同じような活用もする事があるためです。年が多い人がよく使います。 質問者様が>方言や昔の韓国語では例外もあるかもしれません。 と御記述の所です。実はこれが例外という程数が少なくなく、つまり結構使われて来ていて、また現在も使われているものなのです。 今は韓国社会が標準語を使う事を強く要求される世相になって来ているので、この言い方を使う人は減って来てますが以前はかなり多かったです。 1989年位までの歌謡曲でも使われてます。今の若い歌手の中には昔のヒット曲でリウルを落とさない元歌詞のまま歌わないでリウルを落とす今風の歌詞に替えて歌う人もたまにいますが、昔の曲は歌詞に合わせて作曲してあるので曲と合わなくなってその部分だけちょっと変になってしまってます。歌詞なんかは昔のリウル有りのまま歌う事の方が多いです。 外国人学習者は特に覚える必要が無い事ですが知っててもいいでしょう。ただ初級の方は頭が混乱するといけないので知らない方がいいでしょう。 例えば1、(どこどこ)に 住んだことがあります。 を、 ( ~ )エ サルン ジョギ イッソヨ。 と言ったりします。 サrダ(住む)のリウルを脱落させないでそのまま過去連体のウンを付けます。 30代のロック歌手とか、40代の女コメディアンの人とか芸能人でも使う人がいます。ただドラマでは今はドラマのことばの規制がきつくなっていて標準語でない言い方とか日本語由来が明らかなことば等はすぐにあちこちから非難されるので自主規制して使わなくなってます。トーク番組なんかでは使ってる芸能人を見かけます。 主に話しことばで使う事が多いので文字として実例をお示ししにくいです。 2、 先週もラジオで、 (どこどこ)に 住んでた頃に ( ~ )エ サルrチョゲ(サルrチョkイ) (チョクは的・敵などと同じハングル) 住む(サrダ)のリウルをそのままにして ウrチョk を付けてます。 とか、 商売人が そのように して 売るでしょうか? チャンサチガ クロッケ ヘソ パルrッカヨ? 売る(パrダ)のリウルをそのままにして ウrッカヨ を付けてます。 とか言ってました。 3、 私のPCではだめですが、もし検索がお出来になれましたら、リウル語幹用言を一般子音用言のように活用させたことばで検索なさってみられたら、何か出て来るかもしれません。 先記の「住んだことが(サルン ジョギ)」や、私の記憶にある 「風が吹くでしょうか?(パラミ プルrッカヨ?)」 「風が吹いた後に(パラミ プルン ティエ)」 「犬が噛んだのだ。(ケーガ ムルン ゴシダ)」 「空飛ぶじゅうたん(ハヌルr ナルヌン ヤンタンジャ)」(TVの子供番組で『空飛ぶじゅうたん』やってました) などのことばでは如何でしょう。 4、 詩でも使います。今思い出せたのは「こだまでしょうか」の金子みすヾの詩集です。韓国でも数年前に小花出版という所から出版され、知人が持ってたので見せてもらった事がありますが。有名な『わたしと小鳥とすずと』の中の「飛ぶ鳥」の所を「ナルヌン セ」と訳してました。 訳者はテグの高校の国語の先生(30歳前後)です。国語の先生ですので標準語では「ナヌン セ」なのは当然ご存知のはずです。「ナルヌン」の横に※(米印)が印刷されてたので解釈が本のどこかにあるかと探しましたがありませんでした。おそらく標準語的にはちょっと違いますけどねという意味で付けたかと思われます。今の標準語にせずわざわざ「ナルヌン セ」とした意味はわかりませんが、「ナルヌン」という表現が今も尚韓国語で生きている表現だという事は言えるでしょう。 このように、現に存在して使われているのがリウル語幹の一般子音語幹風活用です。 この事を考えると、リウル語幹をあくまで子音語幹の1つであるととらえる韓国人の感覚がわかります。ある物を無視する事は出来ません。 もし時間が経ってリウルを普通に脱落させる標準的な活用がほぼ例外なく起こり、リウルを落とす人ばかりになり、韓国人の耳の記憶からもリウルを脱落させない言い方の記憶が消えてしまう日が来たら、韓国でもリウル語幹用言が独立別個扱いされるかもしれません。
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- SortaNerd_
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No1です。 そういう質問でしたか。 L/R音は母音のようなものなのでㄹは母音と考えればよいでしょう。 「まず살을까になる」ような変化ではないと思います。 オリンピックが「オルリンピック」と表記されるのはRとLの区別をつけるためですね。今回の話とはあまり関係が無いように思います。
