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こころ: 先生が自殺をした理由

夏目漱石の『こころ』でよく先生が自殺をした理由であげられるのが、乃木将軍が明治天皇に殉死したことに触発され、「明治の精神」に殉ずる形で自殺を行った。しかし、先生は自分の妻を一人に残したくないから自殺できないともうしています。ならなぜ、乃木将軍の殉死で自殺ができたのでしょうか?

みんなの回答

回答No.2

「先生」は死ぬきっかけをずっと探していたのだと思います。 でも奥さんのことを考えると、なかなか踏ん切れないでいた。 明治天皇が亡くなるということは元号が変わる、時代が変わるということです。 もう自分は新しい時代には生きていくのを止めよう、明治と一緒に自分もいなくなろう、と思ったのではないでしょうか。 明治という時代は今の私たちが思う以上に明治を生きた人々には大きな時代だったようです。明治天皇も明治神宮に祀られていらっしゃいますが、当時の人々の精神の支柱になったような天皇でした。 明治に殉ずる、というのは乃木大将だけでなく「こころ」の主人公が殉死しても、当時としては説得力のある理由だったのだと思います。

回答No.1

Kの言っていた「覚悟」ではないでしょうか? 主人公は自分のしてきた行動に後悔しながら生きてきた。 それと同時にKの「覚悟」の真の意味を知ったときに、 自分自身の生き方に対しての潔さのなさを 痛感していたのだと思います。 乃木大将の殉死は、それの比喩で用いられているんだと 思います。触発されたのではないと思います。

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