- ベストアンサー
タッパーの素材
ポリプロピレンとポリエチレンの違いを詳しく教えて下さい! なぜタッパーのふたはポリエチレンで本体がポリプロピレンなのでしょうか? どっちも一緒じゃ駄目なんですか?^^ ポリプロピレンかポリエチレン、値段が変わってくるんですか?
- みんなの回答 (1)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
「ポリプロピレン」と「ポリエチレン」の共通点としては、 ・どちらも、炭素と水素からなる高分子である石油化学製品です。 ・熱で溶融し、成形が可能です。 ・耐熱性は高くないです。 ・良く燃えます。 ・比重が水より小さいので、水に浮きます。 ・絶縁体です。 ・誘電率が低いので、電子レンジで発熱しません。 ・吸水率は低いです。 ・無色であり、無味、無臭、無毒です。 逆に相違点としては、 ・融点は「ポリプロピレン」の方が高いです。 ・熱変形温度も「ポリプロピレン」の方が高いです。 ・常用温度も「ポリプロピレン」の方が高いです。又、「ポリエチレン」は水の沸騰温度(100℃)に耐えられませんが、「ポリプロピレン」は耐えるので電子レンジにも使えます。 (誘電率が低いので、「ポリエチレン」を電子レンジに入れても発熱はしませんが・・・。) ・「ポリプロピレン」は硬く、「ポリエチレン」は軟らかいです。 (この特性の為、本体とフタで使い分けているのでしょうね。) ・「ポリプロピレン」は完全な光沢性の無色透明フィルムが出来ますが、「ポリエチレン」は白濁した物しかありません。 ・「ポリプロピレン」は耐候性が「ポリエチレン」よりかなり低いです。その為に酸素、塩素やオゾンなどにより酸化されやすく、紫外線劣化が問題となる事があります。(添加剤がより必要になります。)
お礼
ありがとうございます! 完ぺきです。