お礼
回答ありがとうございます。 > L/R音は母音のようなものなのでㄹは母音と考えればよいでしょう。 そうなのですか。語幹がリウルで終わっていれば母音語幹と分類されていれば話は単純なのですが。
- nogul2n
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・ 訂正します。 回答4の上部 ~している は、 ~ゴ イッタ であって、 ~(ウ)ゴ イッタ ではないですので、ここでは例文になりませんでした。 回答4上部の ナルゴ イッタ のところは無かったことにして下さい☆ ・ 1番の回答者様がご紹介の中で、 朝鮮語学小辞典のリウル語幹 という所を拝見しましたら、リウル語幹の活用について研究者の人が書いていて以前私が見たことがあるのと似た内容が載っていました。 後半の リウル語幹と活用の揺れ という項目の所です。 ここでは「揺れ」というように紹介していらっしゃいます。御参考にそこを是非ご覧頂けたらと思います。 ・ 回答2の3 私の記憶にあることばの追加です。 「(ブローチやコサージュなどを服の)ここに 付けたんですか?」 ヨギエ タルン ゴエヨ? (付けるタrダ なので本当は ヨギエ タン ゴエヨ? です。) 「2週間もホテルに 泊まったんですか?」 モムルン ゴエヨ? (泊まる・留まるモムrダ なので 本当は モムン ゴエヨ? です。) ・ 念のためですが、ここで標準語と書いたのは方言(なまり)に対する標準語という意味ではなく、国語(韓国語)の授業的に○(まる)がもらえることばという意味です。正しいとされていることばという意味です。 日本で言うと、この頃は「ラ抜きことば」をみんなよく使っていて、統計では60代後半の人もかなりの割り合いでラ抜きことばを使うと聞いたことがありますが、国語の先生的には×(バツ)のことばですよね。正しくないことばです。ラをちゃんと入れたことばは○(まる)で、正しいことばですね。 そういう、正しいとされていることばという意味で「標準語」、として使いました。
お礼
回答ありがとうございます。
- nogul2n
- ベストアンサー率57% (483/843)
・ 本当に可視的に実例をご提示するのが難しいですが、たまたま昨晩のニュースで「飛んでいる飛行機」を「ナルゴ インヌン ピヘンギ」と言ってました。こういう風に言う人もいるという話です。 http://news.kbs.co.kr/tvnews/news9/2011/04/13/2274967.html 記者は「今私の周りを飛んでいるこの飛行機が・・・」 チグm チェ チュイルr ナルゴ インヌン ピヘンギガ・・・ と言っていますが、 ページ上のニュース台本では ナrゴ となっています。 よろしかったら映像ポップアップのボタンの所でニュース動画を御覧になって下さい。 ・ 手元のメモから、昨年末12月31日大晦日のニュースからも。 http://news.kbs.co.kr/tvnews/news9/2010/12/31/2219379.html 四大江工事に反対して立てこもりを続けている環境運動家氏の声だけのインタビューで、 「私たちが 横断幕を 掲げているのは 「国民の声を聞け」 という意味(事)です。」と言ってます。 掲げた事 を ネ(ー)ゴルン ゴッ と言ってますが、 ページ上の放送原稿の所では ネゴン ゴッ と標準語に直されてアップされてます。 ・ リウル語幹を普通の子音語幹のように活用させる話は日本の韓国朝鮮語研究者がインターネットで紹介しているのを2年位前に見た事がありますが、メモしておかなかったのでもう1度見たいのですがわからなくなってしまいました。 リウル語幹 などでお調べになったら出て来るかもしれません。 ・ サルrッカ が サrッカ に変わるのは、 「リウルが2つになるので1つを省略して、どーのこーの・・・」と先生が黒板に書いて説明してくださった記憶がおぼろげにあります。でもはっきりしません。 その後、リウルが1つのところにリウルをもう1つ持って来てリウルを2つにさせることもあるの(呼ぶプルダ 呼びますプrロヨ など)を習った時に、「リウルって勝手だな。2つあるから1つにしたり、1つの所にもう1つ足したり。何なの?リウルって。」と思った記憶もあります。
お礼
回答ありがとうございます。 確かに外来語でも「オリンピック」のことを「オルリンピック」のように発音しますから、リウルの発音は韓国人にとって特殊なようですね。
