- ベストアンサー
非接地回路のフィルタについて
非接地回路で高調波を取り除くためのフィルタ回路は、どのような回路があるのでしょうか? また、LCフィルタとRCフィルタは、それぞれどのような場合に使うのか、それぞれの使い分けを教えてください。
- みんなの回答 (3)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
>>非接地回路で高調波を取り除くためのフィルタ回路は コンデンサで高周波ノイズをアースへ逃がせないため、高周波特性に優れた(フェライトコア)コイルだけを使うケースが多いです。 コモンモードノイズ:+にも0Vにも同じノイズが乗る場合です。 フェライトコアに+と0Vと同じように巻くことにより、高周波ノイズが乗った場合、+側ノイズが作る磁界と0V側高周波ノイズが作る磁界を互いに打ち消すことによって、高周波ノイズを打ち消します。 ノーマルモードノイズ:+側、0V側どちらか一方に乗るノイズです。 高周波特性に優れたコア(フェライト)に、ノイズが乗った側だけを巻くことにより、高周波ノイズをロスさせます。 後は、+と0V間にコンデンサを入れたりします。 >>LCフィルタとRCフィルタ フィルタとすればLCフィルタが一般的です。 コイルの高周波カット特性と、コンデンサのアース回路へ高周波ノイズを逃がす特性を利用しています。 RCフィルタはあまり見ません。 多くは、RCの時定数を利用した遅延回路に使われます。
その他の回答 (2)
- ikkyu3
- ベストアンサー率43% (535/1229)
フィルタは一般に対称T型や対象Π型などの4端子回路の1段または数段で構成します。 高調波を取り除くには、低域フィルタ(ローパスフィルタ)にします。 ローパスのLCフィルタは、回路に直列にLを並列にCを接続します。 LとCのインピーダンスは周波数が高いほど、Lでは大きくまた、Cでは小さくなりますから高調波を取り除くことが出来ます。 ローパスのRCフィルタは、回路に直列にRを並列にCを接続します。 Cのインピーダンスは周波数が高いほど小さくなりますがRのインピーダンスは周波数が変化しても変わらないので高調波を除く機能はLC回路ほどシャープには遮断できません。 それほどの遮断性能を必要としないところまたは、信号回路や制御回路などで周波数応答を意識的に調整したいようなところに使用されます。
お礼
ご回答有り難う御座います。 LCフィルタでシミュレーションをして、いろいろ試してみます。
- MetalRack
- ベストアンサー率14% (298/2040)
非接地の場合は、コモンモード・フィルターというのが、一般に使われます。
お礼
早速の回答ありがとうございます。 コモンモードフィルタで調べてみます。
お礼
ご回答有り難う御座います。 上記のアドバイスを元に、回路シミュレーションで色々試してみたいと思います。 また、似た内容でもう少し知りたいことがあり、別途質問いたしますので、もしお分かりでしたらそちらでもアドバイスをお願いします。