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低髄圧症について
看護学生です。 脳神経の勉強をしているのですが、どうしてもよくわからないところがあります。 指導者の看護師に低髄圧でも脳ヘルニアはおこるといわれました。 頭蓋内圧が高いと圧が高い方から低い方へヘルニアがおこるのはわかりますが、なぜ頭蓋内圧が低い状態なのに脳が押し出されるんでしょうか? いまいちよくわかりません。 どなたかわかるかたいますか? お願いします。
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低髄液圧症候群は、別名、髄液減少症とも言います。 この場合、髄液の「慢性的な」減少で、脳全体が浮かんでいられなくなり(この表現は本当は適切では有りませんが・・)、全体に下に下垂します。(「押し出される」わけではない) 実際圧が低いわけではなく髄液の減少が問題なのです。 その際小脳扁桃などがわずかに、大後頭孔に陥入し、画像上、極軽度のヘルニアを起こすことはあります。 ヘルニアの程度は慢性で且つ極軽度で、教科書に記載しているような脳ヘルニアの症状は起こしません。 髄液圧亢進でヘルニアが起こるのとは全く状況が違います。 頭蓋圧亢進でのヘルニアは、急速に且つ重篤なヘルニアが起こりその場所によっては脳幹を圧迫し死に至るわけです
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- gogosmart
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訂正と補足の回答です。 先の回答では私は正中ヘルニアを起こすようなことを書きましたが、No.2の方が回答されているように小脳扁桃ヘルニアを起こすのが正しいと思います。寝不足で勘違いしたみたいです。すいません。 過剰な脳室ドレナージでも通常脳ヘルニアは起こりません(出血のリスクはあります)。しかし過剰なスパイナルドレナージでの脳ヘルニアは起こりえます。相対的な圧関係としては、頭蓋内圧亢進時に腰椎穿刺を行うのと同じことだと思います。
お礼
ご回答ありがとうございます。 補足についての解説よくわかりました! 混乱していた部分がとけました。 ありがとうございました。
- gogosmart
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低髄圧症(脳脊髄液減少症)では、脊髄レベルにおいて髄液が漏出することで脳脊髄液が減少し、多彩な症状を呈します(代表的な症状は起立性頭痛です)。 髄液が下方から漏れ続ければ、脳は下方に引っ張られテント切痕に嵌り込み、脳ヘルニアを起こすことがあります。
補足
ご回答ありがとうございます では過剰な脳室ドレナージによる低髄圧では脳ヘルニアはおこらないんでしょうか? すみません(>_<)
お礼
ご回答ありがとうございます! 下垂するってことなんですね。よくわかりました。 やっと勉強が進みそうです。 感謝いたします。