- kamebune
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吾輩は韓国人である。国語辞典はまだ無い。どこで韓国語を習ったか、とんと見当がつかぬ。 なんでも、日本の国語辞典より韓国の国語辞典の方が、薄暗いじめじめして、デタラメであったことだけは記憶している。猫ながら、日本の韓国語学習者に申し訳なく思っている。 こんにちは。 韓国語は、語幹と語尾とで成り立っている。どこまでを語幹と看做すかは、助詞<고>を付けてみれば一目瞭然である。日本の然る暇な学者が、第一語基だの2,3語基だの、命名しているが、これは蛇に足を描いたような、無駄な学説である。猫は笑う。 「僕は犬を飼っています」<나는 개를 기르고 있습니다> 「私はソウルに住んでいます」<저는 서울에 살고 있습니다> 「今、ご飯を食べています」<지금 밥 먹고 있습니다> これらの<기르>,<살>,<먹>ってヤツが語幹である。この語幹がどんな語尾(または助詞)に付けられるかによって、語彙が形成させられるわけである。ご質問は、(猫だって「お、ご」は解る) <ㄹ까>という語尾が、「バッチム無き語幹」や「バッチム有り語幹」の、どっちに付くかによって、どういう語彙を形成するのか、つまり、どう発音するのか、というものである。 「1キロになるかならんかだ」<1킬로 될까 말까다> 「今日もまた雨が降るだろうか」<오늘도 비가 올까?> 「誰に頼もうか」<누구에게 부탁할까> この<되>,<오>,<하>のバッチム無き語幹に付くために<ㄹ까>という語尾が生じてきたと云っても過言ではない。 「何を食べたらいいだろう」<뭘 먹으면 좋을까/뭘 먹을까> バッチム有り語幹には<으>という「語幹の語尾の間で声を整える音節」が入ります。これは吾輩が定めたオキテである。とっても重要だから。 ここで問題になってくるのがある。<사다(買う)>は、規則通り「何を買ったらいいだろう?」<뭘 살까?>になりますが、<살다(住む、暮らす)>の場合は、「あいつ、今、どこで暮らしているんだろう」<그녀석, 지금 어디 살까?/살고 있을까?>となってしまいます。これは、 <살을까>から発音の便宜上、<으>,<ㄹ>落ちてしまったのです。「サルウカ」より「サルカ」の方が発音しやすいでしょう。これだけのことです。これに学説だの、何だのは必要ありません。音便だから。猫も覚えているんだから、覚えるしか他はありませぬ。 「これが長いだろうか、あれが長いだろうか」<이게 길까, 저게 길까?>のように。 他に、<춥다><굽다>という動詞のように<ㅂ>が落ちるヤツもございます。 「なんでこんなに寒いだろう」<왜 이리 추울까> 「何を先に焼こうか」<뭘 먼저 구울까> <춥을까><굽을까>から<ㅂ>が落ちて<추을까><구을까>で、それぞれ<추울까><구울까>と転成させられたのです。<추><구>の<ㅜ>という母音の影響を受けて<으>が<우>に変わってしまったのです。母音同化ってヤツですね。 僕が日本語勉強を始める時、「吾輩は猫である」のくだりを丸暗記したように、音便は覚えるしかありません。では、お互いに頑張りましょう。
お礼
回答ありがとうございます。 韓国人の感覚では ㄹ は子音というよりむしろ母音という意識があって、살다 に直接 ㄹ까 が付いて 살까 になるのか、 あるいは ㄹ はやはり子音で、살다 に一旦 을까 が付いて 살을까 になり、その後変化して 살까 になる のどちらだろうか、と疑問に思っていましたが、kamebuneさんの考えでは ㄹ はやはり子音ということですね。
- SortaNerd_
- ベストアンサー率59% (309/522)
まさにあります。ㄹ語幹。 http://www.google.co.jp/search?q=%E3%84%B9%E8%AA%9E%E5%B9%B9 > 母音語幹、子音語幹の他にㄹ語幹を別に設けて、ㄹ語幹にはㄹ까が付くという規則に まさにそうなっています。
お礼
回答ありがとうございます。 母音語幹、子音語幹の他にㄹ語幹というものを考える立場なら、話のつじつまが合うし、NHKのハングル講座などもそのような立場で放送しているのは分かるのですが、母音語幹と子音語幹の二つしかないと考える立場では無理があるのではないですかというのが質問の趣旨だったのですが。 後者では 살을까が살까に変化することになり、これをどのように説明するのか興味があります。
お礼
回答ありがとうございます。 リウルの発音に関してそういう歴史があったことを知って大変勉強になりました。