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黄疸と徐脈について(頭蓋内圧亢進と徐脈について)
臨床医学の勉強をしていますが、どの本にも徐脈(脈拍が遅くなる)を呈する疾患として、甲状腺機能低下症、頭蓋内圧亢進、黄疸・・・・と書いてあります。頭蓋内圧亢進時には副交感神経(迷走神経)が刺激されて徐脈になる(?)かと思うのですが、黄疸になるとなぜ徐脈になるかの機序がネットで調べても分かりません。 黄疸になると副交感神経(迷走神経)が興奮するのでしょうか?もしそうならなぜその因果関係・機序は・・・?。 黄疸とか頭蓋内圧亢進がなぜ徐脈になるか簡単に機序をお教えいただけるとありがたいです。
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ご質問のお答えになってるかどうか分かりませんが、確かに「内科診断学」(金芳堂)などにも徐脈を来す疾患として「黄疸のあるとき」が列挙されています。しかし臨床の現場で「黄疸」があるから徐脈だ!といったようなことは聞いたことがないですね。 医中誌で「黄疸」「徐脈」で検索してみましたが0件でした。また、Pub Med でjaundiceとbradycardiaで検索すると27件ほど引っかかります。そのうちの一つに洞性徐脈と閉塞性黄疸について、胆汁酸の濃度を用いた研究が書かれていますが、結果として無関係だと記されています。 黄疸→徐脈というよりは、黄疸が症状として出てくるほどの全身状態では経験上徐脈になる場合が多いといったようなことから「黄疸のあるとき」などの表現で記されてきたのではないでしょうか。 後は専門家(循環器)のご意見をお待ちするしかないですね。答えになってなくてごめんなさい。
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- inoge
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頭蓋内圧亢進による徐脈は延髄に圧迫があるような高度な圧亢進臨床的終末期にみられます。ちょっと水頭症や脳腫瘍がある程度ではみられません。よって臨床的重要性は高くありません。 むしろ軽度な上昇の場合、開頭や脳室穿刺など圧が瞬間的に下がる際に迷走神経反射による一過性の血圧低下と徐脈が生じます。(経動脈圧受容器によると思います)脳外科や麻酔科にはたいへん重要な事項です。 黄疸と徐脈の関連性を否定してる論文はこれですな↓ 質問文にある記述は大昔の先生の印象によるもののような気がします
- 参考URL:
- http://www.ncbi.nlm.nih.gov/entrez/query.fcgi?cmd=Retrieve&db=PubMed&list_uids=6623241&dopt=Abstract
お礼
丁寧に有難うございました。学校の先生に聞いてもよく分からないとの事だったので。
お礼
丁寧に有難うございました。DCの方ですか?