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熱処理について
真空中でステンレス系金属同士が接触したまま加熱するとくっついて出てくるのはどうしてなんでしょう? 先輩は真空蒸着したからと言っていましたが、真空蒸着でなぜくっついてしまうのかよくわかりません、回答お願いします。
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もし真空蒸着が起きているとしますと、接触部分の隙間を、蒸着によって生じた金属層が埋める訳ですから、くっついてしまう事も有り得るかと思います。 しかし、SUSの真空蒸着が起きるためにはかなりの高温に加熱する必要がありますから、SUSが融ける程の高温になっている訳でもないのに、真空蒸着が起きるのかどうかは疑問に思います。 【参考URL】 真空蒸着法 (物理情報第三実験: 馬場研究室) http://surf.ml.seikei.ac.jp/~nakano/doc/EXP3resume.pdf どちらかと言いますと、真空蒸着ではなく、焼結が起きているのではないかと思います。 焼結は工業的には、セラミックの様に、粉末を原料にして成形する場合が主な用途ですが、別に粉末ではない場合でも生じる現象です。 【参考URL】 焼結 - Wikipedia http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%84%BC%E7%B5%90 その他の可能性としては、真空接合が起きている可能性も無いとは言えませんが、SUSの場合は、その表面がクロムの酸化皮膜で被われていて、その皮膜を除去している様子も無い様ですから、多分、真空接合が起きている訳では無いと思います。 【参考URL】 ボンドテック > テクノロジー http://www.bondtech.co.jp/technology.html
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材料をしっかり脱脂洗浄しておけばくっつくことは防げるのではないでしょうか。 大方の場合表面の洗浄が不完全で、(マルテンサイト系の材料にはついている)防錆のための油脂成分の残渣が、重なった部分で固着してくっつくことがあったと記憶しています。 ご参考になれば。
お礼
回答ありがとうございます。 油脂成分があると固着してしまうのですか。
お礼
回答ありがとうございます。 とても参考になるURLをありがとうございます。 なるほど「焼結」ですか、今度その方向で調べてみたいと思います。