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患者に対する祈りの効果について
9月9日の産経新聞「正論」で、筑波大学名誉教授の村上和雄先生が、米国の病院で行われた面白い実験について触れておられます。 心臓病患者393人による実験で、他人に祈られた患者はそうでない患者よりも人工呼吸器、透析、抗生物質の使用度が低いことが分かった、というものです。 これだけなら暗示、プラセボ効果などで説明がつきそうなものですが、私が読んで驚いたのは、その患者たち自身は、祈られていることを知らなかった、と言う点です。 これについてもっと知りたいのですが、この事例について書かれたサイトをご存じの方、類例をご存じの方、ご経験のある方など、情報をお願い致します。
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飯田史彦氏の『生きがいの本質』の最後のほうで祈りの効果についてふれてありました。(質問中にある内容と同じ内容ではないですが類似しています。)いま、その本自体が手元にないのですが、参考文献としてその実験のことが実際にのっている論文が書いてあると思うのですが。。。
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- poor_Quark
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確かに人間の体は機械ではないのですから、不思議なことがあってもおかしくはないのでしょうが、この例はどうなんでしょう。この記事は読んでいないのでご質問の文章から判断すると私は否定的です。 まず再現実験が比較的簡単にしかも安全にできるわけですから、それが事実なら何度か繰り返されて、へたすれば保険適用の医療行為まで格上げされるかもしれません。そんな話はつゆとも聞いたことがありません。 それから「祈り」とはいったい何なのか、キリスト教なのか仏教なのか、はたまたイスラム教なのか、ひょっとしたらイスラム教の祈りはアメリカ人の病気を悪化させるかもしれないし、その中身を客観的に定義できないので評価のしようがないと思います。 また、祈った本人がどれくらい一生懸命治癒のために祈ったのか、言われるままに適当に何かそれらしい動作しただけなのか、それこそ本人の心の中の問題なので、これも客観的、定量的に表現できないことになります。 また患者さんの状況も千差満別で、当然他の治療も行っているはずなので、その効果を排除した形で結果を判断しなければなりませんが、それに関する考察もこの記事はたぶん情報としてすら捉えていないのではと感じます。客観性を重んじる一般的な疫学調査の手法から逸脱しているし、標本の数としても少なすぎるのではないのでしょうか。 この話自体が疑わしい、そう考えます。