• ベストアンサー

オペアンプの参考書

オペアンプの勉強のため、参考書を探してます。 書店の本を見ると、「○○の時は××にせよ」とか書くだけで理由説明がなかったり、 「図1から○○であることがわかる」 全然わからなかったり なんというか理論的でないというか、因果関係の説明が不十分なものが多いのです。ノウハウもいいですが、きちんとした説明が欲しいのです。きちんと説明するために分厚くなっても構いません。 中学生の自分だったら「きっと自分の理解力が足りないのか」と思ったかも知れませんが、いい大人なので文書の不備は判別出来ます。 何かお勧めの参考書はないでしょうか?

質問者が選んだベストアンサー

  • ベストアンサー
  • inara1
  • ベストアンサー率78% (652/834)
回答No.1

オペアンプはトランジスタ回路の応用ですから、以下の項目を理解する必要があります。   ・トランジスタ(バーポーラ、CMOS)の動作原理やその直流・交流特性   ・基本的な増幅回路(エミッタ接地、コレクタ接地、カスコード回路)   ・さらに発展した回路(定電流源、カレントミラー、差動増幅器、レベルシフタ、位相補償、プッシュプル回路) オペアンプの内部を理解していなくても、理想化された特性と考えてオペアンプ回路を設計することはできますが、内部回路構成(オペアンプの型番)によって、現実の特性が異なるので、そのオペアンプの特性(クセ)をある程度理解していないと思わぬ不具合が起こります。さらに、オペアンプの応用回路は、増幅回路だけでなく、演算(加減乗除)、発振、検波、変換回路など多種多様ですから、その回路に求められる特性によって注意すべき点が異なります。したがって、これらの全てを理論的にきちんと説明すると大変なページ数が必要となります。 「○○の時は××にせよ」というのは、特定のオペアンプのクセ(発振しやすいなど)に基づいたものが多いと思います。なぜそのようにするのかは明確な理由はありますが、いちいち説明していたらページ数が増えるので省略しているのだと思います。オペアンプのクセについては、メーカの発表している内部回路は簡略化されているので、真相は分からないかもしれません。それにオペアンプの種類は何百とあるので、個別に説明することは限られたページでは困難です。分厚くてもいいのならここ(http://www.cqpub.co.jp/hanbai/series/analogtechnology.htm)のようにシリーズになったものがあります。ただしこの本はアナログデバイセズ社が書いているのでそのメーカのオペアンプにの説明に偏っています。オペアンプ回路を理解するにはアナログ回路の知識が必要なので、過去の質問(http://sanwa.okwave.jp/qa6029197.html)で紹介されている書籍を一通り読むのもいいでしょう。個別の案件については、ここで質問するのが手っ取り早いと思います。オペアンプ回路のベテランの方がいっぱいいますから。

noname#145525
質問者

お礼

詳細な回答をありがとうございます。 例えば、ある書籍に入力バイアス電流の説明で「バイアス電流の影響で入力抵抗によって出力電圧が変わる」と説明され、次に「+入力と-入力で入力抵抗を合わせると温度特性の劣化が防げる」とありました。 なんでイキナリ温度特性に話が飛ぶの?出力電圧が影響を受ける説明があったら、普通次はその対策があってしかるべきです。入力抵抗はどうすればいいの?温度特性とバイアス電流は関係あんの?と、そこで思考が中断されます。 ここで正解の説明を求めてるわけではありません。このような本が多いと言いたいのです。 URLを拝見しました。アナログデバイセズの本は取り寄せてみます。ハウスキーピングだけはWeb上で見たことがありますが、日本語版で訳語調になってなければ他も欲しいと思っていたところです。出版されていたとは知りませんでした。

関連するQ&A